2016今秋の高校生ドラフト候補は？注目投手・注目打者は？

毎年10月に行われるプロ野球ドラフト会議。

今年も多くの有望な選手がプロ球団から指名を受けることでしょう。

特に今年は高校生が豊作だといわれていますが、果たしてどのような顔ぶれが揃っているのでしょうか。注目選手を取り上げてみましょう。

今年の高校球界の注目の投手は？

今年、多くのプロ球団からの注目の的となっている投手を左右別に見ると、まず右投手では横浜高の藤平尚真投手が筆頭となるでしょう。

最速152キロのストレートにスライダーとフォークを操り、完投能力もあり、インコースもしっかり攻めることができるメンタルの強さとコントロールを持ち合わせています。

藤平尚真（ふじひらしょうま）

左投手では大阪・履正社高の寺島成輝投手がナンバーワン評価でしょう。

基本的な投球の組み立ては148キロの速球とスライダーですが、この2つで次々と三振を奪えるだけでなく、コントロールも良く、実戦的な左腕です。

寺島成輝（てらしまなるき）

横浜藤平、履正社寺島と並び高校ビッグ3と言われる埼玉・花咲徳栄の左腕・高橋昂投手。

伸びのある直球とスライダー、フォークが武器。

高橋昂也（たかはしこうや）

同じ大阪の大阪桐蔭高の左腕・高山優希投手も長身の150キロ左腕として注目されていますが、ここへきて寺島投手の成長ぶりが伺えます。

高山優希（たかやまゆうき）

成長と言う観点では、北海道の江陵高という中央球界では無名ではありますが、その高校に在籍する古谷優人投手が注目されています。

身長176センチと、けして恵まれた体格ではないものの、夏の予選で154キロをマークし、一躍注目を集める存在となりました。

荒削りな面もありますが、154キロを投げ込める左腕はプロ野球でも希少な存在。

だからこそ、今後、さらに注目を集めることでしょう。

古谷優人（江陵）

もう1人、急成長を見せている投手といえば、千葉・東海大市原望洋高の右投手である島孝明投手が挙げられます。

下半身強化によって、3年生になり球速にスピードを増し、今では最速153キロをマークするほどになりました。

緩急を使って三振を奪えるピッチングは、さらに成長する可能性も十分に秘めています。

島孝明（しまたかあき）

注目の高校生野手としては、今やプロ野球界では右のスラッガーをほしがる傾向がある中で、茨城県の明秀学園日立高の細川成也外野手のパワーは注目を集めています。

すでに高校通算60本以上の本塁打を放っており、右方向にも伸びる打球が打てるのが大きな魅力です。

細川成也（ほそかわせいや）

また、熊本県の秀岳館高のキャッチャーである九鬼隆平選手は春のセンバツでも強肩を披露するだけでなく、パワーある打撃も見せた注目選手です。

キャッチングには課題がありますが、楽しみな選手でしょう。

九鬼隆平（くきりゅうへい）

左打者では愛工大名電高の高橋優斗選手が注目です。

名門ながら、1年生からショートのレギュラーとなりました。

現在はサードを守っており、高校通算50本に迫るほどのパワーもさることながら、確実性もある打撃が魅力です。

高橋優斗（たかはしゆうと）