中日ドラゴンズの平田良介選手と言えば、近年中軸としてチームを引っ張っている選手の一人です。
今季国内FA権を取得したこともあってその動向も注目されていますね!
そこで、今回は中日・平田良介選手についてご紹介させていただきましょう!
平田良介の経歴・生い立ち
平田 良介(ひらた りょうすけ)
生年月日 | 1988年3月23日(28歳) |
出身地 | 大阪府大阪市城東区 |
身長 | 177cm |
体重 | 90kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 大阪桐蔭〜2005年 高校生ドラフト1巡目 |
平田選手は大阪府大阪市の出身で、今年28歳になります。
小学1年から「関目ジュニアスター」で野球を始め、中学の頃はボーイズリーグの「大阪北」、「大阪都島」に所属していました。
その後、名門でもある大阪桐蔭に進み1年で夏からレギュラーとして試合に出場、秋からは4番も任されるようになりましたね!
高校通算70本塁打を放ち一躍注目を集める存在にまで駆け上がっています。
2005年の夏の甲子園では準々決勝の東北戦でPL・清原以来となる一試合3本の本塁打を放つなど歴史に名を刻む活躍も見せてくれました!
第76回選抜高校野球大会(2004年)平田選手2年生時の大阪桐蔭試合結果
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
一回戦 | 二松学舎大付(東京都) | ○ | 5-0 |
二回戦 | 東北(宮城県) | ● | 2-0 |
第87回全国高校野球選手権大会(2005年)平田選手3年生時の大阪桐蔭試合結果
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
一回戦 | 春日部共栄(埼玉県) | ○ | 9-7 |
二回戦 | 藤代(茨城県) | ○ | 8-1 |
三回戦 | 清峰(長崎県) | ○ | 4-1 |
準々決勝 | 東北(宮城県) | ○ | 6-4 |
準決勝 | 駒大苫小牧(北海道) | ● | (延長10回)5-6 |
主な高校生通算本塁打
名前 | 経歴 | 通算本塁打 | |||
中田 翔 | 大阪桐蔭-日本ハム | 87本(甲-4) | |||
中村 剛也 | 大阪桐蔭-西武 | 83本 | |||
岡本 和真 | 智弁学園-巨人 | 73本(甲-3) | |||
平田 良介 | 大阪桐蔭-中日 | 70本(甲-5) | |||
筒香 嘉智 | 横浜高-横浜 | 69本(甲-3) | |||
大田 泰示 | 東海大相模-巨人 | 65本 | |||
清原 和博 | PL学園-西武他 | 64本(甲-13) | |||
松田 宣浩 | 亜細亜大-ソフトバンク | 61本 | |||
松井 秀喜 | 星稜-巨人他 | 60本(甲-4) | |||
大谷 翔平 | 花巻東-日本ハム | 56本 |
2005年の高校生ドラフトで1位指名を受け、中日ドラゴンズに入団しています。
ただ、入団前のアジアAAA選手権において右肩を亜脱臼するアクシデントに見舞われてしい、手術には至らなかったものの、その影響もあり入団当初はリハビリからスタートしていますね。
怪我はありましたが、そのリスクを踏まえてでも各球団が欲しがる逸材であったことは間違いありません!
2005年 高校生ドラフト
1巡目 | 平田 良介 | 外野手 |
3巡目 | 春田 剛 | 外野手 |
4巡目 | 高江洲 拓哉 | 投手 |
5巡目 | 金本 明博 | 投手 |
同年、社会人ドラフトでは、希望枠に吉見一起投手、3巡目藤井淳志選手、4巡目に現阪神の新井良太選手らが入団しています。
平田良介はどんな選手?
年度別打撃成績
2005年 (17歳) 高校生ドラフト1巡目 契約金1億万円
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 年俸 |
2006年(18) | 2 | .000 | 0 | 0 | 0 | 840万 |
2007年(19) | 3 | .333 | 3 | 0 | 0 | 800万 |
2008年(20) | 59 | .268 | 9 | 1 | 0 | 900万 |
2009年(21) | 42 | .271 | 9 | 2 | 0 | 1600万 |
2010年(22) | 6 | .083 | 0 | 0 | 0 | 1600万 |
2011年(23) | 113 | .255 | 38 | 11 | 1 | 1200万 |
2012年(24) | 91 | .216 | 32 | 11 | 1 | 3000万 |
2013年(25) | 118 | .289 | 55 | 15 | 1 | 2900万 |
2014年(26) | 119 | .277 | 65 | 11 | 7 | 3500万 |
2015年(27) | 129 | .281 | 53 | 13 | 11 | 4700万 |
2016年(28) | 113 | .248 | 73 | 14 | 4 | 7000万 |
プロ通算:11年 | 795 | .264 | 337 | 78 | 25 |
2016年9月7日まで
平田良介選手は独特のフォームとそこから放たれる力強い打球が持ち味の選手です。
タイプ的には長距離砲というよりも技巧派中距離バッターといった感じでしょうか。
逆方向にも打てる器用さも特徴として挙げられるでしょう!
