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日本プロ野球界で横浜DeNAのアレックス・ラミレス監督、
ヤクルト・巨人で活躍したロベルト・ペタジーニ選手、
シーズン55本塁打を放ったアレックス・カブレラ選手など、多くのベネズエラ出身選手が在籍しました。
WBCでも第2回大会ではベスト4に入る実力国です。
そんなベネズエラ代表は今年の優勝候補の1つとも。
そんなメンバーに注目してみましょう。
ベネズエラ代表 -チーム紹介
監督 | O.ビスケル | |
出場回数 | 4回 | |
世界ランキング | 7位 | |
過去成績 | 2006 2009 2012 |
2ラウンド敗退 ベスト4 1ラウンド敗退 |
ベネズエラ代表の注目投手は?
ベネズエラ代表で最も注目される投手といえば、メジャーリーグ・マリナーズに所属しているフェリックス・ヘルナンデス投手でしょう。
フェリックス・ヘルナンデス -シアトル・マリナーズ (2005 – )
生年月日 | 1986年4月8日(30歳) |
出身地 | ベネズエラ カラボボ州バレンシア |
身長 | 191cm |
体重 | 102kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
2010年に防御率2.27の成績でサイ・ヤング賞にも輝き、2014年にも防御率が驚異の2.14という数字で2度目の最優秀防御率のタイトルを獲得しました。
2008年から9 シーズンにわたって、シーズン200イニング以上を投げています。
過去には完全試合を達成したことも。
昨年は11勝にとどまったものの、その実力はベネズエラ代表でも屈指の投手です。
年度別投手成績 -フェリックス・ヘルナンデス ( シアトル・マリナーズ )
年度 | 登板/先発 | 防御率 | 勝敗 | 投球回 | 三振 | WHIP |
2012年(26) | 33(33) | 3.06 | 13勝9敗 | 232.0 | 223 | 1.14 |
2013年(27) | 31(31) | 3.04 | 12勝10敗 | 204.1 | 216 | 1.13 |
2014年(28) | 34(34) | 2.14 | 15勝6敗 | 236.0 | 248 | 0.92 |
2015年(29) | 31(31) | 3.53 | 18勝9敗 | 201.2 | 191 | 1.18 |
2016年(30) | 25(25) | 3.82 | 11勝8敗 | 153.1 | 122 | 1.32 |
メジャー通算 | 359(359) | 3.16 | 154勝109敗 | 2415.2 | 2364 | 1.18 |
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また、タイガースに所属しているフランシスコ・ロドリゲス投手も注目です。
クローザーとして、大リーグ通算430セーブをマーク。
2008年のエンゼルス時代にはシーズン62セーブという大リーグ記録を樹立しました。
次々と三振を奪っていくスタイルのピッチングは圧巻です。
フランシスコ・ロドリゲス -デトロイト・タイガース (2016 – )
生年月日 | 1982年1月7日(35歳) |
出身地 | ベネズエラ カラカス |
身長 | 183cm |
体重 | 88kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
年度別投手成績 -フランシスコ・ロドリゲスト ( デトロイト・タイガース )
年度 | 登板/先発 | 防御率 | 勝敗 | 投球回 | 三振 | WHIP |
2012年(30) | 78(0) | 4.38 | 2勝7敗3s32h | 72.0 | 72 | 1.33 |
2013年(31) | 48(0) | 2.70 | 3勝2敗10s5h | 46.2 | 54 | 1.20 |
2014年(32) | 69(0) | 3.04 | 5勝5敗44s | 68.0 | 73 | 0.99 |
2015年(33) | 60(0) | 2.21 | 1勝3敗38s | 57.0 | 62 | 0.86 |
2016年(34) | 61(0) | 3.24 | 3勝4敗44s | 58.1 | 52 | 1.13 |
メジャー通算 | 920(0) | 2.73 | 50勝48敗430s88h | 950.2 | 1119 | 1.14 |
ベネズエラ代表(出場登録投手)
背番号 | 選手(年齢) | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 所属 | 成績 |
18 | S.ブラチョ(24) | 投手 | 178/86 | 右投右打 | Dバックス | 防7.30(0勝2敗) |
30 | R.スアレス(25) | 投手 | 188/95 | 右投右打 | ソフトバンク |
防3.91(2勝6敗1s) |
