東京ヤクルトは2016年度ドラフトで星和弥投手を2位指名しました!
最速156kmとも言われるストレートには大きな期待がかかります。
即戦力としての獲得だと思われるだけにその活躍にも期待が集まるところでしょう。
今回は、そんな星和弥投手についてご紹介させていただきたいと思います!
ヤクルト・ドラ2星和弥投手の経歴・生い立ち
星和弥選手は栃木県那珂川町出身、今年で22歳になります。
小学4年の頃から野球を始め、地元宇都宮工業高校に入学します。
星 知弥(ほし ともや) -東京ヤクルトスワローズ (2017 – )
生年月日 | 1994年4月15日(22歳) |
出身地 | 栃木県那珂川町 |
身長 | 181cm |
体重 | 85kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 明治大〜2016年 ヤクルトドラフト2位 |
球速・球種 | MAX156km(スライダー・カーブ・フォーク・ツーシーム) |
宇都宮工業高校時代
宇都宮工では1年時から控え投手としてベンチ入りしています。
2年秋からエースとなり、強豪校でもある作新学院を相手に練習試合ながら10奪三振を奪う快投を見せていました!
宇都宮工在籍時の最高成績は県大会優勝、関東大会2回戦敗退。
甲子園経験はありません。
春季栃木大会(2012) -宇都宮工・星投手3年時
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
一回戦 | 茂木 | ○ | 7-2 |
二回戦 | 国学院栃木 | ○ | 7-2 |
準々決勝 | 足利南 | ○ | 6-3 |
準決勝 | 宇都宮北 | ○ | 2-1 |
決勝 | 作新学院 | ○ | 2-1 |
春季関東大会(2012) -宇都宮工・星投手3年時
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
二回戦 | 東海大甲府(山梨) | ● | 0-4 |
選手権栃木大会(2012) -宇都宮工・星投手3年時
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
二回戦 | 石橋 | ○ | 2-1 |
三回戦 | 矢板 | ○ | 6-0 |
四回戦 | 足利 | ○ | 2-1 |
準々決勝 | 那須清峰 | ○ | 5-0 |
準決勝 | 宇都宮北 | ○ | 2-0 |
決勝 | 作新学院 | ● | 1-3 |
当時からプロの評価も高く「プロ入りもあるのでは?」と見られていましたが、志望届を提出していなかったこともあって、明治大学に進学します。
明治大学時代
明大進学後も1年から主にリリーフとして活躍。
3年時の最終戦には先発も経験しさらに翌年、ハーレムベースボールウィーク国際大会に出場の経験もしています。
残念ながらこの時は活躍できずに終わり、先発としても1勝止まりの成績。
明治大学時代 投手成績
年度 | 登板 | 勝敗 | 防御率 | 投球回 | 安打 | 三振 | 四死球 | 自責点 |
13春〜16秋 | 46 | 4勝5敗 | 2.59 | 107.2 | 94 | 103 | 31 | 38 |
全国大会 投手成績
年度 | 登板 | 防御率 | 投球回 | 安打 | 三振 | 四死球 | 自責点 |
16 | 3 | 0.00 | 9.1 | 4 | 10 | 3 | 0 |
国際大会 投手成績
年度 | 登板 | 防御率 | 投球回 | 安打 | 三振 | 四死球 | 自責点 |
16 | 3 | 3.86 | 7.0 | 6 | 6 | 3 | 3 |
2016年ドラフト会議
それでもプロからの評価は変わることなく2016年にヤクルトからドラフト2位での指名を受けて、入団が決まりましたね!
