全豪オープン男子シングルス準々決勝で、錦織圭はジョコビッチに完敗!
王者ジョコビッチに叩きのめされたというよりは、イージーミスによる自滅。隙の見えた第1
セットで主導権を握れなかったことが勝負の別れめだったのではないのでしょうか。
出典:http://news.livedoor.com/
王者ジョコビッチってどれくらい強いの?
目下、男子テニスでは世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手。
世界で名だたるテニスプレイヤーが並ぶ中で、
2位を大きく引き離すダントツの1位となっています。
他を圧倒するその強さはまさに世界最強のテニスプレイヤーといえるでしょう。
テニス男子世界ランキング
順位 | 選手 |
1位 | ノバク・ジョコビッチ |
2位 | アンディ・マリー |
3位 | ロジャー・フェデラー |
4位 | スタン・ワウリンカ |
5位 | ラファエル・ナダル |
6位 | ダビド・フェレール |
7位 | 錦織 圭 |
8位 | トマーシュ・ベルディハ |
9位 | ジョーウィルフリード・ツォンガ |
10位 | リシャール・ガスケ |
2016年2月現在
テニスには4大大会と呼ばれるものがあります。
全豪、全米、全仏、そしてウィンブルドンが該当しますが、
ジョコビッチ選手は2008年に全豪オープンを制し、
自身初の4大大会での優勝を果たしました。
その後も、全豪オープンでは史上最多タイの通算6度の制覇、
ウィンブルドンも3度、全米オープンも2度の優勝を飾りました。
特に2011年と2015年は4大大会のうち3大会を制覇しています。
4大大会でもこれだけの優勝回数を誇っており、
これもまた強さを証明するものといえるでしょう。
錦織圭とジョコビッチとの対戦成績は?
2006年1月に行われた全豪オープンで、
錦織圭選手はジョコビッチ選手に0−3のストレートで敗れてしまいました。
世界王者を相手に、錦織圭選手はサービスエースを多く奪うものの、
ミスも目立ちました。
一方でジョコビッチ選手は球際の強さを発揮するだけでなく、
コーナーを突く華麗なショットでポイントを積み重ねました。
そんな錦織圭選手とジョコビッチ選手の対戦は、今回を含めて8度。
最初の対戦は2010年の全仏オープン2回戦で、ジョコビッチ選手の圧勝でした。
しかし、2011年、スイス・インドアの準決勝で錦織圭選手が大金星を挙げると、
2014年、全米オープンの準決勝で再び錦織圭選手が勝利を手繰り寄せました。
ところが、この勝利以降、ジョコビッチ選手の強さに圧倒され、
現時点で対戦成績は錦織圭選手の2勝6敗となっています。
ジョコビッチ強さの秘訣・誰がジョコビッチを止められるのか!?
ジョコビッチ選手はなぜ強いのか…
それは、やはり強靭な下半身があるからこそ成しえる驚異的な切り返しでしょう。
左右に振られても、ボールに追いつく俊敏さ、
そしてボールを捉えるときにはしっかり地に足をつけて強烈な球を返す安定感。
そして、コーナーへ打ち返す絶妙なコントロールとテクニック。
これこそがジョコビッチ選手の強さなのです。
無敵ともいえるジョコビッチ選手を止められるとすれば、
過去の対戦成績が23勝22敗とほぼ互角の戦いを見せている
ロジャー・フェデラー選手が筆頭でしょうか。
また、ジョコビッチ選手が一度も制覇したことがない
全仏オープンでは脅威の強さを見せ、ジョコビッチ選手との戦いでは23勝23敗と、
まさしくがっぷり四つのラファエル・ナダル選手も、
ジョコビッチ選手を止められる選手の1人と考えられます。
まとめ
向かうところ敵はなし…全豪オープンの優勝で、
さらにランキングトップの座を確固たるものにしているジョコビッチ選手。
ぶっちぎりの1位で、その技術には目を見張るものがあります。
その一方で、その地位を脅かすような選手が出てくるのもまた、
男子テニスの楽しみでもあります。
錦織圭選手にとっても、4大大会制覇のためには、
この大きな壁を打ち破ることが必要になってきます。