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来季も契約決定!中日が岩瀬仁紀投手。現役続行か引退か?

来季も契約決定!中日が岩瀬仁紀投手。現役続行か引退か?中日のリリーフ陣で長く中心選手として活躍してきた岩瀬仁紀投手ですが、ここ数年は年齢による衰えもあって、今一つの活躍に留まっていました。

経験豊富なサウスポーはチームに不可欠な存在でもあります。

今回はそんな岩瀬仁紀投手についてご紹介させていただきましょう!

岩瀬仁紀の経歴・生い立ち

岩瀬仁紀

岩瀬 仁紀(いわせ ひとき)

生年月日 1974年11月10日(41歳)
出身地 愛知県西尾市
身長 181cm
体重 85kg
ポジション 投手
投打 左投左打
プロ入り NTT東海〜1998年 ドラフト2位

岩瀬選手は愛知県西尾市の出身で今年で41歳になります。

甲子園経験こそありませんが、愛知県の西尾東高校3年の時にノーヒットノーランを記録するなど、この頃から実力の片鱗を見せていました。

その後愛知大学に進学、大学進学当初は外野手として通算101試合出場、384打数124安打、打率.323、9本塁打、64打点を記録。

通算124安打はリーグ歴代2位の記録になるほどで、意外にも打撃も得意だったことがわかりますね!

1995年からは投手、打者兼任での活躍をしていましたが、どちらかといえば野手としての実績の方が注目されており、大学オールジャパンにも外野手として選出されていたのです。

しかし、社会人野球のNTT東海を経由して1998年のドラフトでは中日を逆指名、現在は投手として活躍しているというわけですね!

それからご家族についてですが、嫁さんとお子さん2人の4人家族とのことです。

岩瀬 ドラフト

1998年 ドラフト入団発表

1位指名 福留 孝介 内野手
2位指名 岩瀬 仁紀 投手
3位指名 小笠原 孝 投手
4位指名 蔵本 英智 外野手
5位指名 川添 將大 投手
6位指名 矢口 哲朗 投手
7位指名 新井 峰秀 外野手

中日はなぜ来季も契約決定したのか?

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年度別投手成績

1998年 (24歳) ドラフト2位 契約金1億円

年度 登板 防御率 勝敗 投球回 三振 年俸
1999年(25) 65 1.57 10勝2敗1s 74.1 73 1300万
2000年(26) 58 1.90 10勝5敗1s 80.1 65 4200万
2001年(27) 61 3.30 8勝3敗 62.2 62 8000万
2002年(28) 52 1.06 4勝2敗 59.2 66 1億0500万
2003年(29) 58 1.41 5勝2敗4s 63.2 69 1億4000万
2004年(30) 60 2.80 2勝3敗22s 64.2 53 2億0000万
2005年(31) 60 1.88 1勝2敗46s 57.1 52 2億3000万
2006年(32) 56 1.30 2勝2敗40s 55.1 44 3億5000万
2007年(33) 61 2.44 2勝4敗43s 59.0 50 3億8000万
2008年(34) 51 2.94 3勝3敗36s 49.0 41 4億3000万
2009年(35) 54 2.12 2勝3敗41s 46.2 34 4億3000万
2010年(36) 54 2.25 1勝3敗42s 48.0 41 4億3000万
2011年(37) 56 1.48 0勝1敗37s 48.2 45 4億3000万
2012年(38) 54 2.29 1勝3敗33s 51.0 30 4億5000万
2013年(39) 55 1.86 2勝3敗36s 53.1 37 3億7000万
2014年(40) 34 3.52 1勝2敗20s 30.2 18 3億7000万
2015年(41) 3億0000万
2016年(42) 11 8.59 0勝2敗 7.1 3 5000万
通算:18年 402 2.13 54勝45敗402s 911.1 783

▲2016年9月2日まで

岩瀬投手が貴重な存在であることは間違いないのですが、それでも契約を更新した背景にはいくつかの要因があるように思えます。

まず全盛期と比較した際に元々、岩瀬投手は球界屈指のスライダーの使い手として知られており、狙ってもなかなか打てないほどの切れを当時は持っていました。

その絶対的な変化球を主体にした投球で通算400セーブも記録しており、一時は年俸も4億5000万まで上がっていましたね。

ですが、年齢の衰えと共にスライダーのキレも落ちてきてしまったのが、一時期の不振の原因でもあったのです。

ただ、2016年は2015年の3億から5000万まで下がっていますので、年俸の面での負担が軽くなったことも今年の契約に繋がっているのではないでしょうか?

