スコット・マシソン
生年月日 | 1984年2月27日(32歳) |
出身地 | カナダ |
身長 | 191cm |
体重 | 104kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投左打 |
NLB入り | 2012年4月〜 |
来日5年目のシーズンとなっている巨人・マシソン投手。
主にチームの中継ぎとして、巨人には欠かせない戦力となっています。
リリーフとして登板した試合が勝ち越すケースも多く、気がつけば現在チームトップの7勝に!
そんなマシソン投手とはどのような投手なのか?
なぜ5年目を迎えられるほど巨人にとって重宝される投手なのか、様々な角度からチェックしてました。
マシソン投手のプロフィール・経歴は?
カナダ・バンクーバー出身で今年32歳のマシソン投手は、2002年のメジャーリーグのドラフト会議でフィリーズから17巡目に指名され、プロへの道に足を踏み入れました。
2006年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のカナダ代表に選ばれ、またメジャーデビューを果たし、初勝利をマーク。
マシソン投手にとってはプロとして大きく飛躍した年でもありましたが、シーズン終盤に右ひじを痛め、トミー・ジョン手術を受けた激動の年でもありました。
これを含め、過去に2度のトミー・ジョン手術を受けていますが、2A、3Aで実績を残し、2012年に巨人に入団することになったのです。
非常に真面目な性格で、日本の野球に溶け込もうと必死だったようで、外国人投手は行わないとされる投げ込みを行うなど、「郷に入りては郷に従え」の精神で努力を重ねた結果、当初は課題だったコントロール面も安定。
巨人入団後は160キロのストレートを投げ込み、しかも、中継ぎ、抑えと巨人の救援陣の中心選手となっています。
NPB年度別投手成績
年度 | 登板 | 防御率 | 勝敗 | 投球回 | 三振 | 年俸 |
2012年(28) | 40 | 1.71 | 2勝10s8H | 42.0 | 48 | 7800万 |
2013年(29) | 63 | 1.03 | 2勝2敗40H | 61.0 | 77 | 7800万 |
2014年(30) | 64 | 3.58 | 6勝6敗30s8H | 65.1 | 75 | 1億5000万 |
2015年(31) | 63 | 2.62 | 3勝8敗2s28H | 58.1 | 55 | 1億5000万 |
2016年(32)7/27 | 44 | 2.94 | 7勝2敗1s23H | 52.0 | 68 | 1億8500万 |
通算:5年 | 274 | 2.42 | 20勝18敗43s107H | 278.2 | 323 | 3000万 |
タイトル:最優秀中継ぎ投手:1回 (2013年)
マシソン投手の乱闘エピソード・じゃねーかとは?
マシソン投手といえば、「マシソンじゃねーかwwwww」というフレーズをインターネットで目にしたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
これはそもそも「マジじゃねーか」をもじったもので、マシソン投手が来日した頃から使われ始めたと言われています。
あまりマシソン投手とは直接関係のないエピソードではありますが…。
また、マシソン投手といえば乱闘を思い浮かべる方も多いでしょう。
頻繁に乱闘するような選手ではありませんが、2014年4月16日のヤクルト戦でバレンティン選手に一発を浴びたことで、言い争いになり、互いのベンチから選手が飛び出してくる乱闘になったことも…。
さらに、最近では日米通算での最多安打記録を達成したイチロー選手を批判する、大リーグ最多安打記録保持者、ピート・ローズ氏に対して皮肉のコメントを残したことも有名です。
というのも、マシソン投手にとってイチロー選手は憧れの存在。
そんなイチロー選手の記録を批判するピート・ローズ氏が許せなかったのでしょう。
それだけマシソン投手は野球に対して真面目で熱い投手なのです。
ピート・ローズ
生年月日 | 1941年4月14日(75歳) |
出身地 | アメリカ合衆国オハイオ州 |
身長 | 180cm |
体重 | 90kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投両打 |
通算成績 | 安4256 率.303 本160 点1314 |
2016年6月18日
【イチロー安打論争】助っ人勢が反発「ローズよ黙れ!」
フィリーズ時代にメジャーを経験し、来日5年目となるマシソンは、さらに熱烈な“イチロー信者”だ。「彼は歴史上で最も優れたバッターだよ。メジャーの記 録には残らないかもしれないけれど、オールタイムでベストプレーヤーだ」と大絶賛。一方で、日本球界のレベルを知る選手として、ローズ氏のコメントには 黙っていられなかった。
「彼は『日本の野球はハイスクールレベル』って言っていたらしいね」と切り出すと「もちろん、ピート・ローズもグレートプレーヤーだし、僕もリスペクトし ている。でも今回の彼に関しては、ファンやメディアも含めて誰も支持していないんじゃない? 確かにメジャーとNPBは違うけれど、どちらも高いレベルの リーグであることは間違いないんだ」と反論。最後には「ひとつ言えるのは、イチローは世界中で愛されていて、アメリカでも日本でも100%、殿堂入りする 選手だということ。じゃあ、ピート・ローズはどうなんだい?」と、監督在任中の野球賭博により1989年に永久追放処分を受けている同氏へ強烈な皮肉を見 舞った。
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/
マシソン投手の家族・嫁・親交の深い人はどんな人?
