巨人は今年、打力、特に四番に悩まされてきました。
その中で来季から加入が決まった元東北楽天のマギー選手が四番で活躍できるかどうかにも注目が集まりますね!
そこで、今回は巨人四番候補の一人であるケーシー・マギー選手についてご紹介させていただきましょう!
ケーシー・マギーの経歴・生い立ち
ケーシー・マギー -東京読売ジャイアンツ (2017 – )
生年月日 | 1982年10月12日(34歳) |
出身地 | アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクルーズ |
身長 | 185cm |
体重 | 100kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投右打 |
NPB初出場 | 2013年3月29日 |
NPB通算:1年 | 試144 率.292(513打数150安打)本28 点93 盗2 |
ケーシー・マギー選手は2003年のMLBドラフトでシカゴ・カブスから10巡目指名を受けてプロ入りを果たます。
2008年にはAAA級アイオワ・カブスで本塁打12本、92打点を記録するなど着実に階段を登っていましたね。
同年にメジャーに昇格。
成績こそ残せなかったものの確かな足跡を残して、その後ミルウォーキー・ブルワーズに移籍。
2009年には月間最優秀新人選手にも選ばれています。
2010年になると157試合に出場し球団記録となる104打点も記録。
チームを代表する選手へと進化を続けていきました。
以降はパイレーツ、ヤンキースへと渡り歩きこの間、目立った成績も残せなかったこともあって、2012年のオフに楽天への入団が決まっています。
2008〜2012年 年度別打撃成績
2003年 (21歳) シカゴ・カブスドラフト10巡目(全体283位)
年度 | 球団 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 三振 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2008年(26) | カブス | 9 | .200 | (24打数4安打) | 5 | 0 | 0 | 8 |
2009年(27) | ブルワーズ | 116 | .333 | (355打数107安打) | 66 | 16 | 0 | 67 |
2010年(28) | ブルワーズ | 157 | .257 | (610打数174安打) | 104 | 23 | 1 | 102 |
2011年(29) | ブルワーズ | 155 | .310 | (546打数122安打) | 67 | 13 | 0 | 104 |
2012年(30) | パイレーツ ヤンキース |
114 | .267 | (318打数69安打) | 41 | 9 | 1 | 70 |
楽天入団後は本来の調子を取り戻して、1年限りではあったものの、チームの中心選手として活躍。
楽天時代 打撃成績
年度 | 球団 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 三振 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013年(31) | 楽天 | 144 | .292 | (513打数150安打) | 93 | 28 | 2 | 119 |
東北楽天打線 (2013年度)
1番 | 岡島 豪郎 | ライト | 試79 率.323(226打数73安打)本1 点13 盗3 |
2番 | 藤田 一也 | セカンド | 試128 率.275(466打数128安打)本1 点48 盗3 |
3番 | 銀次 | ファースト | 試131 率.317(482打数153安打)本4 点54 盗3 |
4番 | ジョーンズ | 指名打者 | 試143 率.243(478打数116安打)本26 点94 盗4 |
5番 | マギー | サード | 試144 率.292(513打数150安打)本28 点93 盗2 |
6番 | 枡田 慎太郎 | レフト | 試86 率.272(268打数73安打)本8 点47 盗1 |
7番 | 松井 稼頭央 | ショート | 試125 率.248(448打数111安打)本11 点58 盗1 |
8番 | 嶋 基宏 | キャッチャー | 試134 率.257(447打数115安打)本4 点48 盗3 |
9番 | 聖澤 諒 | センター | 試120 率.284(433打数123安打)本2 点40 盗21 |
その後は再びメジャーでのプレーが中心となっていたのですが、2016年巨人が獲得を発表して今に至るというわけですね。
2014〜2016年 年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 三振 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014年(32) | マーリンズ | 160 | .287 | (616打数177安打) | 76 | 4 | 4 | 102 |
2015年(33) | ジャイアンツ | 109 | .198 | (237打数47安打) | 20 | 2 | 1 | 50 |
2016年(34) | タイガース | 30 | .228 | (92打数21安打) | 6 | 0 | 1 | 14 |
MLB:8年 | – | 850 | .258 | (2798打数721安打) | 385 | 67 | 7 | 517 |
NPB:1年 | – | 144 | .292 | (513打数150安打) | 93 | 28 | 2 | 119 |
また、マギー選手の家族構成についても触れておくと奥さんと長男、長女にご自身を含めた4人家族とのことです。
楽天日本一の立役者ケーシー・マギー!
