中日ドラ1柳裕也!大学BIG3即戦力右腕は二桁勝つ力がある?

今季、セリーグで最下位に沈んだ中日。

中日が復活するためには、守り勝つ野球を取り戻すことが重要でしょう。

2016年 セ・リーグ順位 – 試合数 143試合 –

チーム 勝率 勝差
1位 広島 89 52 2 .631
2位 巨人 71 69 3 .507 17.5
3位 DeNA 69 71 3 .493 2.0
4位  阪神 64 76 3 .457 5.0
5位 ヤクルト 64 78 1 .451 1.0
6位 中日 58 82 3 .414 5.0

そのためにも、先発が出来る即戦力投手の獲得は必須でした。

そこで中日がドラフト1位で指名したのが明治大学の柳裕也投手でした。

大学BIG3と高い評価をされていた柳投手は果たして中日を救える投手となれるのでしょうか?

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柳裕也投手の生い立ち

柳裕也投手は1994年4月22日生まれの22歳。

宮崎県都城市に生まれました。

地元の小・中学校に通い、高校は野球の名門・横浜高校。

柳 裕也(やなぎ ゆうや)-中日ドラゴンズ (2017 – )

柳裕也(明治大学)

生年月日 1994年4月22日(22歳)
出身地 宮崎県都城市
身長 180cm
体重 83kg
ポジション 投手
投打 右投右打
プロ入り 明治大〜2016年 中日ドラフト1位
球種 MAX150km スライダー・カーブ・チェンジ・ツーシーム・カット

高校進学で初めて地元を離れることになります。

大学は東京六大学でも近年は躍進を遂げている明治大学に進学。

最速150キロのストレートと多彩な変化球を投げる実戦タイプの投手として注目され、中日がドラフト1位で指名することになったのです。

2球団が競合した明治大学の柳裕也
▲ DeNAのラミレス監督と競合し、引き当てた森繁和監督はガッツポーズ

2016年 ドラフト

1位 柳 裕也 投手 明治大学
2位 京田 陽太 内野手 日本大学
3位 石垣 雅海 内野手 酒田南高
4位 笠原 祥太郎 投手 新潟医療福祉大学
5位 藤嶋 健人 投手 東邦高
6位 丸山 泰資 投手 東海大学

柳裕也(中日ドラゴンズ)
▲ 契約金1億円+出来高5000万円、年俸1500万円

家族はお母さんと妹の3人。

お父さんは運送業を営んでいましたが、柳投手自身が小学6年のときに、仕事中に交通事故で亡くなってしまいました。

そのため、母子家庭という環境で育ちました。

柳投手はお父さんの葬儀が行われる前夜、「プロ野球選手になって、お母さんと幸奈(妹)を守ります」という手紙を書きました。

柳裕也(母・妹)
▲ 柳裕也投手と母・薫さん、妹の幸奈(ゆきな)さん

家族思いで、真面目で、一途な性格なのでしょう。

母子家庭という環境の中で、強くたくましく育ち、その手紙に書いた約束を見事に果たしたのです。

中日1位・柳裕也 母が明かした孝行息子との“二人三脚”
中日に1位指名された柳裕也(投手・22歳・明大)は、12歳にして父の葬儀の喪主を務めた。
当時、小学6年生。母の薫さん(46)は喪主を息子に頼んだのかどうか覚えていない。ただ葬儀の前夜、柳が一人、手紙を書いていた姿は今も目に焼きついている。「プロ野球選手になって、お母さんと(2歳下の妹)幸奈を守ります。だから安心してください」柳は翌日、涙を見せることなく手紙を読みあげた。宮崎県都城市内で運送業を営んでいた父・博美さんが仕事中の事故で亡くなった2006年8月のことだった。「男はどんなにつらくても泣いちゃ駄目だ」博美さんは生前、柳にこう伝えていた。薫さんは「父への思いが深かったから、手紙にしたためて言葉にしようと思ったのかもしれません」と言う。
博美さんは休日、幸奈さんを連れて、柳の練習や試合に付き添った。185センチの父は野球経験はなかったが、教本を買い与え、木材を自ら加工してバット を作った。キャッチボールの相手もした。柳の小学6年時には所属していた「志比田スポーツ少年団」の会長を務め、チームはその夏、学童の全国大会である 「マクドナルド杯」に出場。その年は茨城県水戸市で開催された。事故が起きたのは水戸から帰宅してわずか数日後。前日はチームの役員同士で反省会を開いて いた。父親を亡くしても気丈に振る舞う柳を、薫さんは支え続けた。ひたむきにプロ野球選手を目指す息子の姿に、薫さんもまた、支えられたという。

