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4年ぶり21回目の選抜高校野球出場を決めた東京・早稲田実業高校。
その出場回数は熊本工業高校、兵庫・報徳学園高校と並んで今大会ではトップタイです。
プロ注目のスラッガー、清宮幸太郎選手ばかりが目立つ早稲田実業高校。
果たして今年の実力のほどは?
2017年・早稲田実業の甲子園までの戦績は?
全国大会の戦績 -早稲田実業(東京)
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 20回 | 22勝19敗 | 1 | 1 | 1 |
夏の選手権 | 29回 | 43勝28敗 | 1 | 2 | 3 |
甲子園通算 | 49回 | 65勝47敗 | 2 | 3 | 4 |
4年ぶり21回目の選抜高校野球出場を決めた早稲田実業高校。
一昨年2015年夏の高校野球で準決勝進出を果たしており、その実力や実績は今大会でも屈指の存在です。
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秋季東京大会 -2016年
昨年秋の秋季東京大会では関東一高や国士舘高校といった東京都内でも屈指の強豪校を撃破。
決勝戦では名門・日大三高校を8対6の乱打戦の制しました。
この試合では主軸である清宮選手が5打数ノーヒットと大ブレーキ!
▲ 日大三戦の清宮選手は、5打席連続三振。
それでも他の打者が得点を積み重ね、9回裏に4点を奪い大逆転サヨナラ勝利となりました。
秋季東京大会では一回戦からすべて7点以上を奪い、その強力打線ぶりを遺憾なく発揮しました。
秋季東京大会 ( 2016年成績:優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
1次予選 | 八王子桑志 | ○ | 24-0 |
1次予選 | 立志舎 | ○ | 12-0 |
一回戦 | 日本学園 | ○ | 10-1 |
二回戦 | 日大一 | ○ | 7-1 |
三回戦 | 片倉 | ○ | 12-2 |
準々決勝 | 関東一 | ○ | 8-4 |
準決勝 | 国士舘 | ○ | 9-0 |
決勝 | 日大三 | ○ | 8-6 |
明治神宮大会 -2016年
明治神宮大会では決勝に進出。
決勝戦では大阪・履正社高校を相手に3回までリードを奪うも、4回に投手陣が乱れて7点を失ってしまいます。
この大量失点が 尾を引き、惜しくも準優勝に終わりました。
それでも早稲田実業打線の強さは明治神宮大会の舞台でも思う存分発揮されました。
明治神宮大会 ( 2016年成績:準優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
準々決勝 | 静岡(静岡) | ○ | 5-3 |
準決勝 | 福岡大大濠(静岡) | ○ | 6-4 |
決勝 | 履正社(大阪) | ● | 6-11 |
早稲田実業高校の戦績 -4年ぶり21回目
チーム成績 | |||
---|---|---|---|
試合数 | 11 | 打 率 | .363 |
勝 利 | 10 | 本塁打 | 9 |
敗 戦 | 1 | 犠打飛 | 28 |
得 点 | 1試合平均 9.7 | 盗 塁 |
16 |
失 点 | 1試合平均 2.9 | 失 策 | 9 |
清宮幸太郎の成績・注目選手は?
大会No.1スラッガー清宮幸太郎選手
何と言っても注目されているのは清宮幸太郎選手です。
今年のドラフトでも多くの球団が1位指名候補にあげている高校球界屈指のスラッガー。
現時点で高校通算78本 塁打というパワーある打撃もさることながら、確実性の高いバッティングもまた魅力です。
秋の公式戦でも5本塁打をマークし、チームの主将としての役割も果たしています。
清宮 幸太郎(きよみや こうたろう) – 早稲田実:184cm102kg 右投左打 一塁手
試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
11 | 34 | 14 | .412 | 14 | 5 | 0 |
四番・野村大樹選手
そんな清宮選手は実はチームの3番バッター。
今年のドラフトでプロ注目のスラッガーを3番に置き、1年生ながら4番に座っているのが野村大樹選手。
秋の公式戦では4本のホームランを放ち、すでに高校通算本塁打は20本を超えています。
長打力は先輩・清宮以上とも言われています。
パンチ力あるこの2人が3 番、4番に座るというのは、相手の投手にとって脅威でしょう。
野村 大樹(のむら だいじゅ) – 早稲田実:172cm80kg 右投右打 三塁手 遠投100m 50m6秒4
試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
11 | 37 | 17 | .459 | 18 | 4 | 1 |
エース・中川広渡投手
投手の中心は今度2年生になる中川広渡投手。
身長173cm と小柄なタイプではありますが、最速137キロのストレートとスライダーが魅力です。
まだまだ十分に伸びる素質がある投手であり、甲子園では一回り成長した姿を見せる可能性もあるでしょう。
中川 広渡(なかがわ ひろと) – 早稲田実:173cm80kg 右投右打 MAX137km
試合数 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
7 | 33.0 | 8 | 27 | 20 | 16 | 2.18 |
早稲田実業高校 主なスタメン(2016年秋季大会成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 福本 翔 | 右翼手 | 177/74 | 右投右打 | 3年 | – | – | – |
2番 | 横山 優斗 | 中翼手 | 174/72 | 左投左打 | 2年 | 率.216(37打数8安打) | 0 | 5 |
3番 | 清宮 幸太郎 | 一塁手 | 184/102 | 右投左打 | 3年 | 率.412(34打数14安打) | 5 | 14 |
4番 | 野村 大樹 | 三塁手 | 172/80 | 右投右打 | 2年 | 率.459(37打数17安打) | 4 | 18 |
5番 | 小西 優喜 | 左翼手 | 175/81 | 右投右打 | 3年 | 率.273(22打数6安打) | 0 | 6 |
6番 | 雪山 幹太 | 捕手 | 169/75 | 右投左打 | 2年 | 率.273(33打数9安打) | 0 | 11 |
7番 | 橘内 俊治 | 二塁手 | 178/75 | 右投右打 | 3年 | 率.529(34打数18安打) | 0 | 13 |
8番 | 中川 広渡 | 投手 | 173/80 | 右投右打 | 2年 | 率.538(13打数7安打) | 0 | 5 |
9番 | 野田 優人 | 遊撃手 | 177/72 | 右投右打 | 2年 | 率.370(27打数10安打) | 0 | 4 |
まとめ
打線の破壊力は今年の選抜高校野球出場校の中では最強といえるでしょう。
しかしその一方で投手力に若干の不安があることも確かです。
ここまで打線の破壊力で勝ち進んできたチームだけに、全国の舞台でも果たしてその打線が機能するかどうかが優勝へ向けての大きなポイントとなる でしょう。
もし昨年秋よりも投手力がアップしてくれば、これはもう鬼に金棒。
一躍優勝候補になるのは間違いありません。
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