33 | M.ペレス(25) | 投手 | 183/91 | 左投左打 | レンジャーズ | 防4.39(10勝11敗) |
34 | F.ヘルナンデス(30) | 投手 | 191/102 | 右投右打 | マリナーズ | 防3.82(11勝8敗) |
36 | Y.ペティット(32) | 投手 | 185/116 | 右投右打 | エンゼルス (マイナー) | 防4.50(3勝5敗1s) |
40 | O.ベンコモ(28) | 投手 | 185/77 | 右投右打 | 前ツインズ(マイナー) | – |
43 | B.ロンドン(26) | 投手 | 191/125 | 右投右打 | タイガース | 防2.97(5勝2敗) |
45 | J.チャシーン(29) | 投手 | 191/98 | 右投右打 | パドレス | 防4.81(6勝8敗) |
46 | J.ゴメス(29) | 投手 | 191/98 | 右投右打 | フィリーズ | 防4.85(3勝5敗37s) |
48 | J.アルバレス(27) | 投手 | 180/86 | 左投左打 | エンゼルス | 防3.45(1勝3敗) |
49 | W.レデズマ(36) | 投手 | 193/102 | 左投左打 | メキシカンリーグ | – |
51 | J.アルバラード(21) | 投手 | 183/109 | 左投左打 | レイズ(マイナー) | – |
54 | D.ゲラ(27) | 投手 | 196/111 | 右投右打 | エンゼルス | 防3.21(3勝0敗) |
57 | F.ロドリゲス(35) | 投手 | 183/88 | 右投右打 | タイガース | 防3.24(3勝4敗44s) |
66 | J.カスティーヨ(21) | 投手 | 193/91 | 左投左打 | パドレス(マイナー) | – |
ベネズエラ代表の注目野手は?
最も注目されるのはミゲル・カブレラ選手ではないでしょうか。
現在タイガースに所属し、2012年には打率.330、44本塁打、139打点でア・リーグの三冠王に輝きました。
あのダルビッシュ投手ですらその打球の速さに脱帽するほど・・・
昨年も38本塁打、108打点をマークしており、メジャー屈指のスラッガーでもあります。
ミゲル・カブレラ -デトロイト・タイガース (2008 -)
生年月日 | 1983年4月18日(33歳) |
出身地 | ベネズエラ アラグア州マラカイ |
身長 | 193cm |
体重 | 116kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投右打 |
年度別打撃成績 -ミゲル・カブレラ ( デトロイト・タイガース)
所属 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 三振 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2012年(28) | 161 | .330(622打数205安打) | 139 | 44 | 4 | 98 | .999 |
2013年(29) | 148 | .348(555打数193安打) | 137 | 44 | 3 | 94 | 1.078 |
2014年(30) | 159 | .313(611打数191安打) | 109 | 25 | 1 | 117 | .895 |
2015年(32) | 119 | .338(429打数145安打) | 76 | 18 | 1 | 82 | .974 |
2016年(33) | 158 | .316(595打数188安打) | 108 | 38 | 0 | 116 | .956 |
メジャー通算 | 2096 | .321(7853打数2519安打) | 1553 | 278 | 38 | 1516 | .961 |
そしてもう1人、ホセ・アルテューベ選手も注目です。
現役メジャーリーガーでは最も身長が低い168cm。
そんな小柄であるにもかかわらず、2014年には首位打者、盗塁王、最多安打のタイトルを獲得しました。
けして一発があるタイプではないものの、安打を放つ能力に長けた選手です。
目下、ア・リーグでは3年連続で最多安打のタイトルを獲得し、昨年は216安打、打率.338で2冠に輝くだけでなく、自己最多の24本塁打をマークしています。
強さと巧みさを併せ持った打者です。
ホセ・アルテューベ -ヒューストン・アストロズ (2011 – )
生年月日 | 1990年5月6日(26歳) |
出身地 | ベネズエラ アラグア州マラカイ |
身長 | 168cm |
体重 | 79kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投右打 |
年度別打撃成績 -ホセ・アルテューベ ( ヒューストン・アストロズ )
所属 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 三振 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2012年(22) | 147 | .290(576打数167安打) | 37 | 7 | 33 | 74 | .740 |