ドラフト指名選手
1位 | 寺島 成輝 | 投手 | 履正社高 |
2位 | 星 知弥 | 投手 | 明治大学 |
3位 | 梅野 雄吾 | 投手 | 九産大九産高 |
4位 | 中尾 輝 | 投手 | 名古屋経済大 |
5位 | 古賀 優大 | 捕手 | 明徳義塾高 |
6位 | 菊沢 竜佑 | 投手 | 相双リテック(軟式野球) |
また大学時代は2016年に行われた東京六大学野球選抜vsヤクルトとの試合の際、トリプルスリーで知られる山田哲人選手を空振り三振に打ち取ります。
山田 哲人(やまだ てつと)-東京ヤクルトスワローズ (2011 – )
その際、真中監督にMVPと言わせるほどの高い評価を得ることに成功しています。
真中 満(まなか みつる)-監督歴:東京ヤクルトスワローズ (2009 – )
性格についても触れておくとヤクルトとの試合の際に山田選手を打ち取った時の配球は全球ストレートだった辺りから、強気な性格なのが窺えますね。
加えて、チームを重んじる姿勢からは思いやりがあるようにも思えます。
星和弥投手が注目された訳は?
星投手が注目された理由として挙げられるのはストレートの質の良さですね。
制球力に若干の不安がある投手ではあるのですが、それを補って余りあるストレートの魅力が注目を集めた最大の要因だと思います。
プロでもストレートが早いにも関わらず、空振りが取れない投手がいるようにただボールが速いだけではプロで通用しません。
ボールの質というのは持って生まれた才能でもありますので、それほどの実績がないとしてもプロからの評価がぶれなかったのはその辺りにも理由があるのではないでしょうか?
真中監督の起用法は?
星投手はタイプ的に先発・リリーフ問わず使える投手ではないでしょうか。
真中監督曰く「始めからローテーションで投げられるように頑張って」というコメントがあることから、ローテーション投手としての期待をかけられているようですね。
2016年 ヤクルト先発投手陣
役割 | 選手 | 防御率 | 勝 | 敗 | 投球回数 | 三振 |
先発 | 石川 雅規 | 4.47 | 8 | 8 | 116.2 | 52 |
先発 | 小川 泰弘 | 4.50 | 8 | 9 | 158.0 | 114 |
先発 | 山中 浩史 | 3.54 | 6 | 12 | 140.0 | 54 |
先発 | デイビーズ | 4.39 | 4 | 5 | 82.0 | 64 |
先発 | 成瀬 善久 | 5.60 | 3 | 2 | 72.1 | 42 |
先発 | 原 樹理 | 5.91 | 2 | 8 | 67.0 | 33 |
ヤクルトの伊藤智仁投手コーチも「うちにはスピードのある投手がいないから、一軍に入ってくる力はある」と評価していることからも「モノになってほしい」という期待値の高さが感じられます。
伊藤 智仁(いとう ともひと)-ヤクルトスワローズ (1993 – 2003)
生年月日 | 1970年10月30日(46歳) |
出身地 | 京都府京都市中京区 |
身長 | 183cm |
体重 | 76kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 三菱自動車工業京都〜1992年 ヤクルトドラフト1位 |
NPB通算:7年 | 登127 防2.31(37勝27敗25セーブ)投558.0 振548 |
新人王に関してですが、中日の柳投手を始めとする実績十分の選手たちが同期にいる関係上、正直、厳しい部分もあるのではないかと思われるます。
柳 裕也(やなぎ ゆうや)-中日ドラゴンズ (2017 – )
生年月日 | 1994年4月22日(22歳) |
出身地 | 宮崎県都城市 |
身長 | 180cm |
体重 | 80kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 明治大〜2016年 中日ドラフト1位 |
球種 | MAX150km スライダー・カーブ・チェンジ・ツーシーム・カット |
ヤクルトの層を考えたときには出場機会も多くなると予想されますので、状況次第で可能性はあるのではないかと見ています。
2017年セ・リーグ新人王有力候補
柳 裕也(中日) | 投手 |
寺島 成輝(ヤクルト) | 投手 |
加藤 拓也(広島) | 投手 |
吉川 尚輝(巨人) | 内野手 |
まとめ
以上、ヤクルトの星和弥投手についてでした。
ヤクルトにしてみれば待望の速球派投手!
期待値も必然的に高くなり同時に重圧が圧し掛かってくるのも避けられないものの、裏を返せばチャンスでもあります。
過去で言えば五十嵐亮太投手のようなストレートで魅了する投手を目指していただきたいと思いますよ!