クラーク国際 (北北海道) |
3
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ー |
5
|
聖光学院 (福島) |
第11日 8月17日(水)三回戦 8:00〜
東邦 (愛知) |
2
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ー |
5
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聖光学院 (福島) |
第12日 8月18日(木)準々決勝 13:00〜
聖光学院 (福島) |
3
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ー |
7
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北海 (南北海道) |
聖光学院といえば県内では敵なしと言われるほどの強さを誇ってきたチームです。
10年連続での甲子園出場などはその最たるものではないでしょうか?
そこで、今回は聖光学院が県内で無類の強さを誇る理由や甲子園での実績等をご紹介させていただきますね!
10年連続甲子園出場!福島県内でなぜここまで強いのか?
県予選は甲子園本戦と比較した時、レベルが下がるのは確かなのですが、それでも10年連続で出場するのは容易な事ではありません。
聖光学院が戦う福島県の県予選では聖光の戦力が他のチームに比べると突出していることがまず、理由として挙げられます。
その実績から福島県内の有力選手たちが集中することもそうですが、全国から有力選手が集まってくることによって戦力の増強が可能となったことも理由の一つではあるでしょう。
10年連続の出場ということで甲子園の常連校として今では名高い聖光学院高校。
昔はそうではなく、2001年に甲子園初出場を決めた際、その初戦で20-0という屈辱的な敗戦を経験しています。
全国との実力の開きを痛感したことがその後のチーム強化への意識改革に繋がっているとされています。
その件をきっかけにして現在の10年連続の出場と いう快挙が成されたというわけですね!
このように意識の変化と有力選手が集まってくる状況の2つが常勝の要因として挙げられるのではないでしょうか?
勝利に対する貪欲さが今の強さの原動力となっているわけですね!
聖光学院高校(福島県)10年連続13度目
監督 | 斎藤智也 |
部員数 | 133名 |
所在地 | 福島県伊達市六角3 |
チーム打率 県予選 | .333 |
総得点 県予選 | 39 |
総失点 県予選 | 15 |
また福島県内で圧倒的強さを誇る聖光学院ですが同県内で対抗できる有力高校の存在が気になるところです。
今年の県予選では春の県王者でもある光南高校が決勝で一点差まで詰め寄る等、聖光学院を苦しめたこと。
4回戦で6-5と健闘した喜多方高校を見る限り、結果として10連覇は成し遂げましたが、一強状態とは言えません。
他の高校にも付け入る隙は十分にあると言っていいでしょう!
福島県予選戦績
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
二回戦 | 大沼 | ○ | 10-0 |
三回戦 | いわき総合 | ○ | 4-0 |
四回戦 | 喜多方 | ○ | 6-5 |
準々決勝 | 小高工 | ○ | 6-2 |
準決勝 | 日大東北 | ○ | 7-3 |
決勝 | 光南 | ○ | 6-5 |
2016夏出場メンバー
背番号 | 選手 | 学年 | 身長・体重 | 打投 |
1 | 鈴木 拓人 | 3年 | 176・75 | 左左 |
2 | 門井 泰寿 | 3年 | 175・74 | 右右 |
3 | 磯辺 伶也 | 3年 | 176・71 | 右右 |
4 | 小泉 徹平 | 2年 | 173・67 | 右左 |
5 主将 | 松本 康希 | 3年 | 168・70 | 右右 |
6 | 瀬川 航騎 | 2年 | 172・68 | 右右 |
7 | 鎌倉 誠 | 3年 | 179・87 | 右右 |
8 | 鈴木 駿輔 | 3年 | 182・75 | 右右 |
9 | 加納 皐 | 3年 | 180・73 | 左左 |
10 | 三浦 皓佑 | 3年 | 179・82 | 右右 |
11 | 堀田 陸斗 | 2年 | 175・71 | 右右 |
12 | 佐藤 晃一 | 2年 | 173・73 | 右右 |
13 | 西川 将也 | 3年 | 185・93 | 右右 |
14 | 渡辺 翼 | 3年 | 160・59 | 右左 |
15 | 佐藤 駿矢 | 3年 | 174・66 | 右左 |
16 | 中屋 大輔 | 3年 | 169・69 | 右左 |
17 | 曽和 大輔 | 3年 | 170・68 | 右左 |
18 | 斎藤 郁也 | 2年 | 173・67 | 右左 |
聖光学院の甲子園での実績は?
聖光学院の甲子園での実績はベスト8が3回、ベスト16が2回となっており、常連校ではあるものの、強豪とは呼べないといったレベルですね。
予選と本戦が違うのは当たり前ですが、県予選で勝って当たり前という意識を持ってしまった事で、その後の甲子園で勝つという明確な目標を抱くことができていないことも今一つ、甲子園で実績を残すことができていない要因なのではないでしょうか?
甲子園で優勝を狙えるチームは予選の頃から内容にこだわるものです。
必然的に意識やモチベーションも高くなります。
ですが、勝つことが当たり前になっているとどうしてもモチベーションの維持が困難ですから、チーム力の向上は当然のこととして、予選の頃から甲子園で勝つという明確な目標を持って試合に臨むことが今以上の成績を出していくためには 必要だと思いますね!