柳裕也投手が注目された訳

柳投手は小学3年のとき、地元のスポーツ少年団に所属したことがきっかけで野球を始めます。

小学6年の時には全国制覇を達成したこともありました。

中学に進学すると、野球部ではなく、地元・都城のシリアリーグでプレーします。

中学3年の時には日本代表に選ばれ、少年野球全米選手権では優勝にも貢献しました。

小学校、中学校と大舞台を経験していたのです。

その後、地元を離れ、横浜高校に進学。

柳裕也(横浜高校)

2年の春にセンバツ出場を果たし、柳投手もリリーフで3回1失点という結果を残しました。

第83回選抜高校野球大会(2011)柳投手成績

 回戦・対戦校 投球回数 被安打 奪三振数 与四死球数 自責点
一回戦 波佐見(長崎) 1-5 3.0 2 6 1 1

さらにその年の夏にも甲子園に出場し、3年春にはいよいよエースとしてセンバツ出場を果たし、初戦の高知高校との試合では完封勝利を達成しました。

第93回全国高校野球選手権大会(2011)柳投手成績

 回戦・対戦校 投球回数 被安打 奪三振数 与四死球数 自責点
二回戦 健大高崎(群馬) 延長10回 6-5 5.1 9 7 1 1
三回戦 智弁学園(奈良) 4-9 8.0 4 4 1 2
2試合 防御率 2.02 13.1 13 11 2 3

第84回選抜高校野球大会(2011)投手成績

 回戦・対戦校 投球回数 被安打 奪三振数 与四死球数 自責点
一回戦 高知(高知) 4-0 9.0 3 4 1 0
二回戦 聖光学院(福島) 7-1 9.0 11 5 3 1
準々決勝 関東一(東京) 1-4 8.1 8 7 1 4
3試合 防御率 1.71 26.1 22 16 5 5

明治大学に進学してからは、1年の春には早々とリーグ戦に出場しました。

柳裕也(明治大学)

2年の春には先発として起用されるようになり、徐々に頭角を現すと、徐々に実績を積み重ねていきます。

3年の秋には5勝をマークして最多勝のタイトルを獲得するだけでなく、ベストナインにも選ばれました。

ストレートも最速150キロ、スライダー、カーブ、チェンジアップなど緩急をつけた実戦的なピッチングと、まずまずのコントロールで、通算で23勝をマーク。

柳裕也(明治大学)

明治大学時代 投手成績

年度 登板 勝敗 防御率 投球回 安打 三振 四死球 自責点
13春〜16秋 55 23勝8敗 1.84 288.1 189 338 86 59

全国大会 投手成績

年度 登板 防御率 投球回 安打 三振 四死球 自責点
13〜16 8 0.59 30.2 24 35 7 2

国際大会 投手成績

年度 登板 防御率 投球回 安打 三振 四死球 自責点
15〜16 7 0.56 32.0 17 46 15 2

創価大学の田中正義投手、桜美林大学の佐々木千隼投手とともに、大学BIG3として高い評価を得る投手に上り詰めたのです。

柳裕也(中日ドラゴンズ)ドラフト1位

田中 正義(たなか せいぎ)-福岡ソフトバンクホークス (2017 – )

田中正義

生年月日 1994年7月19日(22歳)
出身地 神奈川県横浜市
身長 186cm
体重 90kg
ポジション 投手
投打 右投右打
プロ入り 創価大学〜ソフトバンク 2016年 ドラフト1位
球種 MAX156km スライダー・フォーク・カーブ・カット

佐々木 千隼(ささき ちはや)-千葉ロッテマリーンズ (2017 – )

佐々木 千隼(ささき ちはや)

生年月日 1994年6月8日(22歳)
出身地 東京都日野市
身長 181cm
体重 83kg
ポジション 投手
投打 右投右打
プロ入り 桜美林大学〜ロッテ 2016年 ドラフト1位
球種 MAX153km スライダー・シンカー・フォーク・カーブ・ツーシーム

柳裕也はルーキーイヤーに二桁勝てるか?

