第4日 -第3試合-3月23日(木)一回戦 14:00〜
秋季関東大会も制覇し勢いそのままに夏春連覇を目指す栃木・作新学院。
元プロの監督を擁し、48年ぶりの選抜となった愛媛・帝京五の対決。
作新学院 vs 帝京第五 -2016年秋季成績
作新学院・注目メンバー
投球術に優れた好左腕・大関秀太郎
作新学院は5年ぶり10回目の出場となります。
昨年先の関東大会では、エース左腕の大関秀太郎投手が3試合連続の完投勝利を挙げる安定感の高さもあって、圧倒的な強さを見せての優勝となりました。
ストレートは140キロ程度ですが、切れ味鋭い変化球を武器に、相手打線に的を絞らせないピッチングが持ち味です。
大関 秀太郎(おおぜき しゅうたろう)3年 – 作新学院:172cm70kg 左投左打 MAX140km
登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
9 | 6 | 2 | 70.2 | 8 | 58 | 54 | 25 | 1.02 |
打線の注目はこのチームのリードオフマンである鈴木萌斗選手でしょう。
ミートする技術の高さを感じさせる打撃と50m6秒という俊足を発揮した守備範囲の広いセンター。
攻守にわたって引っ張る存在です。
鈴木 萌斗(すずき もえと)3年 – 作新学院:182cm75kg 右投左打 外野手
打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
35 | 12 | .353 | 11 | 2 |
作新学院 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 鈴木 萌斗 | 中翼手 | 182/75 | 左投左打 | 3年 | 率.353(34打数12安打) | 2 | 11 |
2番 | 添田 真聖 | 二塁手 | 170/67 | 右投左打 | 3年 | 率.390(41打数16安打) | 0 | 8 |
3番 | 中島 淳 | 三塁手 | 178/80 | 右投右打 | 3年 | 率.342(38打数13安打) | 1 | 9 |
4番 | 大関 秀太郎 | 投手 | 172/70 | 左投左打 | 3年 | 率.067(30打数2安打) | 0 | 1 |
5番 | 相原 光星 | 右翼手 | 174/74 | 右投左打 | 3年 | 率.222(36打数8安打) | 0 | 5 |
6番 | 池沢 快斗 | 遊撃手 | 173/72 | 右投右打 | 3年 | 率.375(32打数12安打) | 0 | 9 |
7番 | 七井 祐吏 | 一塁手 | 175/73 | 右投左打 | 3年 | 率.355(31打数11安打) | 0 | 6 |
8番 | 大久保 湧史 | 左翼手 | 177/75 | 右投右打 | 3年 | 率.267(30打数8安打) | 0 | 3 |
9番 | 加藤 翼 | 捕手 | 174/68 | 右投右打 | 3年 | 率.351(37打数13安打) | 0 | 9 |
帝京五・注目メンバー
元プロの小林昭則監督
一方で帝京第五は元ロッテのピッチャーだった小林昭則監督が就任し、1年目で選抜出場を決めました。
左腕エース・岡元健太朗投手
エースは左腕の岡元健太朗投手。
ストレートの球威には定評があります。
春季四国大会では高知・岡豊高校、香川・高松商業高校を相手に打線爆発でコールド勝ちとなったものの2試合連続完封勝利を挙げています。
岡元 健太朗(おかもと けんたろう)3年 – 帝京五:168cm67kg 左投左打 投手
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
8 | 50.1 | 14 | 39 | 29 | 28 | 2.50 |
サイドスロー・高橋一平投手
もう一人、投手をあげるとすれば、控え投手である高橋一平投手が注目です。
ストレートは130キロ前後であるものの、サイドスローからのスライダーとのコンビネーションは抜群です。
春を迎えて、このサイドスローからのピッチングにどこまで磨きがかかってるから注目されます。
高橋 一平(たかはし いっぺい)3年 – 帝京五:180cm71kg 右投右打 投手
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
1 | 2.2 | 1 | 4 | 1 | 2 | 3.38 |
主砲!篠崎康選手
野手では強打のキャッチャーである篠崎康選手が注目されます。
四国大会では勝負強い打撃で5打点をマーク。
打線の軸としてチームの躍進に大きく貢献しました。
篠崎 康(しのざき こう) -帝京五:170cm67kg 右投右打 捕手
試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
8 | 24 | 13 | .542 | 10 | 0 | 0 |
俊足巧打・宮下勝利選手
また、チームの上位打線を担うショート主将の宮下勝利選手もまた注目です。
しぶとい打撃だけでなく10試合で12個の盗塁を決めたその俊足が大きな魅力で、帝京五高打線のチャンスメーカーです。
宮下 勝利(みやした かつとし) -帝京五:168cm62kg 右投左打 遊撃手
試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
10 | 28 | 11 | .393 | 7 | 0 | 12 |
盛岡大付属高校 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 藤井 清光 | 右翼手 | 162/68 | 右投左打 | 3年 | 率.357(28打数10安打) | 0 | 4 |
2番 | 宮下 勝利 | 遊撃手 | 168/62 | 右投左打 | 3年 | 率.393(28打数11安打) | 0 | 7 |
3番 | 佐藤 蒼介 | 左翼手 | 170/67 | 右投左打 | 3年 | 率.350(40打数14安打) | 0 | 9 |
4番 | 篠崎 康 | 捕手 | 178/88 | 右投右打 | 3年 | 率.542(24打数13安打) | 0 | 10 |
5番 | 小西 隆斗 | 三塁手 | 170/75 | 右投右打 | 3年 | 率.250(28打数7安打) | 0 | 5 |
6番 | 今田 一希 | 一塁手 | 181/73 | 右投左打 | 3年 | 率.233(30打数7安打) | 0 | 5 |
7番 | 堀内 大暉 | 中翼手 | 168/75 | 右投右打 | 3年 | 率.333(27打数9安打) | 0 | 7 |
8番 | 川本 虎大 | 二塁手 | 169/67 | 右投左打 | 3年 | 率.357(28打数10安打) | 0 | 9 |
9番 | 岡元 健太朗 | 投手 | 168/68 | 左投左打 | 3年 | 率.278(18打数5安打) | 0 | 6 |
見どころ・勝敗予想
エースの安定感、そして打線の破壊力という両方の点から見ても、やはり昨年王者の作新学院が有利となってくるでしょう。
ただ、作新学院は昨年秋の国体、そして明治神宮大会と、それぞれ徳島・鳴門、高知・明徳義塾と、四国の高校の敗れています。
四国の高校に苦戦を強いられるジンクスがもしまだ生きているのであれば、帝京第五にも勝機はあるはずです。
帝京第五の小林昭則監督の采配にも注目です。