第8日 -第3試合-3月27日(月)二回戦 14:00〜
古豪・静岡は今回で16回目の出場を誇る伝統校。
一方で大阪桐蔭は今や高校球界ではトップクラスの強豪校。
そんな両校が2回戦でぶつかります。
ともに1回戦は2ケタ得点を奪っており、打線は好調です。
静岡 vs 大阪桐蔭 -甲子園戦績
静岡 vs 神戸国際大付 -2016年秋季成績
静岡高校の注目選手は?
静岡は投打のバランスが非常にとれたチーム。
昨秋の秋季東海大会では決勝で至学館を破り、東海地区の王者となりました。
甲子園1回戦では21世紀枠出場の岩手・不来方を相手に、先制点を奪われながらも、初回から5点を奪い、あっさり逆転に成功。
その後も着実に得点を積み重ね、終わってみれば16安打を放ち12点を奪いました。
エース・池谷蒼大投手は7回まで投げ、相手打線を6安打1失点に抑えています。
静岡の最大の強みは何と言っても投手力。
左腕の池谷蒼大投手と右腕の竹内奎太投手というストレートが140キロを超える速球派が2人もいます。
池谷 蒼大(いけや そうた)3年 – 静岡高:173cm74kg 左投左打 MAX144km
大会 | 登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
選抜 | 1 | 0 | 0 | 7.0 | 1 | 6 | 9 | 0 | 1.29 |
秋季大会 | 14 | 9 | 1 | 99.1 | 18 | 58 | 114 | 21 | 1.63 |
竹内 奎人(たけうち けいと)3年 – 静岡高:178cm78kg 右投右打 MAX141km
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
4 | 16.2 | 5 | 11 | 17 | 9 | 2.71 |
2人の投手をリードするキャッチャーの森康太朗選手も注目です。
森 康太朗(もり こうたろう)3年 – 静岡高:168cm68kg 右投右打 捕手
大会 | 試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
選抜 | 1 | 6 | 1 | .167 | 1 | 0 | 0 |
秋季大会 | 14 | 42 | 20 | .476 | 12 | 0 | – |
常に冷静であり、堅実なプレーでチームに貢献しています。
打撃でも安定感があり、キャッチャーとしてのセンスも目を引く注目の選手です。
静岡高校 主なスタメン(2016年秋季大会成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 大石 哲平 | 三塁手 | 168/68 | 右投左打 | 3年 | 率.347(49打数17安打) | 0 | 16 |
2番 | 村松 開人 | 遊撃手 | 170/67 | 右投左打 | 2年 | 率.380(50打数19安打) | 0 | 8 |
3番 | 稲角 塁 | 一塁手 | 176/76 | 右投右打 | 3年 | 率.260(50打数13安打) | 0 | 9 |
4番 | 成瀬 和人 | 左翼手 | 176/76 | 右投右打 | 2年 | 率.373(51打数19安打) | 1 | 12 |
5番 | 小柳 廉 | 右翼手 | 179/73 | 右投右打 | 3年 | 率.152(33打数5安打) | 0 | 1 |
6番 | 藤田 誠也 | 二塁手 | 165/63 | 右投左打 | 3年 | 率.340(47打数16安打) | 0 | 3 |
7番 | 森 康太朗 | 捕手 | 168/67 | 右投右打 | 3年 | 率.476(42打数20安打) | 0 | 12 |
8番 | 池谷 蒼大 | 投手 | 173/74 | 左投左打 | 3年 | 率.237(38打数9安打) | 0 | 6 |
9番 | 前田 優太 | 中翼手 | 167/69 | 右投両打 | 3年 | 率.342(38打数13安打) | 0 | 5 |
大阪桐蔭・注目メンバー
大阪桐蔭は1回戦で秋季中国大会王者の山口・宇部鴻城戦で初回から打者一巡の猛攻で5点を奪いました。
宇部鴻城・早稲田玲生投手は1つのアウトも奪われないまま、マウンドから引き摺り下ろしています。
4回には6番・山田健太選手に一発が飛び出すなど、着実に得点を積み重ねました。