今シーズンの中日は左のエースである大野雄大投手の不調など、先発投手の起用に苦労しました。

大野 雄大(おおの ゆうだい)-中日ドラゴンズ (2011 – )

大野雄大

生年月日 1988年9月26日(28歳)
出身地 京都府京都市伏見区
身長 183cm
体重 78kg
ポジション 投手
投打 左投左打
プロ入り 佛教大学〜2010年 ドラフト1位
プロ通算:6年 登107 防3.14(42勝42敗)投697.0 振548

先発投手陣を振り返ってみると、大野雄大投手、若松駿太投手は7勝をマークしましたが、バルデス投手、ジョーダン投手が6勝と、2桁勝利を挙げた投手は一人もいませんでした。

2016年 中日投手陣

役割 選手 防御率 投球回数 三振
先発 大野 雄大 3.54 7 10 129.2 85
先発 若松 駿太 4.06 7 8 115.1 85
先発 吉見 一起 3.08 6 7 131.1 81
先発 バルデス 3.51 6 7 125.2 103
先発 ジョーダン 4.24 6 6 121.0 108
中継 又吉 克樹 2.80 6 6 54.2 55

絶対的なエースがいないチーム事情だからこそ、ルーキーにもなる柳投手には期待がかかります。

また十分に先発ローテーションに入れる可能性もあるのです。

近年を振り返ってみると、社会人の選手の指名が多かった中日のドラフト。

大卒の新人に限ってみれば、左のエースである大野雄大投手は3年目に10勝を挙げましたが、1年目は大学時代の故障の影響で試合の登板にとどまりました。

2011年のドラフト3位である田島慎二投手はルーキーイヤーから中継ぎとして56試合に登板しました。

田島 慎二(たじま しんじ)-中日ドラゴンズ (2012 – )

田島慎二(中日)

生年月日 1989年12月21日(26歳)
出身地 愛知県名古屋市瑞穂区
身長 181cm
体重 84kg
ポジション 投手
投打 右投右打
プロ入り 東海学園大学〜2011年 ドラフト3位
プロ通算:5年 登271 防3.01(20勝28敗26セーブ84ホールド)投320.0 振294

2012年のドラフト1位である福谷浩司投手は1年目こそ9試合の登板にとどまりましたが、その後守護神として活躍した時期もありました。

福谷 浩司(ふくたに こうじ)-中日ドラゴンズ (2013 – )

福谷浩司(中日)

生年月日 1991年1月9日(25歳)
出身地 愛知県知多市
身長 183cm
体重 90kg
ポジション 投手
投打 右投右打
プロ入り 慶應義塾大学〜2012年 ドラフト1巡目
プロ通算:3年 登123 防2.88(5勝9敗30セーブ30ホールド)投122.0 振101

このように中日は大卒の新人が活躍するケースが多いのです。

過去の傾向からしても、そして現在の中日の先発投手陣の台所事情を考えても、柳投手が1年目から二桁勝利を挙げる可能性は十分にありそうです。

ドラ1ルーキー1年目

入団年度 選手 登板 防御率 投球回数 三振
2011 大野 雄大 1 0 0 1 4.0 2
2012 田島 慎二 56 5 5 3 70.2 56
2013 福谷浩司 9 0 0 1 7.1 4
2014 鈴木 翔太 5 0 0 0 6.0 8
2015 野村 亮介 3 0 0 0 2.2 1
2016 小笠原 慎之介 15 2 2 6 72.1 58

まとめ

大学時代から非常に実戦的な投手で、即戦力としての期待が高まる柳裕也投手。

2016年の今季は最下位に沈んでしまった中日。

それだけに柳投手が先発ローテーションの一角に入り込み、来シーズンの中日の救世主となれるか!?

明治大・柳裕也

その先のセリーグ新人王を獲得となるか、大学球界トップクラスの実力を持つ右腕の活躍に注目です。

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