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夏の高校野球では17度の出場を誇る富山・高岡商業高校。
甲子園の常連である富山の強豪高校ですが、春の選抜なると7年ぶり5度目と夏に比べて幾分出場回数が少ないのです。
そんな高岡商業高校は初戦突破できるでしょうか?
高岡商業高校の甲子園・秋季の実績は?
春の選抜は7年ぶり5回目の出場となる高岡商業高校。
過去4回の出場を振り返ってみると、初出場となった1968年に初戦を突破しています。
しかしそれ以降、3度の出場はいずれも初戦敗退となっており、今大会は1968年の初戦以来、実に49年ぶりの選抜勝利を目指します。
全国大会の戦績 -高岡商業高校(富山県)
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 4回 | 1勝4敗 | 0 | 0 | 0 |
夏の選手権 | 17回 | 7勝17敗 | 0 | 0 | 0 |
甲子園通算 | 21回 | 8勝21敗 | 0 | 0 | 0 |
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秋季富山大会
そんな高岡商業高校は投手力のあるチームです。
昨年秋の秋季富山大会では投打の歯車が見事にかみ合い、準決勝では新湊高校を10対2の大差で勝利。
決勝戦では富山東高校に対し序盤から着実に得点を積み重ね、終わってみれば18対2の圧勝で、相手を一切寄せ付けませんでした。
5試合中3試合のコールド勝ちを納め秋季大会2年連続16度目の優勝を果たしました。
秋季富山大会 ( 2016年成績:優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
二回戦 | 新川 | ○ | (5回コールド)14-0 |
三回戦 | 富山 | ○ | (7回コールド)7-0 |
準々決勝 | 富山南 | ○ | 6-4 |
準決勝 | 新湊 | ○ | (7回コールド)10-2 |
決勝 | 富山東 | ○ | 18-2 |
秋季北信越大会
秋季北信越大会に進出した高岡商業高校は、準々決勝で福井の強豪・福井商業高校と対戦。
自慢の投手力で5対0で勝利しました。
続く準決勝の新潟・日本文理高校との試合では、序盤の5点のビハインドを見事に跳ね返し、8対6で乱打戦を制しました。
決勝戦に進出し福井工大福井高校と対戦したものの、惜しくも敗れ、準優勝に終わりましたが、7年ぶり5度目となる選抜出場の切符を勝ち取ったのです。
秋季北信越大会 ( 2016年成績:準優勝)
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
一回戦 | 飯山(長野) | ○ | 1-0 |
準々決勝 | 福井商(福井) | ○ | 5-0 |
準決勝 | 日本文理(新潟) | ○ | 8-6 |
決勝 | 福井工大福井(福井) | ● | 1-7 |
高岡商業高校の成績 -7年ぶり5回目出場
チーム成績 | |||
---|---|---|---|
試合数 | 9 | 打 率 | .365 |
勝 利 | 8 | 本塁打 | 0 |
敗 戦 | 1 | 犠打飛 | 18 |
得 点 | 1試合平均 7.8 | 盗 塁 |
9 |
失 点 | 1試合平均 2.3 | 失 策 | 8 |
高岡商業高校の注目選手は?
高岡商業高校の注目は、チームの投手力を支えている2人の投手です。
土合伸之輔投手はチームのエース左腕。
ストレートは130キロ台中盤ではありますが、チェンジアップなどの変化球を上手く交えながらの技巧的でかつ、粘りのピッチングが魅力です。
秋季北信越大会の福井商業高校との試合では9回無失点の完封勝利も達成しています。
土合 伸之輔(どあい しんのすけ)3年 – 高岡商:173cm70kg 左投左打
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
6 | 38.2 | 9 | 29 | 36 | 9 | 2.10 |
もう1人は伏見拓真投手です。
こちらもストレートは最速135キロですが、189センチという長身から投げおろす角度のあるストレートとドロンと落ちるカーブが大きな魅力です。
昨年秋の北信越大会では初戦の長野・飯山高校との試合で9回無失点の完封勝利を挙げています。
伏見 拓真(ふしみ たくま)3年 – 高岡商:189cm78kg 右投右打 MAX135km
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
5 | 30.1 | 10 | 21 | 30 | 12 | 2.97 |
高岡商 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 中村 昂央 | 遊撃手 | 174/65 | 右投左打 | 2年 | 率.267(30打数8安打) | 0 | 9 |
2番 | 久保 優斗 | 三塁手 | 169/61 | 右投右打 | 3年 | 率.417(36打数15安打) | 0 | 12 |
3番 | 島村 功記 | 一塁手 | 169/70 | 右投右打 | 3年 | 率.417(36打数15安打) | 0 | 11 |
4番 | 筏 秀生 | 捕手 | 166/75 | 右投右打 | 2年 | 率.364(33打数12安打) | 0 | 7 |
5番 | 扇谷 悠汰 | 左翼手 | 177/73 | 右投左打 | 3年 | 率.417(36打数15安打) | 0 | 8 |
6番 | 山本 優翔 | 二塁手 | 173/63 | 右投右打 | 3年 | 率.138(29打数4安打) | 0 | 3 |
7番 | 伊藤 洸紀 | 中翼手 | 176/66 | 右投左打 | 3年 | 率.429(28打数12安打) | 0 | 8 |
8番 | 土合 伸之輔 | 投手 | 173/70 | 左投左打 | 3年 | 率.455(11打数5安打) | 0 | 4 |
9番 | 谷内 遥紀 | 右翼手 | 168/59 | 右投左打 | 3年 | 率.565(23打数13安打) | 0 | 3 |
まとめ
夏の甲子園では常連校になっている高岡商業高校。
しかし、春夏通じて初戦を突破したのは、2008年夏が最後となっています。
選抜に限ってみれば、実に1968年以来、勝利から遠ざかっています。
49年ぶりとなる春勝利を達成できるでしょうか。
今年の高岡商業高校は左右の投手が揃っており、春の躍進のカギを握る投手力に関しては十分に持ち合わせています。
だからこそ、49年ぶりの勝利を手繰り寄せられる可能性は十分にあるはずです。
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