先発・徳山壮磨投手は7回を投げて2安打に抑える好投。
徳山壮磨投手は、プロも注目している大阪桐蔭高校エース。
183センチの長身から繰り出されるストレートは最速145km。
スライダーとのコンビネーションで相手打線をうち取ります。
昨年秋の秋季近畿大会では龍谷大平安高校から完封勝利を挙げています。
徳山 壮磨(とくやま そうま)3年 – 大阪桐蔭:183cm72kg 右投右打 MAX145km
大会 | 登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
選抜 | 1 | 0 | 0 | 7.0 | 1 | 2 | 4 | 2 | 0.00 |
秋季大会 | 7 | – | – | 49.1 | 15 | 43 | 30 | 14 | 2.74 |
強力な大阪桐蔭打線の中核であり、投げては最速148キロのストレートを誇る投打の軸であるのが根尾昴選手。
根尾 昴(ねお あきら)2年 – 大阪桐蔭:177cm75kg 右投左打 MAX148km 外野手兼投手
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
2 | 7.2 | 0 | 2 | 9 | 3 | 0.00 |
今年の2年生になる大阪桐蔭高校期待の星です。
投手としても秋季大阪大会準々決勝、北野高校その試合では完封勝利を成し遂げました。
昨年秋の秋季近畿大会、智辯学園高校との試合では一発を放っています。
大会 | 試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
選抜 | 1 | 5 | 1 | .200 | 2 | 0 | 0 |
秋季大会 | 8 | 20 | 5 | .250 | 3 | 2 | 1 |
そして大阪桐蔭の主砲でアメリカ人の父親を持つハーフの山本ダンテ武蔵選手にも注目です。
小柄ながら瞬発力や身体能力の高さで 「オコエ2世」と呼ばれています。
山本 ダンテ武蔵(やまもと だんてむさし)3年 – 大阪桐蔭:174cm74kg 右投右打 外野手
大会 | 試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
選抜 | 1 | 3 | 1 | .333 | 1 | 0 | 0 |
秋季大会 | 10 | 39 | 19 | .487 | 17 | 1 | 3 |
大阪桐蔭高校 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 藤原 恭大 | 左翼手 | 180/76 | 左投左打 | 2年 | 率.417(36打数15安打) | 1 | 8 |
2番 | 中川 卓也 | 一塁手 | 175/76 | 右投左打 | 2年 | 率.545(11打数5安打) | 1 | 5 |
3番 | 山本 ダンテ武蔵 | 右翼手 | 174/74 | 右投右打 | 3年 | 率.487(39打数19安打) | 1 | 17 |
4番 | 山田 健太 | 三塁手 | 183/82 | 右投右打 | 2年 | 率.241(29打数7安打) | 0 | 4 |
5番 | 根尾 昂 | 中翼手 | 177/75 | 右投左打 | 2年 | 率.250(20打数5安打) | 2 | 3 |
6番 | 坂之下 晴人 | 二塁手 | 170/73 | 右投右打 | 3年 | 率.412(34打数14安打) | 0 | 3 |
7番 | 泉口 友汰 | 遊撃手 | 176/68 | 右投左打 | 3年 | 率.226(31打数7安打) | 0 | 3 |
8番 | 岩本 久重 | 捕手 | 182/80 | 右投右打 | 3年 | 率.424(33打数14安打) | 0 | 6 |
9番 | 徳山 壮磨 | 投手 | 183/72 | 右投右打 | 3年 | 率.316(19打数6安打) | 0 | 5 |
見どころ・勝敗予想
ともに打線好調の両校。
しかもエースがしっかりと試合を作って、投打ががっちりとかみ合っています。
そのため、古豪と日本屈指の強豪校との対決は好ゲームが期待できそうです。
エースである徳山投手が好調で、打線にも破壊力があり、一度つながりだしたら止まらない大阪桐蔭が有利でしょうか。
静岡も1回戦のように初回から先制点を奪えば、勝利が見えてくる可能性もあります。