2016選抜高校野球 大会3日目の3月22日(火)第2試合11:30~
試合結果 東邦(愛知) 6 – 0 関東一(東京)
学校名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
関東一 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
東邦 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 | X | 6 | 14 | 1 |
以下、試合前の見どころ・分析記事です。
選抜最多5度目の優勝を目指す東邦(愛知)と
2年ぶり6回目の出場となる関東一が対戦!
1回戦屈指の好カードを分析してみました。
出典:http://www.asahi.com/
東邦の甲子園成績・注目選手
夏の高校野球では16度の出場で、最高成績は準優勝ですが、
春の選抜では何と28回の出場で、最近では1989年など、
実に4度の優勝を決めている愛知・東邦高。
選抜に強い高校の1つでもある東邦高ですが、
今回の出場は意外にも11年ぶり。
夏は17勝16敗ですが、
春は50勝23敗と強さを誇る東邦高が選抜の舞台に復活することになりました。
そんな東邦高の中心選手といえば、
プロ野球のスカウトからも熱い視線を送られている藤嶋健人投手でしょう。
エースで4番ですから、
まさに藤嶋選手が東邦高を投打にわたって引っ張っているといっても過言ではありません。
投げてはMAX146キロ、
打っては高校通算37本塁打のパンチ力ある右のスラッガーです。
出典:http://www.sankei.com/
東邦・藤嶋健人投手
右投右打 175センチ77キロ
詳しくはこちらで藤嶋健人投手を紹介しています。
そして、4番・藤嶋選手の後を支えているのが、
主にライトを守る松山仁彦選手。
藤嶋選手が右のスラッガーなら、
松山選手は左のスラッガー。
秋季東海大会の決勝、三重・いなべ総合高との試合では
3安打6打点とその打棒が爆発しました。
出典:http://www.koukokusha.net/
東邦・松山仁彦選手
左投左打 177センチ73キロ
関東一の甲子園成績・注目選手
選抜の出場は2年ぶり6回目となった関東一高。
関東一高といえば、
昨年の夏の高校野球ではオコエ瑠偉選手(2015年東北楽天ドラフト1位)が
一気に注目を集めたことは記憶に新しいところです。
夏は6度、春の選抜も6度目の出場で、春夏通算19勝。
選抜に限ってみれば、1987年に決勝まで進んだものの、
決勝戦で大阪・PL学園高に1-7で敗れ、準優勝となった経緯があります。
関東一高はエースと呼ばれるほど確固たる存在の投手はいないものの、
3人の投手の継投で勝利を積み重ねてきました。
身長は169cmと小柄ながら、
コントロールで勝負をする右腕の河合海斗投手。
ストレートは135キロ。
カーブ、カットボール、チェンジアップと持ち球豊富。
出典:http://mainichi.jp/koshien/
関東一・河合海斗投手
右投右打 169センチ70キロ
チームの4番で右のスラッガーでもあり、
投げては長身から角度ある球を投げ込む竹井丈人投手。
関東一が誇る投打の要の“二刀流”でストレートは最速141キロ。
出典:http://ameblo.jp/
関東一・竹井丈人投手
右投右打 181センチ89キロ
そして技巧的な投球が魅力で、
3本柱では唯一の左腕である佐藤奨真投手。
唯一の左投げで、右打者のインコースを攻めるのが得意。
最速135キロのストレートに加え、
スライダーにもキレがありカーブ、チェンジアップと多彩です。
この3本柱により継投が注目されます。
出典:http://mainichi.jp/koshien/
関東一・佐藤奨真投手
左投左打 175センチ68キロ
見どころは 勝敗予想
投手力が高いチームほど優位なのが選抜。
そうなると、プロでも注目される逸材である藤嶋健人投手を擁する東邦高が有利でしょうか。
チームの屋台骨である藤嶋投手に加え、
打線ではその後を打つ松山選手の存在も大きく、
このクリーンアップは破壊力抜群です。
打線が機能し、藤嶋投手が持ち味を発揮すれば、
やはり東邦高が大きく有利になってくるでしょう。
一方で関東一高は強力打線の東邦高をいかに3本柱の個性を
うまく活用しながら交わしていくかというのがカギとなるでしょう。
失点を最小限に抑え、勝機を見出していければ、勝利の可能性はあります。