交流戦は5月31日から開幕。
5月31日(火)日程
日本ハム | 対 | ヤクルト | 18:00 | 札幌D |
ロッテ | 対 | 広 島 | 18:15 | QVC |
西 武 | 対 | DeNA | 18:00 | 西武D |
オリックス | 対 | 巨 人 | 18:00 | 京セラD |
楽 天 | 対 | 阪 神 | 18:00 | コボスタ宮城 |
ソフトバンク | 対 | 中 日 | 18:00 | ヤフオクD |
約半年間に渡るプロ野球のペナントレースの
行方を大きく左右すると言われるプロ野球交流戦。
2016年の今季も、
5月31日から6月19日までの約3週間にわたって、
1チーム18試合、計108試合が行われます。
過去の交流戦を振り返ってみても、
そのシーズンでセリーグが勝ち越しを決めたのは、
過去11度の交流戦の歴史の中で2009年の1度だけ。
実に10回もパリーグのチームが優勝を決めています。
それは2015年シーズンの交流戦で44勝61敗3分と
苦戦を強いられたセリーグが、ペナントレース再開後、
首位のチームも勝率5割を切る、
いわゆる借金生活に陥ったと言う、
不名誉な記録を作ったことに代表されるように、
過去の交流戦はパリーグが圧倒的な強さを発揮しています。
◆過去のリーグ対戦成績
年 | セ・リーグ勝数 | パ・リーグ勝数 | 引分 |
2005年 | 104 | 105 | 7 |
2006年 | 107 | 108 | 1 |
2007年 | 66 | 74 | 4 |
2008年 | 71 | 73 | 0 |
2009年 | 70 | 67 | 7 |
2010年 | 59 | 81 | 4 |
2011年 | 57 | 78 | 9 |
2012年 | 66 | 67 | 11 |
2013年 | 60 | 80 | 4 |
2014年 | 70 | 71 | 3 |
2015年 | 44 | 61 | 3 |
通算 | 774 | 865 | 53 |
セ・パ交流戦の優勝候補を予想
パリーグの強さは何と言っても打線の強さにあるでしょう。
通常のペナントレースでは対戦することのない投手であっても、
積極的に打ちにくるパワフルなスイングに、
セリーグの投手陣が圧倒される一方で、
セリーグの打者はパリーグの投手にタイミングを合わせようとして、
打ち取られてしまうというケースが多く見受けられます。
パリーグのパワーにセリーグが圧倒されている…これが現状のようです。
やはり優勝の筆頭候補は福岡ソフトバンクでしょう。
過去11度の交流戦のうち、実に5回の優勝を誇ります。
通算成績は167勝104敗11分で、
12球団で唯一勝率が6割を超えています。
和田投手、武田投手、バンデンハーク投手と安定感のある先発陣に、
サファテ投手という確固たる抑えもいて、投手陣は磐石。
野手も柳田選手、内川選手、松田選手といったスイングも早く、
ミート力の高い選手も多く、12球団で見てもその力はずば抜けています。
一方でセリーグで、もし優勝できる可能性があるとすれば…
打線の勢いからすれば、打撃好調の広島、
そして先発投手陣が安定し、
筒香選手や梶谷選手、ロペス選手といった打線も
まずまずの横浜DeNAでしょうか。
毎年交流戦では苦戦を強いられているこの2チームが、
交流戦上位に食い込んでくるようになれば面白くなりそうです。
◆過去の優勝表
年 | 優勝チーム | チーム勝数 | リーグ勝数 |
2005年 | 千葉ロッテマリーンズ | 24勝11敗1分 | パ 105勝104敗7分 |
2006年 | 千葉ロッテマリーンズ | 23勝13敗 | パ 108勝107敗1分 |
2007年 | 北海道日本ハムファイターズ | 18勝5敗1分 | パ 74勝66敗4分 |
2008年 | 福岡ソフトバンクホークス | 15勝9敗 | パ 73勝71敗 |
2009年 | 福岡ソフトバンクホークス | 18勝5敗1分 | セ 70勝67敗7分 |
2010年 | オリックス・バファローズ | 16勝8敗 | パ 81勝59敗4分 |
2011年 | 福岡ソフトバンクホークス | 18勝4敗2分 | パ 78勝58敗9分 |
2012年 | 読売ジャイアンツ | 17勝7敗 | パ 67勝66敗11分 |
2013年 | 福岡ソフトバンクホークス | 15勝8敗1分 | パ 80勝60敗4分 |
2014年 | 読売ジャイアンツ | 16勝8敗 | パ 71勝70敗3分 |
2015年 | 福岡ソフトバンクホークス | 12勝6敗 | パ 61勝44敗3分 |
まとめ
交流戦は、長いシーズンの全試合数の1割ちょっとにとどまります。
しかし、ペナントレースの行方を大きく左右する重要な
ターニングポイントになっていることが多いのも確かです。
セリーグでは一昨年は広島、昨年は横浜DeNAが、
首位で交流戦を迎えましたが、ここで大きくつまずいてしまい、
それがシーズンの成績にも直結してしまいました。
逆に、福岡ソフトバンクは毎年のように、
この交流戦で勢いを加速させ、
どんどん2位以降を突き放している傾向が強いのです。
1チーム18試合しかない交流戦ですが、
「たかが18試合、されど18試合」なのも交流戦です。
交流戦の開幕直前と、終了直後で、
それぞれのリーグの順位はどうなっているのか…
大きな番狂わせも十分にあるだけに、目が離せません。