また、岩瀬投手は今年からスランカーというスライダーの軌道からシンカーの軌道に途中で切り替わる魔球を習得中であるということもわかっております。

変化球としてはかなり珍しいタイプの変化をしますので、安易に習得はできないと思われますが、モノにできれば打者を幻惑する投手としてもう一度活躍が見られそうですね。

また同チーム、同左腕のレジェンド山本昌投手は、50歳まで現役を続けました。

山本昌投手は、年齢を重ねるごとに球速が早くなるといった晩成型。

山本昌

山本昌(やまもとまさ)

生年月日 1965年8月11日(51歳)
出身地 神奈川県茅ヶ崎市
身長 186cm
体重 87kg
ポジション 投手
投打 左投左打
プロ入り 日本大学藤沢〜1983年 ドラフト5位

岩瀬投手は年々、切れが落ちているように見えます。

どちらかと言えば、早熟のタイプに該当する選手だと言えるのではないかと思われますね。

ただこれは山本昌選手のようなタイプがむしろ珍しいケースとして挙げられます。

一概には言えない話ですが、岩瀬投手の場合だと現状の能力を維持するスタイルより、前述のような新しい変化球スランカーを取得するといった方が合っているのも確かです。

モデルチェンジを図ろうとしているのは間違っていないと思いますし、長くプレーしていくためには現状の方針でいいのではないでしょうか?

また、同じくベテランで不振の続いている荒木選手と森野選手の契約も決まりましたから、当時の主力3人そろっての活躍も見てみたいですね!

現役続行・引退?40歳以上の現役選手と比較

40歳以上の現役選手は広島の黒田選手を始めとしてDeNAの三浦投手、楽天の松井稼頭央選手、ロッテの井口資仁選手、福浦和也選手など、今では数多くの選手が名を連ねています。

三浦大輔

三浦 大輔(みうら だいすけ)

生年月日 1973年12月25日(42歳)
出身地 奈良県橿原市
身長 183cm
体重 88kg
ポジション 投手
投打 右投右打
プロ入り 市立高田商〜1991年 ドラフト6位

その中でも同じ投手である黒田選手や三浦選手は参考にできるのではないかと思います。

三浦選手はコントロールの良さが持ち味ですし、黒田選手はツーシーム主体の打たせて取るピッチングで打ち取るスタイルに変更して、今でも第一線で活躍している選手です。

特に黒田投手のスタイルは参考にできる部分が多いのではないかと思われますね!

黒田投手も昔はストレート主体に三振率が非常に高い投手でしたが、そうしたパワーピッチャーでもこれだけスタイルを変えられるということを示してくれた一例です。

広島 黒田

黒田 博樹(くろだ ひろき)

生年月日 1975年2月10日(41歳)
出身地 大阪府大阪市住之江区
身長 185cm
体重 93kg
ポジション 投手
投打 右投右打
プロ入り 専修大〜1996年 ドラフト2位(逆指名)

新球で再起を図ろうという岩瀬投手にとっても一つ、目標にできる選手なのではないでしょうか?

三浦投手や黒田投手を始めとして、それ以外の選手たちもチームの中心として活躍を続けている方もいますので、年齢的に限界ということもないのではないかと感じます。

2016シーズン現在迄の各投手成績

選手 登板 防御率 勝敗 投球回 三振 被本塁打
黒田博樹 21 3.03 8勝7敗 133.2 85 13
三浦大輔 1 13.50 0勝1敗 4.0 2 1
岩瀬仁紀 11 8.59 0勝2敗2H 7.1 3 1

▲2016年9月2日まで

まとめ

以上、岩瀬仁紀投手についてでした。

限界説が囁かれる中でプレーするのは想像以上に難しいですが、本人も様々な形を模索しているようです。

何よりも山本昌選手という前例もあるわけですから、諦めずにもう一度活躍を見せてほしいですね!

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