出典:http://headlines.yahoo.co.jp/
角中 勝也(かくなか かつや)
生年月日 | 1987年5月25日(29歳) |
出身地 | 石川県七尾市 |
身長 | 180cm |
体重 | 85kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投左打 |
プロ入り | 2006年 大学生・社会人ドラフト7 |
千葉ロッテのクリーンアップとして欠かせない存在となっている角中勝也選手。
実は2006年の大学生・社会人ドラフトで7位という下位指名での入団でした。
しかも当時の所属は四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグス。
プロ6年目の2012年には独立リーグ出身選手では初めての首位打者を獲得し、
強打者の仲間入りを果たした角中勝也選手は「終身名誉育成出身」なんだとか。
過去の経歴からそう呼ばれる所以を探ってみましょう。
角中勝也選手のプロフィール、年度別成績、年俸推移
2006年 (19歳) ドラフト7位 契約金500万
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 年俸 |
2007年(20) | 9 | .235 | 2 | 0 | 0 | 450万→550万 |
2008年(21) | 10 | .111 | 1 | 1 | 0 | 600万 |
2009年(22) | 10 | .167 | 1 | 0 | 1 | 650万 |
2010年(23) | 13 | .000 | 0 | 0 | 0 | 700万 |
2011年(24) | 51 | .266 | 10 | 0 | 2 | 1000万 |
2012年(25) | 128 | .312 | 61 | 3 | 8 | 4200万 |
2013年(26) | 125 | .288 | 43 | 5 | 10 | 5000万 |
2014年(27) | 133 | .277 | 57 | 8 | 9 | 7100万 |
2015年(28) | 111 | .293 | 52 | 6 | 8 | 8000万 |
通算:9年 | 590 | .285 | 227 | 23 | 38 | 2億8250万 |
*タイトル: 首位打者:1回 (2012年)
身長 180 cm
体重 85 kg
角中勝也選手は1987年5月25日生まれで、
石川県の能登半島にある七尾市の出身です。
お父さんは絶対に子どもをプロ野球選手にしたいと、
小さな頃から野球をさせました。
高校は同じく能登半島の輪島市にある日本航空第二高校。
しかし、甲子園に出場することは出来ず、
特段目立つような活躍ぶりもありませんでした。
高校卒業後に角中勝也選手が選んだ道は、四国アイランドリーグへの入団。
高知ファイティングドッグスに入団し、パンチ力のある打撃とミートセンスで、
首脳陣からも一目置かれる存在となり、
プロスカウトの視線も徐々に注がれるようになりました。
そして、独立リーグの高卒ルーキーは、打率.253という数字ではありましたが、
その将来性を見込んだ千葉ロッテが2006年の大学・社会人ドラフト7位で指名し、
入団することとなったのです。
大学・社会人ドラフトと言えば、
即戦力選手が指名されるのが通常ですが、角中勝也選手は入団当初19歳。
立場としては高卒ルーキーと変わらないものでした。
プロ5年目の2011年に51試合に出場し、徐々に1軍に定着すると、
2012年には一気に、打率.312で首位打者を獲得し、
しかもベストナインまで獲得。
チームに欠かせないレギュラーにまで成長を遂げました。
独立リーグ出身選手では、首位打者獲得は史上初の快挙となったのです。
今なお、千葉ロッテの打線の中心選手として活躍しています。
角中勝也の終身名誉育成出身とは!?
よく角中勝也選手を「終身名誉育成出身」と呼んだりもします。
確かに、独立リーグを経験し、わずか月収13万円の給料から、
今の千葉ロッテの主力選手の地位を獲得したわけで、
そこに至るまでは涙ぐましい努力もあったことでしょう。
「終身名誉育成出身」といえば、
巨人のタフネス左腕・山口鉄也投手も代表格の1人として挙げられますが、
実は角中勝也選手は「終身名誉育成出身」ではないのです。
そもそも、角中勝也選手は先述の通り、
2006年の大学・社会人ドラフト7位で指名されて、入団当初から支配下選手でした。
育成選手の経験がないため、「終身名誉育成出身」ではありません。
「独立リーグ出身」と聞くと、確かに育成ドラフトで指名される選手のほうが
圧倒的に多いため、「独立リーグ=育成選手」というイメージが定着しているでしょう。
それが角中勝也選手が「終身名誉育成出身」と呼ばれる所以なのですが、
実はそれは大きな間違いなのです。