2015年のシーズンでは他を圧倒するような強さを見せ付けた福岡ソフトバンク。
2年連続の日本一に輝き、黄金時代を築きつつあります。
しかし、打線の中軸を担った李大浩選手が大リーグ挑戦を目指すことになり退団。
また昨季10勝をマークしたスタンリッジ投手と、
ウルフ投手も退団することとなりました。
それにより、守護神であるサファテ投手、
9勝負けなしのバンデンハーク投手、
バリオス投手、カニザレス内野手の4選手が残留し、
さらにスアレス投手が新加入しました。
そこで、新助っ人や新たに戦力になるのではと
期待される助っ人を中心に活躍度をチェックしてみましょう。
カニザレス内野手(36歳)
出典:http://www.nikkansports.com/
2016シーズン活躍度 A
バーバロ・カニザレスのプロフィール ポジション:内野手 年齢:36歳 利き腕:右投げ右打ち 身長:190cm 体重:109kg 2015年2軍成績 90試合出場 18本塁打 打率.324 56打点
2013年オフに福岡ソフトバンクに入団したものの、
昨季は分厚い戦力の前に、なかなか1軍昇格のチャンスがありません。
過去2年間で通算22試合に出場し、昨季は待望の来日初アーチを放ちました。
2016年は李大浩選手の退団により、
一気に出場のチャンスが出てくるのではないかとされています。
何と言っても注目なのは、昨季の2軍成績です。
90試合に出場して、18本塁打、打率.324、56打点という輝かしい成績を残しました。
打率では一歩及ばなかったものの、本塁打と打点で2冠に輝いています。
李大浩選手の穴を埋めることが出来るのではないか、
そしていよいよ2軍で埋もれていた才能が1軍で花開くのではないかと期待されます。
活躍期待度はAとしてもいいのではないでしょうか。
ソフトバンクの秘密兵器カニザレス 李大浩がいなくなれば…
【ハワイ発=核心直撃】李大浩の去就が流動的なソフトバンクで、チャンス到来なのが“不遇の助っ人”バーバロ・カニザレス内野手(36)だ。李大浩のサブとして日陰の生活を送ってきたが、今季はファームで打率3割2分4厘(2位)、18本塁打(1位)、56打点(1位)、出塁率3割7分7厘(1位)の準3冠王と圧倒的な数字を残した。2年連続でハワイのV旅行に登場した秘密兵器に来季への思いを聞いた。――ポジションが重なっていた李大浩が抜ける可能性があり、そうなれば外国人枠も1つ空く。来季は契約3年目。「しっかり使えば結果を出す」と期待する声もあるが
カニザレス:デホがいなくなれば、その穴をしっかり埋めて、それ(穴を埋める)以上の結果を出せるようにしたいと思いますね。みんなの期待以上に結果を残したい。あまり難しく考えずに、自分の力を出していきたいですね。
――これまで一軍での出場機会は22試合と少ないが、二軍でのずばぬけた成績から判断しても、出番さえあればという気持ちなのでは
カニザレス:この2年間は自分にとって、すごくいい経験になりましたよ。いろんな投手はもちろん、捕手と当たって(配球などを)研究してきましたからね。ただ、油断をしてはいけないと思ってます。1年目、2年目以上にやっていかないといけない。どれだけ頑張ってやれるか、それ次第だと思いますね。
――一軍での目標の数字はあるか
カニザレス:数字を言うことは難しい。正直、自分でも分からないですからね。30本塁打を打ちたいと言うのは簡単だけど、実際にやってみて、そこまでいけるかは分からない。ただ、来年は一軍に1年間いることを目標として、2年間学んだことを生かしたい。見たことがない投手も多いが、その研究を重ねて、ファン、球団の期待に応えたいです。
――昨年に続くハワイV旅行への参加だ
カニザレス:2年連続でハワイに来られたのは素晴らしいこと。みんなと再会できて、うれしいですね。
――ちなみにハワイは何度目
カニザレス:(前回と合わせて)2回目です。今は、この旅行を楽しみたい。精神的にリフレッシュして、また自宅に戻ってトレーニングや準備を進めたいですね。
引用:http://www.nikkansports.com/
スアレス投手(24歳)
出典:http://www.nikkansports.com/
2016シーズン活躍度 D or A?
ロベルト・スアレスのプロフィール ポジション:投手 年齢:24歳 利き腕:右投げ右打ち 身長:188cm 体重:95kg 所属:3Aメキシコリーグのサルティーヨに所属 43試合に登板し5勝0敗23セーブ、防御率1.71
弱冠24歳の助っ人投手ですが、助っ人というよりも、
むしろ将来性を見越しての獲得となりました。
何とこの投手、大リーグもマイナーリーグも経験がなく、
昨季、メキシカンリーグで1年プレーしたのみ。
しかし、43試合で5勝負けなし、防御率1.71という素晴らしい数字を残しました。
ただあくまでもメキシカンリーグでの成績だけに、
参考程度ではありますが、
最速158キロの剛速球は大リーグスカウトからも注目を浴びたほどです。
福岡ソフトバンクは昨季、バンデンハーク投手が
シーズン中盤は1軍昇格して以降、目覚ましい活躍で9連勝しました。
またバリオス投手も中継ぎで30試合に登板しました。
助っ人選手を育成する環境が備わっているため、
スアレス投手も潜在能力を発揮すれば、
ものすごい投手に変貌を遂げる可能性もあります。
今季に関しては期待度はDかもしれませんが、
シーズン中盤以降、さらには来季以降は超Aクラスになる素質は十分にあります。
ソフトバンク158キロ新助っ投スアレスは
バンデンハークを超える!? 158キロ右腕、ソフトバンクの新外国人ロベルト・スアレス10+ 件(24=メキシカンリーグ)が16日、宮崎秋季キャンプ2度目のブルペンに入り、適応力の高さをみせた。セットポジション時に体が左右に揺れ、静止していないことを倉野投手総合巡回コーチから指摘されると、すぐに修正。今年プロになったばかりだが、戸惑うことなく、順応した。
「日本での(ボークの)ルールが厳しいのは知らなかった。でもアドバイスをもらったし、今後も意識していきたい」。この日は52球を投げ「前回よりもよかった。角度をつけることもできたし、低めに投げることもできた」と満足げだった。
受けた杉田ブルペン捕手の証言も、潜在能力の高さを物語る。「全力で投げていないのに150キロ近く出ていた。バンデンハークを超える速さを持っている。フォークもしっかり落ちる」。倉野コーチも「バランスがよく、直球にキレがある。制球も安定している。伸びしろも大きい」と、太鼓判を押した。
スアレスは昨年までは建設現場作業員や運転手として働きながらアマチュアでプレーしており、今年プロになったばかり。工藤監督は「けん制やクイックは来年、余裕が生まれてきたらやればいい」と焦らず長期計画で育てていく方針。ベネズエラからやってきた助っ人右腕の成長が楽しみだ。【福岡吉央】
引用:http://www.nikkansports.com/
まとめ
外国人選手の活躍ぶりが目覚しい福岡ソフトバンク。
4番と10勝をマークした助っ人が抜けたことが、
今季の戦いにどう影響するのかはわかりませんが、
バンデンハーク投手、サファテ投手と先発、抑えに磐石な助っ人がいます。
これだけでも心強いのですが、昨季のバンデンハーク投手のように、
1軍でチャンスをつかむと一気にその力を発揮する戦力がいるのも確か。
カニザレス内野手はまさにその期待が高いでしょう。
黄金時代を築いているチームに、新たな助っ人が戦力として加わると、
他球団にとっては一層脅威となるのは間違いありません。