マシソン投手はすでに夫人と結婚されており、男の子、女の子のお子さんが1人ずついます。
実は家族は日本で暮らしているだけでなく、奥さんはお子さんを都内の病院で出産しています。
外国人選手の奥さんが出産となると、多くの場合、帰国します。
しかし、マシソン投手の奥さんの場合、異国で産んで育てることで受け入れなれると考え、日本での出産を選んだのです。
マシソン投手が日本での生活に馴染めたのは奥さんの日本で受け入れられたいという強い気持ちだったようです。
まさに内助の功によって、マシソン投手は5年目の今季も日本で充実したプレーを見せているのです。
ちなみに横浜DeNAに在籍しているザガースキー投手とは、フィリーズで一緒にプレーした親友です。なかなかのインパクトあるキャラクターです。
昨年は広島に在籍していたザガースキー投手ですが奥さんも日本で出産しています。
これもまた親友同士、手助けしあっているということなのかもしれませんね。
マイク・ザガースキー
生年月日 | 1983年1月27日(33歳) |
出身地 | アメリカ合衆国ネブラスカ州 |
身長 | 183cm |
体重 | 109kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 左投左打 |
今季成績 7/28 | 登23 3勝2H 投25.2 振23 防4.21 |
マシソン投手の評価・実力は?
近年の巨人の助っ人中継ぎ投手を振り返ってみると、他球団で活躍した選手も目立ちます。
2004年から2年間巨人でプレーしたシコースキー投手、2008年から3年間プレーしたクルーン投手らが挙げられます。
ブライアン・シコースキー
生年月日 | 1974年7月27日(42歳) |
出身地 | アメリカ合衆国ミシガン州 |
身長 | 185cm |
体重 | 97kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
NBP入り | 2004年巨人〜 |
NPB通算10年 | 登438 37勝34敗58s54H 投606.2 振598 防3.10 |
特にクルーン投手の剛速球は日本中のプロ野球ファンの視線を釘付けにしました。
マーク・クルーン
生年月日 | 1973年4月2日(43歳) |
出身地 | アメリカ合衆国ニューヨーク州 |
身長 | 188cm |
体重 | 86kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
NBP入り | 2005年横浜〜 |
NPB通算6年 | 登304 14勝18敗177s19H 投305.1 振417 防2.68 |
彼らに比べてマシソン投手は、確かに過去に2度のトミー・ジョン手術を受けていると言う不安要素はありますが、負けず劣らずの剛速球を投げ込みます。
しかも、ここ3年間は60試合以上に投げており、セットアッパーも中継ぎも出来ると言う柔軟性があります。
さらに来日当初はまだ28歳と若く、大リーグ経験も浅かったことから、日本野球にしっかり馴染んでいるというのも大きなプラス要素でしょう。
来日5年目でもまだ32歳。
まだまだ日本で末永く活躍できる投手といえるのではないでしょうか。