また、同県他チームの甲子園での実績についてもご紹介しておくと近年では聖光学院が10連覇を成し遂げる前の06年には光南高校が、 02、03年は日大東北が甲子園への切符を手にしています。
特に日大東北は聖光学院が台頭してくる前までは福島県の代表として出場することが多くありました。
甲子園の実績という面で見ると春2回、夏1回出場した経歴を持つ光南が聖光の対抗馬としての本命になってくるかと思います。
聖光学院 甲子園通算戦績
大会 | 回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
2001年夏 | 1回戦 | 明豊 | ● | 0-20 |
2004年夏 | 1回戦 | 鳥取商 | ○ | 6-0 |
2回戦 | 市和歌山商 | ○ | 8-4 | |
3回戦 | 東海大甲府 | ● | 8-9 | |
2005年夏 | 1回戦 | 佐賀商 | ○ | 11-0 |
2回戦 | 桐光学園 | ● | 2-3 | |
2007年春 | 1回戦 | 市川 | ● | 2-4 |
2007年夏 | 1回戦 | 岩国 | ○ | 11-7 |
2回戦 | 青森山田 | ○ | 6-4 | |
3回戦 | 広陵 | ● | 2-8 | |
2008年春 | 2回戦 | 沖縄尚学 | ● | 0-1 |
2008年夏 | 2回戦 | 加古川北 | ○ | 9-2 |
3回戦 | 市岐阜商 | ○ | 5-2 | |
準々決勝 | 横浜 | ● | 1-15 | |
2009年夏 | 2回戦 | PL学園 | ● | 3-6 |
2010年夏 | 2回戦 | 広陵 | ○ | 1-0 |
3回戦 | 履正社 | ○ | 5-2 | |
準々決勝 | 興南 | ● | 3-10 | |
2011年夏 | 1回戦 | 日南学園 | ○ | 延長10回 5-4 |
2回戦 | 金沢 | ● | 2-4 | |
2012年春 | 1回戦 | 鳥羽 | ○ | 2-0 |
2回戦 | 横浜 | ● | 1-7 | |
2012年夏 | 1回戦 | 日大三 | ○ | 2-1 |
2回戦 | 浦和学院 | ● | 4-11 | |
2013年春 | 2回戦 | 益田翔陽 | ○ | 8-0 |
3回戦 | 鳴門 | ○ | 4-3 | |
準々決勝 | 敦賀気比 | ● | 3-9 | |
2013年夏 | 1回戦 | 愛工大名電 | ○ | 4-3 |
2回戦 | 福井商 | ● | 1-2 | |
2014年夏 | 1回戦 | 神戸国際大付 | ○ | 2-1 |
2回戦 | 佐久長聖 | ○ | 4-2 | |
3回戦 | 近江 | ○ | 2-1 | |
準々決勝 | 日本文理 | ● | 1-5 | |
2015年夏 | 2回戦 | 東海大相模 | ● | 1-6 |
2016年夏 | 2回戦 | クラーク国際 | ○ | 5-3 |
3回戦 | 東邦 | ○ | 5-2 | |
準々決勝 | 北海 | ● | 3-7 |
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 4回 | 3勝4敗 | 0 | 0 | 0 |
夏の選手権 | 13回 | 17勝13敗 | 0 | 0 | 0 |
甲子園通算 | 17回 | 20勝17敗 | 0 | 0 | 0 |
聖光学院の注目選手は?
聖光学院の中心選手はエースの鈴木拓人選手と瀬川航騎選手。
鈴木投手は140kmのストレートとチェンジアップやスライダーを駆使するコンビネーション で打ち取るタイプの投手です。
特徴なのは粘り強さを持っていることで、今年の県予選で2度の1点差ゲームを制することができた原動力の一人は間違いなくこの選手の力によるものでしょう!
甲子園でも持ち前の粘り強い投球に注目です!
鈴木 拓人(すずき たくと)
出身校 | 聖光学院(福島県) |
出身地 | 福島県会津若松市 |
身長 | 175cm |
体重 | 78kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 左投左打 |
球速 | MAX140km |
球種 | スライダー・カーブ・チェンジ |
瀬川航騎選手は今大会非常に調子が良く、22打数11安打6打点と県予選で はチームを引っ張る存在でした。
打線の中心でもあり、守備にも定評がある選手ですから、鈴木選手同様にチームには欠かせない存在です!
瀬川航騎(せがわ こうき)
出身校 | 聖光学院(福島県) |
出身地 | 福島県 |
身長 | 172cm |
体重 | 68kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投右打 |
備考 | 2年生 |
まとめ
以上、聖光学園についてでした。
県内では無類の強さを誇る聖光学院ですが、ご紹介した通り甲子園本戦での実績は最高でベスト8。
今大会はそのベスト8以上を狙っていきたいところでしょう!
初戦のクラーク戦で逆転勝ちという勢いに乗れる勝ち方をしましたので、この勢いで快進撃を期待したいと思います!