1978年に日本では初めてとなるサッカーの国際大会であるキリンカップが、
今年5年ぶりに復活します。
歴史あるキリンカップも、今年で実に32回目。
ワールドカップにオリンピックと、
徐々に地力をつけている日本代表が、
5年ぶりのキリンカップでどんな試合を見せるのか、
対戦国とその注目点を探ってみましょう。
準決勝 2016年6月3日 | ||
16:00 |
ボスニア・ヘルツェゴビナ 対 デンマーク
|
豊田スタジアム |
19:40 | 日本 対 ブルガリア | 豊田スタジアム |
決勝・他 2016年6月7日 | ||
16:00 | – | 豊田スタジアム |
19:30 | – | 豊田スタジアム |
出典:http://www.jfa.jp/samuraiblue/
キリンカップ2016の対戦国情報
これまでキリンカップの招待国は2カ国となっていました。
しかし、
2011年以来5年ぶりの開催となるキリンカップでは、
招待国を1カ国増やして3カ国となり、
日本を含めて4カ国でトーナメント型式で優勝を争います。
出場国は、世界ランキング22位のボスニア・ヘルツェゴビナ、
同じく42位のデンマーク、
そして72位のブルガリアとヨーロッパの3カ国です。
ちなみに日本は現在53位。
ランキングだけを見れば、日本より上位の対戦国が2カ国あります。
レベルの高いヨーロッパサッカーを相手にするだけに、
日本の実力が試されることになるでしょう。
日程とスタジアムは
従来のキリンカップは日本を含めて3カ国による総当たり戦でした。
しかし、今回は4カ国によるトーナメント戦です。
日程は6月3日、7日となっています。
3日は名古屋グランパスのホームである豊田スタジアム、
7日はガンバ大阪のホームとしている市立吹田サッカースタジアムです。
いずれも日本有数のスタジアムでの試合となります。
日本代表にとっては勝手知ったるスタジアムだけに、
ホームの利があるのは間違いありません。
優勝予想と日本代表の戦いは
今回のキリンカップの参加国は非常にレベル、
質ともに高いサッカーをしてきます。
ヨーロッパではありながら、
それぞれに個性が異なるのも大きな特徴です。
今回の対戦国の中で、
世界ランキング最高位であるボスニア・ヘルツェゴビナは
個人技の高さが持ち味で、それぞれが質の高いプレーをしてきます。
唯一、日本よりランキングでは格下のブルガリアであっても、
身体能力が高い選手が多いのが特徴です。
さらにこの2カ国に、
セットプレーに強みのあるデンマークが加わるという構図です。
日本代表はセットプレーに持ち味があります。
個人技もさることながら、
チームでの組織的なプレーで相手を崩すことが出来るかどうかがカギを握ります。
日本で行われる大会だけに、
十分に優勝の可能性もあるでしょう。
つまり、どの国が優勝してもおかしくないだけに、
持ち味を発揮できるかが優勝の分かれ目となるでしょう。
まとめ
日本代表にとっては8月にはリオデジャネイロ五輪が、
そして2018年にはロシアでワールドカップが開催されます。
日本サッカーは徐々にレベルアップしています。
日本で行われると言う地の利を生かして、
多くのサポーターの前で、
5年ぶりのキリンカップで最高のパフォーマンスを見せ、
今後の大きな大会への期待感をより高めることが出来るか、
目の離せない一戦となりそうです。
5年前の前回大会では対戦国すべてが得点できずに、
すべて優勝となりました。
しかし、
2007年以来4大会連続で優勝を果たしている日本。
今回もぜひ優勝を実現して、
今後への大きな弾みにしてほしいところです。