広島カープの中継ぎエースである今村猛投手。
ここ2年間は1軍で結果を残すことが出来ませんでした。
今季は中継ぎとして、4年ぶりに60試合以上に登板し、チームの優勝に大きく貢献しました。
そんな今村投手の経歴を振り返るとともに、チームメイトである大瀬良大地投手との関係にも迫ってみましょう。
今村猛vs大瀬良との関係は?
今村猛投手と大瀬良大地投手はともに長崎県出身であり、顔がカピバラに似ていることから、同僚の一岡竜司投手も含めて、「カピバラ三兄弟」と呼ばれています。
今村投手は1991年4月17日生まれで、大瀬良投手は1991年6月17日生まれ。
同級生で、しかも今村投手は清峰高校、大瀬良投手は長崎日大高校と、当然ながらお互い意識する存在だったようです。
とりわけ今村投手はエースとして3年春のセンバツ決勝で菊池雄星投手(現西武)と投げあい、1−0で勝利し、長崎県勢で初めてのセンバツ制覇を達成しました。
だからこそ大瀬良投手は当時から「猛を打って甲子園に行く」という大目標を持っていたようです。
今村 猛(いまむら たける)-広島東洋カープ (2010 – )
生年月日 | 1991年4月17日(25歳) |
出身地 | 長崎県佐世保市 |
身長 | 183cm |
体重 | 95kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 清峰高〜2009年 ドラフト1位 |
プロ通算成績 | 防3.36(12勝22敗11S)投369.1 振346 |
大瀬良投手のその目標は3年夏のときに実現しました。
2009年夏長崎大会 清峰vs長崎日大
準々決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
●清峰 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
○長崎日大 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
大瀬良 大地(おおせら だいち)-広島東洋カープ (2011 – )
生年月日 | 1991年6月17日(25歳) |
出身地 | 長崎県大村市 |
身長 | 187cm |
体重 | 93kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 九州共立大〜2013年 ドラフト1位 |
プロ通算成績 | 防3.64(16勝17敗2S)投282.0 振237 |
そんな2人は今、同じ広島カープのユニフォームを着てプレーしています。
2015年シーズンは今村投手の不調もあり大瀬良投手は今村投手が担っていた中継ぎのポジションで奮闘しました。
それに対し負担をかけてしまったという思いも強かったようです。
チームメイトとして、お互いを助け合いながら、勝利を目指してプレーしています。
今村猛投手の経歴は?
先ほども紹介しましたが、今村投手は長崎県佐世保市出身。
小学3年のときに野球を始めましたが、その時はファーストを守っていました。
中学まではショートやサードを守る内野手でした。
地元の清峰高校に進学し本格的にピッチャーとして頭角を現し始めます。
1年秋には球速が140キロを超え3年春のセンバツでは5試合に先発し44イニング1失点、驚異の防御率0.20をマークし、初の全国制覇に大きく貢献しました。
第90回全国高校野球選手権大会(2008年)今村選手2年生時の試合結果
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
一回戦 | 白鴎大足利(栃木県) | ○ | 11-3 |
二回戦 | 東邦(愛知県) | ● | 4-5 |
第81回選抜高校野球大会(2009年)今村選手3年生時の試合結果
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
一回戦 | 日本文理(新潟県) | ○ | 4-0 |
二回戦 | 福知山成美(京都府) | ○ | 1-0 |
準々決勝 | 箕島(和歌山県) | ○ | 8-2 |
準決勝 | 報徳学園(兵庫県) | ○ | 4-1 |
決勝 | 花巻東(岩手県) | ○ | 1-0 |
2009年のドラフト会議で広島が1位で単独指名し入団に至りました。
2009年 ドラフト
1位 | 今村 猛 | 投手 | 清峰高 |
2位 | 堂林 翔太 | 内野手 | 中京大中京高 |
3位 | 武内 久士 | 投手 | 法政大学 |
4位 | 庄司 隼人 | 内野手 | 常葉学園橘高 |
5位 | 伊東 昂大 | 投手 | 盛岡大附属高 |
6位 | 川口 盛外 | 投手 | 王子製紙 |
1年目はほとんどが2軍での生活でしたが、8月に1軍昇格を果たし先発デビューを飾りました。
しかし2回5失点の炎上という苦いデビューとなりました。
2年目のシーズン中盤から中継ぎに転向し54試合に登板し一気に頭角を現すと、2012年には69試合に登板しました。
3年連続50試合以上に登板しましたが、その勤続疲労からか2014年から2年間は、1軍の登板は減少し不振の時期が続きました。
しかし、2016年に中継ぎとして復活し67試合に登板するなどチームの25年ぶりの優勝に大きく貢献したのです。
年度別投手成績
2009年 (18歳) ドラフト1位 契約金1億万円
年度 | 登板 | 防御率 | 勝敗 | 投球回 | 三振 | 年俸 |
2010年(19) | 2 | 15.75 | 0勝1敗 | 4.0 | 0 | 1000万 |
2011年(20) | 54 | 4.69 | 3勝8敗2S | 94.0 | 76 | 1000万 |
2012年(21) | 69 | 1.89 | 2勝2敗4S | 85.2 | 89 | 2000万 |
2013年(22) | 57 | 3.31 | 2勝5敗3S | 65.1 | 56 | 5000万 |
2014年(23) | 17 | 4.35 | 1勝1敗 | 20.2 | 16 | 5000万 |
2015年(24) | 21 | 3.46 | 1勝1敗 | 26.0 | 22 | 4000万 |
2016年(25) | 67 | 2.44 | 3勝4敗2S | 73.2 | 87 | 3650万 |
プロ通算:7年 | 287 | 3.36 | 12勝22敗11S | 369.1 | 346 |
彼女の存在は?
そんな今村投手は今年25歳。
プロ野球選手として活躍しているだけに、彼女の存在が気になるところ。
高校時代はモテたようで、女性との交際も多かったと言うウワサもあり、また何年か前までは地元に彼女がいたというウワサもあり…。
そんな感じの今村投手ですが、現在彼女がいるかどうかは不明のようです。
今季は大活躍しただけに、女性からのアプローチも増えるかもしれませんね。
まとめ
3年ぶりに、中継ぎとして再び輝きを取り戻してきた今村投手。
チームの25年ぶりの優勝にも大きく貢献し、広島カープは日本シリーズ進出も決めました。
大舞台を経験することでさらに一際大きな投手になることでしょう。
同級生で同郷の大瀬良投手とともに、お互い刺激しあいながら、成長していくことで、広島カープを常勝軍団に導いてほしいものです。