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32年ぶりの選抜出場となった東海大福岡高校。
前回出場したときには「東海大五高校」という校名でした。
高校の名称が変わってからは初めての甲子園となるだけに、耳馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
そんな32年ぶりの出場を決めた東海大福岡高校の出場までの経緯と注目選手をチェックしてみましょう。
東海大福岡高校の甲子園・秋季実績は?
東海大福岡高校は夏の甲子園の出場経験はありませんが、春の選抜は東海大五高校時代に1度だけあります。
32年前、1985年の事。
この時は初戦に広島の強豪・広陵高校。
相手に5回に10点のビッグイニングを作り、見事に撃破しました。
惜しくも2回戦で敗れましたが、今大会はその時以来、32年ぶりの勝利を目指します。
全国大会の戦績 -東海大福岡(福岡県)
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 1回 | 1勝1敗 | 0 | 0 | 0 |
夏の選手権 | 0回 | 0勝0敗 | 0 | 0 | 0 |
甲子園通算 | 1回 | 1勝1敗 | 0 | 0 | 0 |
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秋季福岡大会
そんな東海大福岡高校は安定した投手力で昨年秋の秋季福岡大会を勝ち上がり、決勝に進出しました。
準決勝勝利するまでの4試合で奪われた点は、準々決勝の久留米商業高校戦での2点のみ。
残る3試合はすべて完封勝利を飾りました。
しかし決勝戦では福岡大大濠高校と対戦し、序盤から着実に得点を奪われる苦しい展開で、大差で敗れ優勝は逃しました。
秋季福岡大会 ( 2016年成績:第3位 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
二回戦 | 東筑紫学園 | ○ | 6-0 |
三回戦 | 小倉西 | ○ | 10-0 |
四回戦 | 折尾愛真 | ○ | 6-5 |
五回戦 | 古賀竟成館 | ○ | 4-2 |
準々決勝 | 久留米商 | ○ | 7-2 |
準決勝 | 小倉工 | ○ | 2-0 |
決勝 | 福岡大大濠 | ● | 2-11 |
秋季九州大会
準優勝で秋季九州大会に進出した東海大福岡高校は初戦に大分・明豊高校と対戦。
延長10回に及ぶ熱戦を制すると、準決勝では古豪・熊本工業高校と対戦。
エース・安田投手が1点を守りきる好投で勝利を収めました。
決勝戦では秋季福岡大会でも決勝で対戦した福岡大大濠高校と再び相まみえました。
終盤に同点に追いつく粘りを見せるも、9回サヨナラ負けを喫し惜しくも準優勝となりました。
勝利した試合はすべて1点差と言う接戦。
ギリギリの試合を勝利してきたことで32年ぶりの選抜出場の切符を掴んだのです。
秋季九州大会 ( 2016年成績:準優勝)
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
二回戦 | 明豊(大分) | ○ | 2-0 |
準々決勝 | れいめい(鹿児島) | ○ | 5-4 |
準決勝 | 熊本工(熊本) | ○ | 2-1 |
決勝 | 福岡大大濠(福岡) | ● | 3-4 |
東海大福岡高校の成績 -32年ぶり2回目
チーム成績 | |||
---|---|---|---|
試合数 | 11 | 打 率 | .277 |
勝 利 | 9 | 本塁打 | 1 |
敗 戦 | 2 | 犠打飛 | 31 |
得 点 | 1試合平均 6.5 | 盗 塁 |
6 |
失 点 | 1試合平均 3.8 | 失 策 | 16 |
東海大福岡高校の注目選手は?
今回の選抜出場校を考えると、攻撃力は特段目立ったところはありません。
わずかなリードをエースである安田大将投手が守り抜く、そんな展開が多く見受けられます。
東海大福岡高校の軸となっているエースの安田投手は技巧派のサイドスロー投手です。
変則的な投球フォームから繰り出すストレートは130キロに届かない程度ですが、抜群のコントロールとスライダー、シンカーなどの多彩な変化球を使ったピッチング。
相手を打たせて取り、また粘り強さも魅力の投手です。
安田 大将(やすだ だいすけ)3年 – 東海大福岡:175cm70g 右投左打
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
12 | 105.0 | 26 | 75 | 62 | 16 | 2.23 |
東海大福岡高 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 有安 晟真 | 中翼手 | 175/75 | 右投右打 | 3年 | 率.341(44打数15安打) | 0 | 3 |
2番 | 清水 雄大 | 二塁手 | 172/69 | 右投左打 | 3年 | 率.219(32打数7安打) | 1 | 3 |
3番 | 北川 穂篤 | 捕手 | 175/69 | 右投右打 | 3年 | 率.318(44打数14安打) | 0 | 5 |
4番 | 遠藤 秀斗 | 左翼手 | 180/77 | 右投左打 | 3年 | 率.300(40打数12安打) | 0 | 8 |
5番 | 星野 光紀 | 三塁手 | 173/68 | 右投左打 | 2年 | 率.395(38打数15安打) | 0 | 10 |
6番 | 佐田 健介 | 一塁手 | 182/83 | 右投右打 | 3年 | 率.429(7打数3安打) | 0 | 1 |
7番 | 中山 聖也 | 右翼手 | 185/85 | 右投右打 | 3年 | 率.095(21打数2安打) | 0 | 0 |
8番 | 橋本 尚樹 | 遊撃手 | 171/65 | 右投右打 | 3年 | 率.289(38打数11安打) | 0 | 10 |
9番 | 安田 大将 | 投手 | 175/70 | 右投左打 | 3年 | 率.326(43打数14安打) | 0 | 3 |
まとめ
実に32年ぶりの選抜出場となった東海大福岡高校。
辛抱強く接戦をものにし、選抜出場の切符を勝ち取りまし。
とりわけ昨年秋の秋季九州大会では全ての試合で1点差でのゲームとなりました。
それでも見事に準優勝を果たしたのは、チーム全体に粘り強く戦うという姿勢があってのことなのでしょう。
選抜の舞台でも粘り強く戦っていく事ができるかどうかが、32年ぶりの勝利への鍵となりそうです。
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