落合博満GMからも絶賛された打撃センスは素晴らしいものがあります。
それだけにこれまでの成績では少し物足りないと言わざるを得ません。
特に本塁打に関しては30本以上狙ってほしいところですね。
素質の面では文句なしのレベルにあるわけですから、この程度で満足していてはいけない選手だとも思います。
大阪桐蔭から入団以降、体重増加が少し気になりますが、もともとの身体能力が高いのか俊敏な動きは健在です。
さらに守備力も高く肩も強いので外野守備には特に定評がありますね。
ゴールデングラブ賞の獲得はないのですが、バッティング同様に落合博満GMから監督時代に平田の守備を「一番うまい」と評価しています。
守備評価として守備機会から失策数を減じた数字を、試合数で割るRF(レンジ・ファクター)という数値があります。
この数値でも平田選手は、リーグトップクラスの成績を誇っています!
また、2013年から日本代表の侍ジャパンに選出されています。
中日ドラゴンズでは中軸を任されていますが代表チームでは、他にも強打者がたくさんいるので、下位打線や代打での出場に主に。
昨年のプレミア12では、ランナーを進めるための右打ちなどケースバッティングも積極的に行なってチームの勝利に貢献しました。
侍ジャパン打撃成績
開催年 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 安打 |
2015年 第1回プレミア12 | 8 | .423 | 6 | 0 | 1 | 11 |
大阪桐蔭の先輩・後輩・同い年の選手は?
大阪桐蔭の先輩・後輩
大阪桐蔭の先輩で最年長は、中日の元エース今中慎二さん。
現役では、西武四番・中村剛也選手・阪神西岡剛選手・同じく阪神岩田稔投手などいます。
大阪桐蔭の同級生は当時、平田選手とともに「浪速の四天王」といわれた1人巨人ドラフト1位で入団した投手・辻内崇伸さん。
大阪桐蔭の後輩は、2学年下に侍ジャパン四番の中田翔選手(日ハム)、4こ下になりますが西武の主軸・浅村栄斗選手、さらには阪神・藤浪晋太郎投手・西武・森友哉選手などがいます。
同い年の選手
T-岡田(履正社高-オリックス)
川端慎吾(和歌山商業高-ヤクルト)
角中勝也(日本航空二高-※四国独立L高知-千葉ロッテ)
炭谷銀仁朗(平安高-西武)
山口俊(柳ヶ浦高-横浜) 他
平田良介選手の嫁・子供は?
奥さんは1歳年上の旧姓松原由佳さんという方のようです!
かなりの美人奥様です。父親はお医者さん、生粋のお嬢様のなのでしょうか。
由佳さんは、調理専門学校卒で元アパレル店員と事。
2007年から3年の交際を経て出来ちゃった婚で2010年にご結婚されています。
長男である「流輝也(ルキヤ)」くん。
その後2013年に生まれた長女の「萌音(モネ)」ちゃんの2人の子どもと4人家族です。
二人のお子さんは、流行のキラキラネームですね。
平田良介FA宣言の可能性は?
平田選手は、今季キャリアハイの73打点を稼ぎましたが、打率・本塁打は、ここ数年伸び悩んでいます。
環境を変える意味でもFAによる移籍も視野に入れなければいけない時期に差し掛かっているのかもしれません。
そんな中でFA宣言する可能性についてですが、平田選手は中日との年俸交渉の席で不満を度々口にしてきた経緯があります。
FA宣言の可能性としてはかなり高いのではないのでしょうか。
もし、FA宣言した際に獲得に名乗りを上げると見られているのは今のところ、地元の阪神が最有力でヤクルトも興味を示しているとされていますね。
FA宣言してみないとわかりませんが、平田選手の様にチームの中軸として活躍してきた選手には、他にも名乗りを上げてくる球団がいくつか出てくることが予想されます。
複数球団による争奪戦が繰り広げられるのはまず間違いないでしょう!
平田選手のFAランクは「B」なので獲得する場合、一人の人的補償が必要となります。
この人的補償は各チームがプロテクトしていない選手から選ばれるわけですが、その中には有望な若手が含まれるケースも多いので、それを危惧して獲得を見送る球団も多いとされていますね。
ただ、それでも地元ということで平田選手自身も阪神を希望しているとの情報も出てきています。
リスクを承知で阪神が獲得に乗り出してくるの可能性は高いのではないかと見られています。
まとめ
以上、平田良介選手についてでした。
どこのチームも中心として活躍している選手は欲しいのが本音でしょうが、FA制度の問題もあり簡単にはいかない部分もあるでしょう。
それでも今後の伸び代も含めて魅力に溢れている選手ですから、リスクを度外視してでも獲得する価値は十分ある選手ですね!