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大阪桐蔭高校と言えば、目下、日本を代表する屈指の強豪校です。
おかわり君こと埼玉西武・中村剛也選手や北海道日本ハムの4番・中田翔選手ら多くのプロ野球選手を輩出しています。
そんな大阪桐蔭高校が3年連続の選抜出場を決めました。
今年も優勝候補なのかその実力をチェックしてみましょう。
大阪桐蔭の甲子園・秋季の実績は?
大阪桐蔭高校の選抜初出場は1991年の事。
その年は夏の甲子園にも出場して初出場・初優勝という快挙を達成しました。
21世紀に入ってからは春1度、夏3度の優勝を成し遂げており、日本を代表する野球の強豪校の地位を築きました。
春の選抜出場は3年連続9回目。
2012年には現在阪神のエース・藤浪晋太郎投手の活躍もあり初優勝も成し遂げています。
藤浪晋太郎(ふじなみ しんたろう)3年生時 – 大阪桐蔭:197cm85kg 右投右打 MAX153km
甲子園投手成績(2012年:第84回選抜・第94回選手権)
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
春:5 | 40.0 | 7 | 39 | 41 | 11 | 1.58 |
夏:4 | 36.0 | 2 | 14 | 49 | 9 | 0.50 |
計:11 | 76.0 | 9 | 53 | 90 | 20 | 1.07 |
全国大会の戦績 -大阪桐蔭高校(大阪府)
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 8回 | 16勝7敗 | 1 | 0 | 1 |
夏の選手権 | 8回 | 29勝4敗 | 4 | 0 | 1 |
甲子園通算 | 16回 | 45勝11敗 | 5 | 0 | 2 |
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秋季大阪大会
今年の大阪桐蔭高校は投手陣も豊富で、打線も例年通り、今大会でも屈指の破壊力を持っています。
それにもかかわらず昨年秋の秋季大会では意外と苦戦を強いられました。
秋季大阪大会では順調に勝ち上がっていくも、準決勝・履正社高校との試合では、先制点を奪いながらも、その後は小刻みに失点を重ねてしまい、6回終わって6点のビハインド。
そのまま押し切られました。
目下のところ大阪府内、最大のライバルである履正社高校に完敗を喫しています。
3位決定戦に回った大阪桐蔭高校は初芝立命館高校に対して打線が爆発し、8回コールドで勝利。
かろうじて3位を死守し、秋季近畿大会への進出を決めました。
秋季大阪大会 ( 2016年成績:第3位 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
二回戦 | 和泉 | ○ | (5回コールド)14-1 |
三回戦 | 関大北陽 | ○ | (8回コールド)12-1 |
四回戦 | 大阪偕星 | ○ | 3-2 |
五回戦 | 汎愛 | ○ | (7回コールド)8-1 |
準々決勝 | 北野 | ○ | (7回コールド)7-0 |
準決勝 | 履正社 | ● | 4-7 |
3位決定戦 | 初芝立命館 | ○ | (8回コールド)12-5 |
秋季近畿大会
近畿大会に進出した大阪桐蔭高校は初戦に京都の龍谷大平安高校。
そして昨年の選抜優勝校である奈良・智辯学園高校を下し、準決勝に進出しました。
準決勝では兵庫の神戸国際大付属高校と対戦しましたが、3本のホームランを打たれる一発攻勢の前に逆転負けを喫してしまいました。
秋近畿大会 ( 2016年成績:ベスト4)
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
一回戦 | 龍谷大平安(京都) | ○ | (7回コールド)7-0 |
準々決勝 | 智弁学園(奈良) | ○ | 6-4 |
準決勝 | 神戸国際大付(兵庫) | ● | 3-5 |
大阪桐蔭高校の成績 -3年連続9回目出場
チーム成績 | |||
---|---|---|---|
試合数 | 10 | 打 率 | .365 |
勝 利 | 8 | 本塁打 | 7 |
敗 戦 | 2 | 犠打飛 | 16 |
得 点 | 1試合平均 7.6 | 盗 塁 |
17 |
失 点 | 1試合平均 2.6 | 失 策 | 6 |
大阪桐蔭・注目の選手は?