マギー選手といえば楽天に在籍した2013年にチームを日本一に導いた原動力の一人でもあります。
楽天時代は引っ張り傾向の強い典型的なプルヒッターと呼ばれるタイプの打者でした。
当時楽天で四番を争ったライバル・アンドリュー・ジョーンズ選手との関係も良好だったようです。
マギー選手とジョーンズ選手のエピソード
アンドリュー・ジョーンズ選手は、WBC2013オランダ代表として侍ジャパン戦にも出場
WBCでオープン戦不在のA・ジョーンズに、他球団のピッチャーの球種や配球のメモを渡していた。
「(ジョーンズは)野球人としてだけでなく、人間としても尊敬している」と頼もしい兄貴分もいる。
マギー選手はジョーン選手のことを慕っていたようです。
その一方で守備にも光るものがあり、安定感を見せていましたね。
また、性格の良さもマギー選手の特徴で典型的なエピソードがあります。
・本塁打一本につき、5万円を震災孤児に寄付する。
・配球など自分の気付きた事をメモをに取ることを欠かさない。
そこからは優しさや真面目さも見て取れるのではないでしょうか?
打力は衰えていないのか?
楽天退団後の翌年にあたる2014年にはマーリンズで177安打、76打点と数字を残していたものの、それ以降は満足するような数字を残すことはできていません。
その為、正直なところ不安要素が無いかと言えば現状そうではありません。
それを言えば楽天に入団が決まった前年度も不調で苦しんでいましたから、状況は似通っているとも言えるでしょう。
その意味では再び日本でのプレーを皮切りに活躍する可能性も十分考えられます。
2015年以降の成績がその頃以上に悪い辺りは打撃の衰えがあるのかもしれませんね。
そうした不安要素もありはしますが、日本での実績が確かな事と四番候補としての期待もありますから、来季レギュラーとして活躍が望まれている立場である事に違いはありません!
巨人打線 (2016年度)
1番 | 長野 久義 | ライト | 試143 率.283(576打数163安打)本11 点42 盗8 |
2番 | 橋本 到 | センター | 試128 率.233(219打数51安打)本2 点20 盗7 |
3番 | 坂本 勇人 | ショート | 試137 率.344(488打数168安打)本23 点75 盗13 |
4番 | 阿部 慎之助 | ファースト | 試91 率.310(335打数104安打)本12 点52 盗0 |
5番 | 村田 修一 | サード | 試143 率.302(529打数160安打)本25 点81 盗1 |
6番 | ギャレット | レフト | 試123 率.258(422打数109安打)本24 点68 盗0 |
7番 | クルーズ | セカンド | 試91 率.252(298打数75安打)本11 点37 盗0 |
8番 | 小林 誠司 | キャッチャー | 試129 率.204(398打数81安打)本4 点35 盗2 |
9番 | 菅野 智之 | ピッチャー | 登26 防2.01(9勝6敗)投183.1 振189 |
本来は三塁手としての出場が主だった選手ですが、村田選手がいる関係上、三塁手としての活躍よりも手薄な一塁手での活躍が期待されているのではないかと予想されます。
その意味でチーム内のライバルとしては阿部選手、亀井選手あたりになってくるでしょうか。
ある意味で村田選手を脅かすほどの活躍ができれば、チームとしては嬉しい誤算になるかと思いますよ!
2017年巨人打線の予想
1番 | 長野 久義 | ライト |
2番 | 陽 岱鋼 | センター |
3番 | 坂本 勇人 | ショート |
4番 | 阿部 慎之助 or マギー | ファースト |
5番 | 村田 修一 or マギー | サード |
6番 | ギャレット or マギー | レフト |
7番 | クルーズ or 片岡治大 | セカンド |
8番 | 小林 誠司 | キャッチャー |
9番 | 菅野 智之 | ピッチャー |
まとめ
以上、ケーシー・マギー選手についてでした。
性格的にも真面目で研究熱心な選手なので本来持っている実力を発揮できれば楽天時代同様の活躍も十分に望めるでしょう!
本職である三塁手もそうですが、一塁で当時に近い活躍をしてくれれば巨人の躍進に大きな力となるのは間違いありません。
今回の獲得の背景には少なからずそうした思惑があると思われますので、マギー選手の存在が来季の巨人の命運を握っているのは確かですね!
コメント
いつも興味深い情報をありがとうございます。
マギーの今年の活躍を祈ってやまないです。
ちなみに,一点ずっと気になっているのですが,選手の身長がみんなゴジラなみになっています。
m -> cm