2016選抜高校野球 大会5日目の3月24日(木)第1試合9:00
試合結果 東海大甲府(山梨)1 – 5 創志学園(岡山)
学校名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
創志学園 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 9 | 2 |
東海大甲府 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 1 |
以下、試合前の見どころ・分析記事です。
センバツ出場は25年ぶりとなる東海大甲府(山梨)と
「松坂2世」こと高田萌生(たかだ ほうせい)(3年)擁する創志学園(岡山)
が激突します。
1回戦屈指の好カードを分析してみました。
出典:http://www.asahi.com/
東海大甲府の甲子園成績・注目選手
山梨県では野球の名門である東海大甲府高。
夏の高校野球では13回の出場を果たし、
昨年も出場していますが、春の選抜は意外にも1991年以来、
実に25年ぶり5度目となります。
しかし過去4度の選抜出場のうち、
2度は準決勝まで進出しており、
選抜には相性の良さを持っています。
春夏あわせて通算28勝、春は8勝4敗となっています。
東海大甲府高の新チームには投手に二枚看板がいます。
1人目は菊池大輝投手。
最速146キロという高校球界でも屈指の球威とスライダーを
武器にする豪腕タイプの投手です。
出典:http://www.sankei.com/
東海大甲府・菊池大輝投手
右投右打 180センチ83キロ
一方でもう1人の松葉行人投手は
ストレートはけして速くはないものの、
抜群のコントロールで相手打者を打たせて取る技巧派です。
出典:http://www.asahi.com/
東海大甲府・松葉行人投手
右投左打 176センチ69キロ
野手ではリードオフマンで
5割を超える打率を誇る萩原杏磨選手。
出典:http://www.nikkansports.com/
東海大甲府・萩原杏磨選手
右投左打 176センチ68キロ
プロも注目する打撃センス抜群でクリーンアップを担う福武修選手。
ポジションは主にショート。
昨夏の高校野球では甲子園にも出場し、1年生ながら13打数6安打で、
巧みなバッティングも披露しました。
一冬過ぎて、その打撃がどこまで進化しているか注目です。
出典:http://www.asahi.com/
東海大甲府・福武修選手
右投左打 176センチ66キロ
そしてチームの主軸である4番を任されている松岡隼祐選手は
パワーと勝負強さを兼ね備えています。
出典:http://www.hb-nippon.com/
東海大甲府・松葉行人選手
右投左打 180センチ87キロ
投手ともに高いレベルの選手がバランスよく揃っているのが東海大甲府高です。
創志学園の成績・スタメン注目選手
岡山・創志学園高は夏の高校野球の出場経験はなく、
春も2011年にわずか1度出場したのみで、
その時は初戦で北海道の高校野球常連校である
北海高校に接戦の末に1-2で敗れました。
しかし、昨年秋の中国大会では決勝で山口・南陽工高を12-1で圧倒し、
5年ぶりの2度目の選抜出場を決めました。
甲子園出場経験がごく少ない高校ではありますが、
昨年の夏は岡山大会で決勝まで進むなど、
今や成長株で注目されている高校です。
そんな創志学園高の中心的存在なのが、
エースの高田萌生投手。
今大会では屈指の右腕で球速はMAX150キロを誇ります。
中国大会ではすべての試合で完投しており、
まさにチームの屋台骨を担っていると言っていいでしょう。
出典:http://www.sanspo.com/
創志学園・高田萌生投手
右投右打 178センチ72キロ
詳しくはこちらで高田萌生投手を紹介しています。
高田投手ばかりが目立っていますが、
野手ではシュアな打撃と俊足が武器で、
ショートを守っている北川大貴選手。
出典:http://www.sanspo.com/
創志学園・北川大貴選手
右投左打 176センチ62キロ
リードオフマンとして長打力もあり、
いきなりチャンスを作れる打者として注目される
難波侑平選手らが注目されます。
出典:http://mainichi.jp/
創志学園・難波侑平選手
右投左打 178センチ72キロ
見どころ・勝敗予想
東海大甲府高は投手の二枚看板が、
野手もそれぞれがそれぞれの役割を
しっかりこなしているという印象のあるチームです。
一方で創志学園高はエース・高田投手の出来がすべてと言う印象はありますが、
中国大会では4試合すべてで5点以上を奪った打線の
破壊力もけして見逃すことは出来ません。
好投手・高田投手を援護できる環境があるという点で、
強さは十分にあります。
ただ、いくら高田投手が好投手とはいえ、
第1回戦だからこそ立ち上がりは不安があるでしょう。
全体的なバランス、
そして打線に厚みがある東海大甲府高が有利ではないでしょうか。