プロ野球界では右のスラッガーが不足しています。
どの球団も欲しがる右の長距離砲ですが、高校球界では横浜高校・増田珠選手がプロからも注目を集めています。
名門・横浜高校の打線を引っ張る増田選手とはどのような選手なのでしょうか?
小学校時代から経歴をみてみます。
増田珠の経歴・生い立ち
増田 珠(ますだ しゅう)-横浜高校 (2015 – 2018)
生年月日 | 1999年5月12日(歳) |
出身地 | 長崎県長崎市 |
身長 | 181cm |
体重 | 83kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 稲佐小学校〜淵中学校〜横浜高校 |
備考 | 遠投100m 50m6秒0 |
増田珠(ますだ しゅう)選手は1999年5月21日生まれで、長崎県長崎市出身です。
現在は神奈川・横浜高校に在籍していますが、ご両親は長崎に暮らしているようです。
幼少時代は、地元稲佐小学校に通い始めた頃から、ソフトボールを始めました。
これが野球との出会いとなりました。
お父さんは非常に厳格な方のようで、増田選手自身も褒めてもらったということがないほど。
増田選手が出場する試合を見にくることもあるようで、いつも気にかけ、応援しているのでしょう。
お母さんは息子の活躍を見るために、長崎から上京してくることもあるようです。
ご両親とも息子のことが心配でもあり、活躍が嬉しくもあるのでしょう。
増田珠の中学時代
小学校卒業後は同じく地元・長崎の淵中学校に入学します。
中学時代には「長崎リトルシニア」に所属しました。
この時から本格的に硬式野球をするようになりました。
中学時代には全国大会にも出場し、U-15のワールドカップ日本代表に選出。
代表4番を任されるほど、注目される存在となりました。
横浜高校 進学後
中学時代から高校球界では知られるところとなった増田選手は、中学を卒業すると、地元の長崎を飛び出し、横浜高校に入学。
横浜1年生 ( 2015年 )
強豪校であるにも関わらず、1年の春からすぐにベンチ入りし、夏には早くも外野でレギュラーをつかみました。
50メートル6秒という俊足の持ち主でもあったことから、当時は1番バッターを任されました。
横浜2年生 ( 2016年 )
2年の春に疲労骨折というアクシデントに見舞われますが、夏の神奈川県予選には復帰。
クリーンアップとして3本塁打、4割を超える打率で甲子園進出に貢献。
夏・神奈川予選 打者成績 ( 2016年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
7 | 25 | 11 | .440 | 8 | 3 | 1 |
甲子園では2回戦で敗れたものの、打撃では3塁打を放つなどの活躍を見せました。
夏・甲子園打者成績 ( 2016年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
2 | 8 | 4 | .500 | 0 | 0 | 0 |
横浜3年生 ( 2017年 )
そして3年夏の神奈川県予選では、大会新記録となる4試合連続のホームラン。
そしてタイ記録となる5本のアーチを架けました。
しかも打率は6割。
横浜・増田が大田泰示に並ぶ1大会5本塁打!4戦連発は大会新 2017.7.29
「高校野球神奈川大会・決勝、横浜-東海大相模」(29日、横浜スタジアム)今秋ドラフト候補の横浜・増田珠外野手(3年)が、神奈川大会タイ記録となる1大会個人5本目の本塁打を放った。
1-1の同点で迎えた三回1死から、左越えにソロを運んだ。1大会個人5本塁打は、08年の東海大相模・大田泰示(現日本ハム)以来。また、増田は5回戦から4試合連続本塁打で、こちらは神奈川大会新記録となった
夏・神奈川予選 打者成績 ( 2017年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
7 | 25 | 15 | .600 | 11 | 5 | 4 |
2年連続で出場した甲子園では目立った成績を残すことができず、初戦敗退となりました。
それでもチームの主軸として、そして181cm83kgという堂々たる体格からの長打力がプロからも注目される存在となりました。
U-18日本代表侍ジャパンメンバーにも選ばれています。
夏甲子園打者成績 ( 2017年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
1 | 3 | 1 | .333 | 0 | 0 | 0 |
通算 3 | 11 | 5 | .455 | 0 | 0 | 0 |
ドラフトにかかるか
ところで増田選手はプロ志向が非常に強いことも有名です。
そもそも長崎出身の増田選手が進学先に横浜高校を選んだのも、プロに行きたいという大きな目標があったからだそうです。
パワーが注目されている増田選手ですが、力でボールを遠くに飛ばすと言うよりも、きちんとミートする高い打撃センスの持ち主です。
その素質にプロのスカウトも注目し、中には東京ヤクルト・山田哲人選手や巨人・長野久義選手のようなタイプと評するスカウトもいるほど。
最後の甲子園では目立った活躍はできなかったものの、右のスラッガーを欲しがる球団は多いのが現状。
本人もプロ志向が強いため、プロへの道へ進む可能性は極めて高いでしょう。
“逸材”横浜増田を狙うべき球団は地元DeNAではなく…夏の甲子園「ドラフト候補」診断 2017.8/25(金)
1 回戦で敗れたが評価の高さは変わらない。川端健斗(秀岳館)の角度のある142キロをとらえた一打は見事だった。少しリストの強さに頼るところがあるも のの、年々着実にパワーアップしている。センターから見せる強肩、隙を突いて次の塁を狙う走塁も高レベルだ。外野手の高齢化が問題となっているヤクルトに はぜひ狙ってもらいたい選手だ。
まとめ
多くの球団が注目する増田珠選手。
話題性からすれば早稲田実・清宮幸太郎選手や広陵高・中村奨成選手らが目立っており、その陰に隠れている印象もあります。
長打力や打撃センスは決して彼らの引けを取りません。
将来はプロでトリプルスリーを達成できるかもしれない…
そんな素質も持ち合わせている注注目の選手です。