2013年(23) | 152 | .283(626打数177安打) | 52 | 5 | 35 | 85 | .678 |
2014年(24) | 158 | .341(660打数25安打) | 59 | 7 | 56 | 53 | .830 |
2015年(25) | 154 | .313(638打数200安打) | 66 | 15 | 38 | 67 | .812 |
2016年(26) | 161 | .338(640打数216安打) | 96 | 24 | 30 | 70 | .928 |
メジャー通算 | 829 | .311(3361打数1046安打) | 322 | 60 | 199 | 378 | .790 |
ベネズエラ代表(出場登録野手)
背番号 | 選手(年齢) | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 所属 | 打撃成績 | 本 | 点 |
盗 |
28 | R.チリノス(32) | 捕手 | 185/95 | 右投右打 | レンジャーズ | 率.224 | 9 | 20 | 0 |
15 | S.ペレス(26) | 捕手 | 191/109 | 右投右打 | ロイヤルズ | 率.247 | 22 | 64 | 0 |
27 | J.アルトゥーベ(26) | 内野手 | 168/79 | 右投右打 | アストロズ | 率.338 | 24 | 96 | 30 |
24 | M.カブレラ(33) | 内野手 | 193/116 | 右投右打 | タイガース | 率.316 | 38 | 108 | 0 |
2 | A.エスコバル(30) | 内野手 | 185/84 | 右投右打 | ロイヤルズ | 率.261 | 7 | 55 | 17 |
12 | R.オドーア(23) | 内野手 | 180/77 | 右投左打 | レンジャーズ | 率.271 | 33 | 88 | 14 |
41 | V.マルティネス(38) | 内野手 | 188/95 | 右投両打 | タイガース | 率.289 | 27 | 86 | 0 |
14 | M.プラド(33) | 内野手 | 183/98 | 右投右打 | マーリンズ | 率.305 | 8 | 75 | 2 |
10 | Y.ソラルテ(29) | 内野手 | 180/93 | 右投両打 | パドレス | 率.286 | 15 | 71 | 1 |
5 | C.ゴンザレス(31) | 外野手 | 185/100 | 左投左打 | ロッキーズ | 率.298 | 25 | 100 | 2 |
37 | O.ヘレーラ(25) | 外野手 | 180/93 | 右投左打 | フィリーズ | 率.286 | 15 | 46 | 25 |
11 | E.インシアーテ(26) | 外野手 | 180/86 | 左投左打 | ブレーブス | 率.291 | 3 | 29 | 16 |
21 | H・ペレス(25) | 外野手 | 185/98 | 左投左打 | ブルワーズ | 率.272 | 13 | 56 | 34 |
ベネズエラ代表 豪華スター選手の布陣は?
試合日程(1次ラウンド-プールD)
日程 | 対戦 | ||
---|---|---|---|
2017年3/11(土)11:00 | プエルトリコ | VS | ベネズエラ |
2017年3/12(日)5:00 | イタリア | VS | ベネズエラ |
2017年3/13(月)11:00 | ベネズエラ | VS | メキシコ |
上位打線には俊足でもあり、打撃力も高いホセ・アルテューベ選手が入ってくるでしょう。
ホセ・アルテューベ -率.338 24本塁打 96打点 30盗塁
守備力と走力もあるアルシデス・エスコバル選手も上位打線に入れば面白い存在です。
アルシデス・エスコバル -率.261 7本塁打 55打点 17盗塁
技巧的な打撃力と走力が魅力のエンデル・インシアルテ選手も注目されます。
エルナン・ペレス -率.277 13本塁打 56打点 34盗塁
このように、上位打線は相手からすれば足を警戒しなくてはならない選手が多くいるのがベネズエラの大きな特徴です。
そして、中軸には実績十分のミゲル・カブレラ選手が控えているとなれば、打線につながりも出てくることでしょう。
ミゲル・カブレラ -率.316 38本塁打 108打点 0盗塁
多彩な攻撃ができるのがベネズエラ代表の魅力でもあります。
しかもメジャーリーグでの実績が豊富な選手も多く、それはドミニカやアメリカのような強豪国にもけして引けを取りません。
メンバーを見ても優勝できる可能性は十分に秘めているのがうなずけるほど。
かつてはベスト4に入ったこともあるだけに、今大会のドミニカやアメリカに継ぐ3強の一角にになるかもしれません。
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