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東北屈指の強豪であり、甲子園の常連校でもある宮城県の仙台育英高校。
昨年秋の東北大会を見事に制し、2年ぶり11回目の選抜高校野球出場を決めました。
過去に準優勝も経験している強豪校ですが、今年は果たしてどのような実力を持っているのでしょうか?
2017年・仙台育英高校の戦績は?
全国大会の戦績 -仙台育英高校(宮城)
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 11回 | 12勝11敗 | 0 | 1 | 0 |
夏の選手権 | 25回 | 30勝25敗 | 0 | 2 | 0 |
甲子園通算 | 36回 | 42勝36敗 | 0 | 3 | 0 |
宮城県下では甲子園の常連校でもある仙台育英高校は、秋季東北大会を優勝で飾り2年ぶり11回目の選抜高校野球出場を決めました。
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秋季宮城大会
秋季宮城県大会では順調に勝ち上り、トップの成績で東北大会に駒を進めます。
秋季宮城大会 ( 2016年成績:優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
二回戦 | 名取北 | ○ | 1-0 |
準々決勝 | 東北学院 | ○ | 10-0 |
準決勝 | 仙台城南 | ○ | 7-0 |
決勝 | 東陵 | ○ | 6-0 |
秋季東北大会
2回戦では青森県の強豪・八戸学院光星高校を完封。
その後も福島県下では甲子園の常連校になっている聖光学院高校。
そして岩手の盛岡大附属高校と、強豪校を次々と圧倒し、盤石の試合運びで東北大会を制しました。
秋季東北大会 ( 2016年成績:優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
二回戦 | 角館(秋田) | ○ | 7-1 |
準決勝 | 八戸学院光星(青森) | ○ | 6-0 |
準決勝 | 聖光学院(福島) | ○ | 3-1 |
決勝 | 盛岡大付(岩手) | ○ | 6-2 |
明治神宮大会
明治神宮大会では初戦で大阪の履正社高校に敗れはしました。
投打にわたる安定感と守りの野球は今回の選抜高校野球でも屈指の存在。
十分優勝狙えるだけの戦力と実績を兼ね備えていると言えるでしょう。
明治神宮大会 ( 2016年成績:初戦敗退 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
一回戦 | 履正社(大阪) | ● | 1-5 |
仙台育英高校の戦績 -2年ぶり12回目
チーム成績 | |||
---|---|---|---|
試合数 | 13 | 打 率 | .309 |
勝 利 | 12 | 本塁打 | 1 |
敗 戦 | 1 | 犠打飛 | 28 |
得 点 | 1試合平均 5.2 | 盗 塁 |
20 |
失 点 | 1試合平均 1.5 | 失 策 | 11 |
2017年選抜の注目選手は?
エース左腕・長谷川拓帆投手
投打のバランスが非常に高い仙台育英高校ですが、そんなチームのエースが左腕の長谷川拓帆投手です。
昨年秋の宮城県の秋季大会、さらには東北秋季大会では9試合に登板し、防御率0.90という抜群の安定感を見せました。
長谷川 拓帆(はせがわ たくほ)3年 – 仙台育英:177cm80kg 左投左打 MAX143km
登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
9 | 4 | 3 | 61.0 | 6 | 25 | 56 | 25 | 0.89 |
決勝戦となった盛岡大付属高校戦でも7回を投げて、2安打1失点に抑える力投でした。
そんな長谷川投手はスライダーなどの変化球を持っていますが、なんといっても魅力なのは最速143キロのストレートです。
ぐいぐいとストレートで押していきながらも、スライダーなどの変化球で緩急をつけたピッチングができます。次々と三振が生まれるピッチングが持ち味です。
リードオフマン・西巻賢二選手
さらに注目なのは仙台育英高校のリードオフマンである西巻賢二選手です。
千葉ロッテに入団した平沢大河選手並の活躍で「平沢二世」 と呼ばれる選手です。
西巻 賢二(にしまき けんじ)3年 – 仙台育英:168cm68kg 右投右打 遊撃手兼投手
1番打者として東北大会では4割を超える打率を残しました。
まさにチームの攻撃の基点となったのです。
打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
47 | 18 | .383 | 6 | 0 |
身長167cmと非常に小柄ながら、内野の守りの要であるショートの守備にも定評があり、また控え投手としても登板しています。
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
6 | 9.0 | 0 | 3 | 9 | 5 | 0.00 |
非常に器用な選手であり、面白い存在と言えるでしょう。
仙台育英高校 主なスタメン(2016年秋季大会成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 西巻 賢二 | 遊撃手 | 168/68 | 右投右打 | 3年 | 率.383(47打数18安打) | 0 | 6 |
2番 | 斎藤 育輝 | 二塁手 | 166/65 | 右投右打 | 3年 | 率.209(43打数9安打) | 0 | 8 |
3番 | 佐川 光明 | 中翼手 | 170/73 | 左投左打 | 3年 | 率.269(52打数14安打) | 0 | 6 |
4番 | 尾崎 拓海 | 捕手 | 176/81 | 右投右打 | 3年 | 率.267(45打数12安打) | 0 | 4 |
5番 | 山田 利輝 | 右翼手 | 174/64 | 右投右打 | 3年 | 率.304(46打数14安打) | 1 | 5 |
6番 | 鈴木 佳祐 | 三塁手 | 163/60 | 右投左打 | 2年 | 率.275(40打数11安打) | 0 | 4 |
7番 | 前田 颯太 | 一塁手 | 185/82 | 右投右打 | 3年 | 率.360(25打数9安打) | 0 | 3 |
8番 | 小川 拓馬 | 左翼手 | 165/61 | 右投左打 | 3年 | 率.455(22打数10安打) | 0 | 4 |
9番 | 長谷川 拓帆 | 投手 | 177/80 | 左投左打 | 3年 | 率.320(25打数8安打) | 0 | 7 |
まとめ
甲子園の常連校である仙台育英高校。
しかしに悲願の優勝はまだ達成できておらず、決勝で涙を飲むということもありました。
投手の柱にある長谷川投手がひと冬越えてどのような成長を見せるか。
高校生は季節が変わると一気に成長する可能性を秘めており、長谷川選手にもその可能性が十分期待されます。
自慢のストレートの球威やキレがさらに増してくれば、チームとして初優勝に手が届く可能性も増してくることでしょう。
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