第8日 -第2試合-3月27日(月)二回戦 11:30〜
東海大福岡は、神戸国際大付との1回戦で投手戦を繰り広げました。
最後はエラーによるサヨナラ勝ちをおさめ東海大五時代の57回大会以来32年ぶりのセンバツ勝利。
福岡県勢の福岡大大濠に続いて初戦突破しました。
対するはプロ注目のスラッガー・清宮幸太郎選手を擁する優勝候補の一角である早稲田実。
1回戦から高知・明徳義塾と対戦し、延長戦の末、逆転勝利を収める好発進となりました。
東海大福岡 vs 早稲田実 -甲子園戦績
東海大福岡 vs 神戸国際大付 -2016年秋季成績
東海大福岡・注目メンバー
東海大福岡は昨年秋、僅差の試合をモノにして選抜出場を決めました。
粘り強さとわずかなリードを守りきるチーム力が最大の武器。
1回戦・神戸国際大付との試合でも2-1サヨナラ勝ちとロースコアで勝ち上がっています。
先制点を奪われながらも、相手のエラーがらみで同点とし、9回裏に相手のミスから決勝点を奪い、サヨナラ勝利を収めました。
投げては、サイドハンドのエース・安田大将投手は9回を投げて、神戸国際大付打線をわずか4安打失点1に抑える好投。
32年ぶりの選抜勝利を呼びました。
ストレートこそ130キロに届かない程度ですが、スライダーやシンカーなどの多彩な変化球で相手を打たせて取るピッチングで相手を抑えます。
安田 大将(やすだ だいすけ)3年 – 東海大福岡:175cm70g 右投左打
大会 | 登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
選抜 | 1 | 1 | 0 | 9.0 | 1 | 4 | 0 | 2 | 1.00 |
秋季大会 | 12 | – | – | 105.0 | 26 | 75 | 62 | 16 | 2.23 |
東海大福岡高 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 有安 晟真 | 中翼手 | 175/75 | 右投右打 | 3年 | 率.341(44打数15安打) | 0 | 3 |
2番 | 清水 雄大 | 二塁手 | 172/69 | 右投左打 | 3年 | 率.219(32打数7安打) | 1 | 3 |
3番 | 北川 穂篤 | 捕手 | 175/69 | 右投右打 | 3年 | 率.318(44打数14安打) | 0 | 5 |
4番 | 遠藤 秀斗 | 左翼手 | 180/77 | 右投左打 | 3年 | 率.300(40打数12安打) | 0 | 8 |
5番 | 星野 光紀 | 三塁手 | 173/68 | 右投左打 | 2年 | 率.395(38打数15安打) | 0 | 10 |
6番 | 佐田 健介 | 一塁手 | 182/83 | 右投右打 | 3年 | 率.429(7打数3安打) | 0 | 1 |
7番 | 中山 聖也 | 右翼手 | 185/85 | 右投右打 | 3年 | 率.095(21打数2安打) | 0 | 0 |
8番 | 橋本 尚樹 | 遊撃手 | 171/65 | 右投右打 | 3年 | 率.289(38打数11安打) | 0 | 10 |
9番 | 安田 大将 | 投手 | 175/70 | 右投左打 | 3年 | 率.326(43打数14安打) | 0 | 3 |
早稲田実・注目メンバー
1回戦屈指の好カード強豪・明徳義塾(高知)との対戦。
常に劣勢の苦しい展開となりました。
それでも9回の土壇場で追いつき、延長十回に決勝点を挙げ、接戦をものにしています。
高校通算79本塁打を誇る注目のスラッガー・清宮幸太郎内野手は、4-1四球1。
大会No.1スラッガー清宮幸太郎選手
清宮 幸太郎(きよみや こうたろう) – 早稲田実:184cm102kg 右投左打 一塁手
大会 | 試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
選抜 | 1 | 4 | 1 | .200 | 0 | 0 | 0 |
秋季大会 | 11 | 34 | 14 | .412 | 14 | 5 | 0 |
四番・野村大樹選手
野村 大樹(のむら だいじゅ) – 早稲田実:172cm80kg 右投右打 三塁手 遠投100m 50m6秒4
大会 | 試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
選抜 | 1 | 4 | 2 | .500 | 1 | 0 | 0 |
秋季大会 | 11 | 37 | 17 | .459 | 18 | 4 | 1 |
エース・中川広渡投手
明徳義塾戦は、登板機会がありませんでしたが、投手の中心は2年・中川広渡投手。
身長173cm と小柄なタイプではありますが、最速137キロのストレートとスライダーが武器。
十分に伸びる素質がある投手であり、甲子園では一回り成長した姿を見せる可能性もあるでしょう。
中川 広渡(なかがわ ひろと) – 早稲田実:173cm80kg 右投右打 MAX137km
試合数 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
7 | 33.0 | 8 | 27 | 20 | 16 | 2.18 |
早稲田実業高校 主なスタメン(2016年秋季大会成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 福本 翔 | 右翼手 | 177/74 | 右投右打 | 3年 | – | – | – |
2番 | 横山 優斗 | 中翼手 | 174/72 | 左投左打 | 2年 | 率.216(37打数8安打) | 0 | 5 |
3番 | 清宮 幸太郎 | 一塁手 | 184/102 | 右投左打 | 3年 | 率.412(34打数14安打) | 5 | 14 |
4番 | 野村 大樹 | 三塁手 | 172/80 | 右投右打 | 2年 | 率.459(37打数17安打) | 4 | 18 |
5番 | 小西 優喜 | 左翼手 | 175/81 | 右投右打 | 3年 | 率.273(22打数6安打) | 0 | 6 |
6番 | 雪山 幹太 | 捕手 | 169/75 | 右投左打 | 2年 | 率.273(33打数9安打) | 0 | 11 |
7番 | 橘内 俊治 | 二塁手 | 178/75 | 右投右打 | 3年 | 率.529(34打数18安打) | 0 | 13 |
8番 | 中川 広渡 | 投手 | 173/80 | 右投右打 | 2年 | 率.538(13打数7安打) | 0 | 5 |
9番 | 野田 優人 | 遊撃手 | 177/72 | 右投右打 | 2年 | 率.370(27打数10安打) | 0 | 4 |
見どころ・勝敗予想
プロ注目のスラッガー・清宮幸太郎選手は1回戦で1安打に封じられたものの、4番・野村大樹選手が2安打と押し出し四球を選んでいます。
9番・野田優人が3安打を放っており、下位打線にも当たりがありました。
脅威の粘りを見せた早稲田実を相手に東海大福岡のエース・安田大将投手がどのようなピッチングを見せるでしょうか。
打線が強力な早稲田実が有利ですが、安田投手が接戦に持ち込む投球を見せれば、東海大福岡にも勝機はあるでしょう。