25年ぶりのセリーグ制覇を果たした広島カープのリードオフマン・田中広輔選手。
プロ入り3年目にして一番打者に定着した田中選手とは一体どのような選手なのでしょうか?
私生活から家族に至るまで詳しく見てみましょう。
田中広輔の経歴・生い立ち
田中 広輔 (たなか こうすけ)-広島東洋カープ (2014 – )
生年月日 | 1989年7月3日(27歳) |
出身地 | 神奈川県厚木市 |
身長 | 171cm |
体重 | 81kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投左打 |
プロ入り | JR東日本〜2013年 ドラフト3巡目 |
学生時代プロに注目された訳
田中広輔選手は1989年7月3日生まれで、神奈川県厚木市出身です。
小学1年のときにソフトボールを始め、中学時代にはシニアリーグに所属していました。
高校は野球の名門・東海大相模高校で、2年生のとき、センバツ出場で、初めて甲子園の舞台に立ちました。
2回戦で敗れ、田中選手自身は1安打を放ちましたがその後、甲子園に出場することは出来ませんでした。
第78回選抜高校野球大(2006年)田中選手2年生時の試合結果
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
一回戦 | 京都外大西(京都府) | ○ | 4-1 |
二回戦 | 清峰(長崎県) | ● | 延長14回 2-3 |
高校通算では38本塁打を放ち、プロからも一目置かれる存在でしたが、大学進学の道を選びました。
甲子園 打撃成績
試合数 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2試合 | 9 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | .111 |
進学した東海大では2年生の春からショートのレギュラーに定着し、巨人・菅野智之投手とも高校・大学とチームメイト。
3年、4年とベストナインを受賞し4年の秋には打率.375で首位打者のタイトルも獲得。
東海大学時代 打撃成績
試合数 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
76試合 | 244 | 62 | 3 | 29 | – | – | .254 |
プロからも注目されましたが社会人・JR東日本に入社し、1年目からレギュラーを獲得。
社会人の新人王でもある若獅子賞も獲得し2年目以降も日本選手権の最優秀選手や、ベストナインを獲得するなどの活躍を見せました。
JR東日本時代 打撃成績
試合数 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
17試合 | 61 | 20 | 1 | 9 | 9 | 2 | .328 |
東海大相模高校、東海大学、そしてJR東日本と、野球選手としてエリートコースを歩んできた田中選手は、2013年のドラフト会議で広島カープが3位指名し、ついにプロの世界に飛び込んだのです。
2015年 ドラフト
1位 | 大瀬良 大地 | 投手 | 九州共立大学 |
2位 | 九里 亜蓮 | 投手 | 亜細亜大学 |
3位 | 田中 広輔 | 内野手 | JR東日本 |
4位 | 西原 圭大 | 投手 | ニチダイ |
5位 | 中村 祐太 | 投手 | 関東第一高 |
プロ入り後は?
田中選手は1年目から110試合に出場し、打率.292の成績を残しました。
2年目にはショートのレギュラーに定着し、3年目の今季は全試合に1番・ショートで出場し、チームの優勝に大きく貢献しました。
田中選手、菊池涼介選手、丸佳浩選手とともに、カープの打線を引っ張っています。
年度別打撃成績
2013年 (18歳) ドラフト3位 契約金7000万円
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 年俸 |
---|---|---|---|---|---|---|
2014年(25) | 110 | .292 | 34 | 9 | 10 | 1100万 |
2015年(26) | 141 | .274 | 45 | 8 | 6 | 2200万 |
2016年(27) | 143 | .265 | 39 | 13 | 28 | 4100万 |
プロ通算:3年 | 394 | 274 | 118 | 30 | 44 |
田中広輔の殺人スライディング!!
田中広輔選手といえば、動画投稿サイトで一躍有名になったのが「殺人スライディング」!!
事の発端は、東海大相模高校時代の田中選手のランニングホームランのシーンです。
本塁を突いた際のスライディングが捕手と交錯し、しかもそのスパイクが捕手の太ももに当たり、その痛さで捕手は起き上がれなくなってしまったというシーンが映し出されています。
殺人スライディングで犠牲になったキャッチャーは、結局、この試合は足を傷め即退場!
これが「殺人スライディング」と呼ばれた所以なのですが、常日頃から田中選手がこのようなプレーをしているのではないので、ご安心を。
田中広輔は結婚しているの?弟の存在は?
田中選手はプロ3年目の若手だけに、まだ独身ではないかという印象を持たれる方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし実はドラフトで指名された年にはすでに結婚されていました。
大学社会人を通じてプロに入団した選手では珍しいことではありません。
ちなみに、奥様は東海大相模高校からの同級生で一般の方です。
さて、そんな田中選手ですが、実の弟は東海大相模高校から東海大学を経るという同じ経歴をたどり、現在は社会人・日立製作所で活躍している田中俊太選手です。
田中 俊太(たなか しゅんた)-広島東洋カープ (2014 – )
生年月日 | 1993年8月18日(23歳) |
出身地 | 神奈川県厚木市下依知 |
身長 | 177cm |
体重 | 75kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投左打 |
プロ入り | 東海大相模高〜東海大〜日立製作所 |
田中広輔選手と同じ内野手ですが、セカンドを守っています。
打撃も兄と同じ左打ちで、俊足巧打の選手です。
今後、兄と同じくプロの道に進むことになるのか…
もしかしたら兄と同じチームに入って、二遊間を守ると言うシーンもあるかもしれませんね。
まとめ
カープのリードオフマンとして成長を遂げている田中選手。
カープ打線を引っ張る役割を十二分に果たしており、今季だけでなく広島カープが常勝チームになっていくためには絶対に不可欠な選手です。
チームリーダーとしての資質も十分に持ち合わせているだけに、これからはチームを精神面でも引っ張っていく存在になることが期待されます。
コメント
今年の広島カープを観て感動しました。プロ野球の戦力が平均に人員配置されるようになってきたと思います。だから、プロ野球は面白い。毎年巨人ではつまらない。しかし、日本の大企業は、東京。読売ジャイアンツに勝ってもらわないと東日本の経済の先行きはよくなりません。でも、広島は東洋カープと呼びます。山陽地方の瀬戸内海側。一度いってみたいです。今年の広島は二遊間が鉄壁のエリート。外人の助っ人も素晴らしかった。エルトレッドや、ジョンソンなど。それと、TVでさえ応援の盛り上がりが半端じゃなかった。
弟の方はジャイアンツへ行きましたね。兄の方は広島で1番で活躍中。
いい選手だと思っていたのに、殺人スライディングの動画を見て幻滅しました。
名門の、しかも高いレベルの選手で、スライディングが下手じゃすまされない、明らかにわざとけがをさせにいくまさに殺人スライディング。
実際キャッチャーの子はけがをしてその後選手人生がどうのこうの。
田中が謝ったのか、改心したのか、そうでないのかは私の知るところではないですが、田中の根底にはああいう人間としてヤバい一面があるのがよくわかりますよね。
彼を何となく応援してたり、その汚い過去に目をつぶってるファンの方にはぜひ客観的に過去の田中のプレーを見て非難すべき対象だと気付いてほしいですね。
また、サイトによっては「相手をケガさせてやろうというスポーツマンシップに反する精神」を「男気・ガッツ」といい解釈してるところもありますので、惑わされて物事を客観的に見られなくならないようにご注意を。