広島東洋カープで今、伸び盛りの若手投手の一人として
戸田隆矢投手の名前が挙がってきます。
戸田投手はプロ5年目の左投手で、オフには
今年から大リーグでプレーすることになったマエケンこと前田健太投手の
伝家の宝刀であるスライダーを教わりました。
果たして戸田投手はどんな成長を見せるのか、注目してみましょう。
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戸田 隆矢(とだ たかや)
生年月日 | 1993年6月10日(23歳) |
出身地 | 兵庫県神戸市 |
身長 | 180cm |
体重 | 69kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 左投左打 |
プロ入り | 2011年 ドラフト3位 |
細身の左腕・戸田隆矢は高校時代どんな選手だった?
高校時代からスラッと背が高く、細身の左腕だった戸田投手。
鹿児島県下の強豪校・樟南高校に在籍していた頃は、
その体型からは想像が出来ないような
最速145キロのストレートと切れ味鋭いスライダーで、
1試合に16個の三振を奪うこともあったほどでした。
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その投球は当時、鹿児島県のみならず
九州でもナンバーワンの左腕と言われたほどで、
後に入団することになる広島以外の球団からも
スカウトが殺到するくらい注目された投手だったのです。
戸田隆矢は高卒1年目から1軍起用されたカープ期待の左腕
2011年のドラフト会議で広島が3位で指名し、入団することとなった戸田投手。
なんと1年目から1軍デビューを飾りました。
2012年9月12日、東京ドームでの巨人戦。
折しもチームは初のクライマックスシリーズ出場へ
向けて一戦一戦が重要な戦いとなる中で、先発として起用されました。
3回2失点という内容でしたが、それだけ先発候補
として育ってほしいというチームの期待の表れだったのでしょう。
2年目以降、
先発に中継ぎにと役割は固定されないながらも、
ストレートも入団時の145キロから149キロと、
150キロの大台も視野に入るほど、順調に成長を遂げています。
年度別投手成績
2011年 (18歳) ドラフト3位 契約金4千万円
年度 | 登板 | 防御率 | 勝敗 | 投球回 | 三振 | 年俸 |
2012年(19) | 1 | 6.00 | 0勝1敗 | 3.0 | 0 | 480万→550万 |
2013年(20) | 3 | 12.46 | 0勝1敗 | 4.1 | 4 | 550万 |
2014年(21) | 30 | 3.32 | 4勝2敗6H | 57.0 | 36 | 1560万 |
2015年(22) | 34 | 3.63 | 3勝3敗5H | 62.0 | 44 | 1970万 |
通算:4年 | 68 | 3.85 | 7勝7敗11H | 126.1 | 84 | 5110万 |
マエケン直伝のスライダーで先発に入れるか?
2016年からは大リーグ・ドジャースでプレーするマエケンこと、
前田健太投手の必殺技とも言われるのがスライダーです。
打者の手元でぐいと曲がるマエケンスライダーは、
分かっていても打てないとされるほど。
そんなマエケンスライダーをマエケンから
直々に教えてもらった戸田投手はオフに練習を積み重ね、
習得に手応えをつかんだようです。
今までも戸田投手はスライダーを投げていました。
しかし、スライダーは早く変化したり、変化しすぎると相手に見極められてしまいます。
しかし、マエケンスライダー伝授によって、
打者ギリギリのところでクイッと変化するスライダーを手に入れました。
まとめ
まだまだマエケンには遠くは及ばず、練習を積み重ねる必要があるマエケンスライダー。
しかし、それに少しでも近づくことが出来れば、
戸田投手にとっても飛躍のチャンスであり、
マエケンが抜けた穴を埋められるかもしれませんね。
新たな武器に磨きをかけて、進化を見せられるか、
今季の戸田投手に注目したいところです!