出典:https://wirelesswire.jp/
斎藤 佑樹(さいとう ゆうき)
生年月日 | 1988年6月6日(28歳) |
出身地 | 群馬県太田市 |
身長 | 176cm |
体重 | 76kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 2010年 ドラフト1位 |
斎藤祐樹選手といえば甲子園のスターとしてファンに
愛されていた選手という認識をお持ちの方が多いのではないかと思います。
マウンドでハンカチを使っていたことや甘いマスクもあって、
ハンカチ王子とも呼ばれていました。
斎藤 佑樹投手の2006年夏の甲子園成績
投球回数 | 球数 | 被安打 | 奪三振数 | 与四死球数 | 失点 | 自責点 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鶴崎工 | 1回戦 | 9 | 126 | 3 | 7 | 3 | 1 | 1 |
大阪桐蔭 | 2回戦 | 9 | 133 | 6 | 12 | 1 | 2 | 2 |
福井商 | 3回戦 | 9 | 136 | 10 | 7 | 3 | 1 | 0 |
日大山形 | 準々決勝 | 9 | 144 | 5 | 10 | 5 | 2 | 2 |
鹿児島工 | 準決勝 | 9 | 113 | 3 | 13 | 0 | 0 | 0 |
駒大苫小牧 | 決勝 | 15 | 178 | 7 | 16 | 6 | 1 | 1 |
駒大苫小牧 | 決勝再試合 | 9 | 118 | 6 | 13 | 0 | 3 | 3 |
防御率 1.17 |
69 | 948 | 40 | 78 | 18 | 10 | 9 |
しかし、怪我の影響によるフォームの乱れなどもあり、
現在は2軍暮らしが続いているのが現状ですね。
一度でも怪我をしてしまうと以降、
怪我をしないようにと慎重になってしまうため、
それまでできていたことができなくなったりして、
ある種のスランプに陥ってしまうことがありますが、
斎藤選手の場合、特にその傾向が強く見られるように感じます。
怪我をすることでフォームが小さくまとまってしまい、
本来の良さが発揮できないまま、
打たれるという悪循環に嵌ってしまっている印象が強いですし、
周囲では限界説もささやかれていますが、
思い切りと大学時代のフォームを取り戻すことさえできれば、
まだまだ活躍できるチャンスはあるように思えますね。
日ハム斎藤祐樹の年度別成績、年俸推移は?
年度別投手成績
2010年 (22歳) ドラフト1位 契約金1億
年度 | 登板 | 防御率 | 勝敗 | 投球回 | 三振 | 年俸 |
2011年(23) | 19 | 2.69 | 6勝6敗 | 107.0 | 62 | 1500万→3000万 |
2012年(24) | 19 | 3.98 | 5勝8敗 | 104.0 | 59 | 3500万 |
2013年(25) | 1 | 13.50 | 0勝1敗 | 4.0 | 1 | 2800万 |
2014年(26) | 6 | 4.85 | 2勝1敗 | 26.0 | 20 | 2500万 |
2015年(27) | 12 | 5.74 | 1勝3敗 | 42.1 | 24 | 2500万 |
通算: | 57 | 3.97 | 14勝19敗 | 283.1 | 166 | 1億3000万 |
斎藤祐樹選手の成績と年俸推移についてですが、
まずは成績から見ていきましょう。
日本ハムファイターズに入団した2011年に6勝(6敗)を挙げて、完投も一度記録。
防御率も2.69と数字を見る限りではまずまずの成績を残しました。
翌年の2012年は5勝(8敗)と成績を落としたものの、
2完投(1完封)と完投数は前年よりも上がっていることから、成長の後も見られます。
ただ、防御率が3.98と大きく下がっているのは
本人にとっても不本意な数字だったのではと思いますね。
2013年には前年度から続く右肩痛の影響もあってか
1試合の登板に留まり、2014年度は2勝(1敗)を
挙げるも防御率4.85という数字からは期待されている
活躍には程遠かったように感じます。
以降、2015年にも12試合に登板して1勝(3敗)と振るわず、
防御率も5.74と徐々に悪くなっている点も気になる部分でしょう。
次に年俸推移についてですが、
2011年入団時が1500万、翌年の2012年には
倍額の3000万、さらに2013年にも3500万に上がるなど、
ここまでは順調でしたが、2014年度を境に2800万、2015年は2500万、
2016年には2300万と少しずつ下がり続けていますね。
斎藤祐樹の現在は?
斎藤祐樹選手の現在についてはやはり右肩痛による怪我の影響が未だに続いている
こともあって、思うような活躍はできていないのが現状です。
元々、頭の良い投手ですから、体に負担がかからないフォームを追求しての
今の形であるのは確かだと思うのですが、体への負担はかからずとも躍動感や
ボールのキレも同時に失っているために、プロからすれば打ち頃の球に
見えてしまっているのではないでしょうか?
2軍でも打ち込まれてしまうのはその辺りにも原因があるように思えます。
斎藤投手は学生時代から完成度の高い投手でしたが、
その分、フォームから迫力が感じられないタイプでもありましたので、
打者からすれば怖さがないこともあり、踏み込まれて打たれるという問題点がありますから、
ボールにキレがなくなるとある意味、棒球と同じになってしまうのでしょう。
コントロールが良いのもそれに拍車をかける形になっています。
ですから、今後復活していくためには「怪我をしないフォーム」ではなく、
「良かった頃のフォーム」を真の意味で取り戻せるかどうかにかかっているのでは
ないかと思いますね。
以上、斎藤祐樹選手についてとなります。
フォームは一度崩すと立て直すのに苦労しますから、
復活するのは容易ではありませんが、
本来持っている実力を考えれば不可能でもないと思います。
何より、一時期は甲子園を沸かせるほどの選手だったのですから、
このまま終わらないでほしい選手ですね。