出典:http://headlines.yahoo.co.jp/
大田 泰示(おおた たいし)
生年月日 | 1990年6月9日(26歳) |
出身地 | 広島県三次市 |
身長 | 188cm |
体重 | 85kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投右打 |
巨人の将来の主砲として、
当時はあの松井秀喜さんが巨人時代に背負っていた背番号「55」を
つけていたほど期待が高かった大田泰示選手。
しかし、華やかな高校時代の注目度とは裏腹に、
1軍でもなかなか結果が残せなかったり、
「ようやく覚醒か?」と思われた矢先に故障してしまったりと、
めぐり合わせも悪く、いまだに1軍でレギュラーを張るどころか、
1軍にも定着できない状況が続いています。
そんな大田泰示選手は覚醒する日が来るのかを探ってみましょう。
大田泰示選手のプロフィール、年度別成績、年俸推移
2008年 (18歳) ドラフト1位 契約金1億円
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 年俸 |
2009年(19) | 3 | .000 | 0 | 0 | 0 | 1200万→1200万 |
2010年(20) | 2 | .000 | 0 | 0 | 0 | 1000万 |
2011年(21) | 12 | .154 | 3 | 0 | 0 | 950万 |
2012年(22) | 21 | .254 | 7 | 2 | 3 | 1500万 |
2013年(23) | 21 | .161 | 2 | 0 | 1 | 1125万 |
2014年(24) | 44 | .246 | 12 | 2 | 4 | 1900万 |
2015年(25) | 60 | .277 | 3 | 1 | 3 | 2100万 |
通算:7年 | 163 | .239 | 112 | 5 | 11 | 1億975万 |
身長 188 cm
体重 95 kg
大田泰示選手は1990年6月9日生まれで、
広島県の北部にある三次(みよし)市出身です。
お父さんは地元・三次高の投手であり、大田泰示選手もその影響を受け、
小学1年生のときにソフトボールから始めました。
広島県東部にある福山市にある城南中学時代には県大会で優勝を果たすなど、
そのスイングの力強さは評価が高く、高校野球の名門である
神奈川・東海大相模高へと進学しました。
東海大相模高では1年の秋から4番に座るようになりました。
しかし、強豪がひしめく神奈川県勢の中で、
なかなか甲子園へ進むことができず、3年間の高校野球人生を終えました。
しかし、3年の夏には県大会での打率が驚異の.636、
しかも高校通算で65本塁打というパワーと確実性を備えた打撃は
プロからも注目を集めるようになり、2008年の巨人のドラフト1位指名を受け、
プロの世界に足を踏み込むことになったのです。
主な高校生強打者 通算本塁打の比較
名前 | 経歴 | 通算本塁打 | |||
中田 翔 | 大阪桐蔭-日本ハム | 87本(甲-4) | |||
中村 剛也 | 大阪桐蔭-西武 | 83本 | |||
岡本 和真 | 智弁学園-巨人 | 73本(甲-3) | |||
平田 良介 | 大阪桐蔭-中日 | 70本(甲-5) | |||
筒香 嘉智 | 横浜高-横浜 | 69本(甲-3) | |||
大田 泰示 | 東海大相模-巨人 | 65本 | |||
清原 和博 | PL学園-西武他 | 64本(甲-13) | |||
松田 宣浩 | 亜細亜大-ソフトバンク | 60本 | |||
松井 秀喜 | 星稜-巨人他 | 60本(甲-4) | |||
大谷 翔平 | 花巻東-日本ハム | 56本 |
2009年には高卒ルーキーながら早くも1軍昇格を果たし、3試合に出場しました。
しかし、その期待度の高さとは裏腹に、2015年まで1軍出場は163試合、
5本塁打、打率.239と伸び悩んでいます。
2014年オフには元OLの女性と結婚し、私生活では充実しているだけに、
打者としての覚醒が待たれる選手です。
覚醒するのはいつ?伸び悩む訳は?
「ドラフト1位なら活躍して当然」と見る向きもあるかもしれませんが、
プロの世界はそこまで甘くはありません。
確かに活躍する可能性は下位指名の選手に比べると高いかもしれませんが、
ドラフト1位だからといってプロを代表する選手になれるわけではないのです。
今の大田泰示選手はまさにそれに当てはまるでしょう。
では、大田泰示選手と同じく、高校からドラフト1位指名を受けながら、
プロの世界では伸び悩んだ選手を挙げてみると、
1994年の横浜ドラフト1位の紀田彰一選手がその1人。
名門・横浜高では通算41本塁打を放ったスラッガーでしたが、
プロでは1軍でわずか1本のヒットを放つにとどまりました。
こうして見ると、2軍ではある程度の結果を残せても、それに慣れてしまい、
1軍レベルの投手の変化球に対応できずに三振の山を築いてしまうことが多いようです。
やはり1軍レベルの投手はストレートだけでなく、変化球のキレも天下一品。
それでもしっかり打つことができるか、
そして2軍の生活に慣れすぎないことが打者として覚醒するポイントなのでしょう。