今年の大阪桐蔭高校のエースはプロも注目している徳山壮磨投手です。
183センチの長身から繰り出されるストレートは最速145km。
スライダーとのコンビネーションで相手打線をうち取ります。
昨年秋の秋季近畿大会では龍谷大平安高校から完封勝利を挙げています。
徳山 壮磨(とくやま そうま)3年 – 大阪桐蔭:183cm72kg 右投右打 MAX145km
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
7 | 49.1 | 15 | 43 | 30 | 14 | 2.74 |
また強力な大阪桐蔭打線の中核であり、投げては最速148キロのストレートを誇る投打の軸であるのが根尾昴選手です。
根尾 昴(ねお あきら)2年 – 大阪桐蔭:177cm75kg 右投左打 MAX148km 外野手兼投手
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
2 | 7.2 | 0 | 2 | 9 | 3 | 0.00 |
今年の2年生になる大阪桐蔭高校期待の星です。
昨年秋の秋季近畿大会、智辯学園高校との試合では一発を放っています。
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
8 | 20 | 5 | .250 | 3 | 2 | 1 |
また投手としても秋季大阪大会準々決勝、北野高校その試合では完封勝利を成し遂げました。
大阪桐蔭投手陣をリードするキャッチャー、岩本久重選手は昨年秋の秋季大会では通算で5割近い打率をマーク。
打撃力のある捕手としても注目されています。
岩本 久重(いわもと ひさしげ)3年 – 大阪桐蔭:182cm82kg 右投右打 捕手
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
10 | 33 | 14 | .424 | 6 | 0 | 2 |
そして大阪桐蔭の主砲でアメリカ人の父親を持つハーフの山本ダンテ武蔵選手にも注目です。
小柄ながら瞬発力や身体能力の高さで 「オコエ2世」と呼ばれています。
山本 ダンテ武蔵(やまもと だんてむさし)3年 – 大阪桐蔭:174cm74kg 右投右打 外野手
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
10 | 39 | 19 | .487 | 17 | 1 | 3 |
大阪桐蔭高校 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 藤原 恭大 | 左翼手 | 180/76 | 左投左打 | 2年 | 率.417(36打数15安打) | 1 | 8 |
2番 | 中川 卓也 | 一塁手 | 175/76 | 右投左打 | 2年 | 率.545(11打数5安打) | 1 | 5 |
3番 | 山本 ダンテ武蔵 | 右翼手 | 174/74 | 右投右打 | 3年 | 率.487(39打数19安打) | 1 | 17 |
4番 | 山田 健太 | 三塁手 | 183/82 | 右投右打 | 2年 | 率.241(29打数7安打) | 0 | 4 |
5番 | 根尾 昂 | 中翼手 | 177/75 | 右投左打 | 2年 | 率.250(20打数5安打) | 2 | 3 |
6番 | 坂之下 晴人 | 二塁手 | 170/73 | 右投右打 | 3年 | 率.412(34打数14安打) | 0 | 3 |
7番 | 泉口 友汰 | 遊撃手 | 176/68 | 右投左打 | 3年 | 率.226(31打数7安打) | 0 | 3 |
8番 | 岩本 久重 | 捕手 | 182/80 | 右投右打 | 3年 | 率.424(33打数14安打) | 0 | 6 |
9番 | 徳山 壮磨 | 投手 | 183/72 | 右投右打 | 3年 | 率.316(19打数6安打) | 0 | 5 |
まとめ
投手、野手ともにやはり選手のレベルが高い大阪桐蔭高校。
しかし昨年の秋季大会では、大阪大会では最大のライバル履正社高校に、そして近畿大会では神戸国際大付属高校にそれぞれ敗れました。
確かに戦力も整っており、今大会の優勝候補であることは間違いないのでしょう。
それでも辛うじて選抜出場を決めた経緯を見ても、どこか今までのような抜群の安定感が見られない印象があります。
3年連続の選抜という舞台に立つ大阪桐蔭高校。
一冬越えて新チームがより結束を強め、それぞれがレベルアップ出来ているかが、選抜2度目の優勝に必要な要素となるでしょう。
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