今シーズンのパリーグは北海道日本ハムが最大11.5ゲーム差をひっくり返す大逆転優勝を決めました。
そんな北海道日本ハムの勢いはCSでもそのまま続くのか!?
それとも3連覇を逃した福岡ソフトバンクが巻き返すのか!?
さらに千葉ロッテの大下克上はあるのか!?
注目のパリーグクライマックスシリーズについて展開を予測してみましょう。
2016年 パ・リーグ順位 – 試合数 143試合 –
チーム | 勝 | 負 | 引 | 勝率 | 勝差 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 日本ハム | 87 | 53 | 3 | .621 | – |
2位 | ソフトバンク | 83 | 54 | 6 | .606 | 2.5 |
3位 | ロッテ | 72 | 68 | 3 | .514 | 12.5 |
4位 | 西武 | 64 | 76 | 3 | .457 | 8.0 |
5位 | 楽天 | 62 | 78 | 3 | .443 | 2.0 |
6位 | オリックス | 57 | 83 | 3 | .407 | 5.0 |
2016年パ・リーグ クライマックスシリーズ日程
ファーストステージ:ヤフオクドーム | ||||
10/8(土) |
13:00
|
ソフトバンク | 4-3 | ロッテ |
10/9(日) | 13:00 | ソフトバンク | 4-1 | ロッテ |
10/10(月) | 13:00 | ソフトバンク | – | ロッテ |
10/11(火) | 18:00 | 予備日 | ||
ファイナルステージ:札幌ドーム | ||||
10/12(水) | 18:00 | 日本ハム | 6-0 | ソフトバンク |
10/13(木) | 18:00 | 日本ハム | 4-6 | ソフトバンク |
10/14(金) | 18:00 | 日本ハム | 4-1 | ソフトバンク |
10/15(土) |
14:00
|
日本ハム | 2-5 | ソフトバンク |
10/16(日) | 14:00 | 日本ハム | 7-4 | ソフトバンク |
10/17(月) | 18:00 | – | ||
10/18(火) | 18:00 | 予備日 | 勝者 | |
10/19(水) | 18:00 | 予備日 | 勝者 |
3位 千葉ロッテマリーンズ 投打分析
千葉ロッテマリーンズ – 72勝68敗3分 –
得点 | 583(リーグ4位) |
失点 | 582(リーグ3位) |
本塁打 | 80(リーグ6位) |
盗塁 | 77(リーグ5位) |
打率 | .256(リーグ4位) |
防御率 | 3.66(リーグ3位) |
首位から差が開くこと15ゲーム差、2位・福岡ソフトバンクとも12.5ゲームの差をつけられましたが今季貯金4で3位に滑り込んだ千葉ロッテ。
チーム打率はリーグ4位の.256、チーム防御率はリーグ3位の3.66と平均的な数字を残しています。
しかし千葉ロッテといえば、CSでの下克上のイメージも強いでしょう。
2010年3位で終了したシーズンもCSで勝ち上がり日本シリーズ進出、その日本シリーズでは4勝3敗で中日を下し逆転日本一に輝いたのです。
今年も3位という順位から「下克上」の再来の可能性は否定できません。
投手陣を見ると決して先発が揃っているチームではありませんが、今季14勝の石川投手、10勝の涌井投手と言う2枚看板がいます。
石川 歩(いしかわ あゆむ) -千葉ロッテマリーンズ (2014 – )
生年月日 | 1988年4月11日(28歳) |
出身地 | 富山県魚津市 |
身長 | 186cm |
体重 | 80kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
今季成績 | 防2.16(14勝5敗)試23 投162.1 |
涌井 秀章(わくい ひであき) -千葉ロッテマリーンズ (2014 – )
生年月日 | 1986年6月21日(30歳) |
出身地 | 千葉県松戸市 |
身長 | 185cm |
体重 | 85kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
今季成績 | 防3.01(10勝7敗)試26 投188.2 |
この2人は当然ながら キーマンとなり、彼らでしっかり勝てるかどうかによっては、ファイナルステージにコマを進め、旋風を巻き起こす可能性はあります。
打線も派手さはありませんが、しぶとくつないでいく攻撃が持ち味のチーム。
その中で、主砲のデスパイネ選手のパワーを打線が活かすことができるかがカギを握りそうです。
アルフレド・デスパイネ -千葉ロッテマリーンズ (2014 – )
生年月日 | 1986年6月17日(30歳) |
出身地 | キューバ |
身長 | 175cm |
体重 | 95kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投右打 |
今季成績 | 率.280(496-139) 24本 92打点 0盗 |
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2位 福岡ソフトバンクホークス 投打分析
福岡ソフトバンクホークス – 83勝54敗6分 –
得点 | 637(リーグ1位) |
失点 | 479(リーグ2位) |
本塁打 | 114(リーグ3位) |
盗塁 | 107(リーグ2位) |
打率 | .261(リーグ3位) |
防御率 | 3.09(リーグ2位) |
圧倒的な戦力と安定感で、優勝は間違いなしだろうと思われていた福岡ソフトバンク。
シーズン中盤以降の北海道日本ハムの猛烈な追い上げと、チーム自体が故障者続出で、一気にペースダウンしてしまったことで逆転優勝を喫してしまいました。
チーム防御率は3.09、チーム打率は.261といずれもパリーグ上位に位置しています。
637得点はパリーグ1位であり、打線の破壊力は申し分ありません。
ソフトバンク 主力打者
試合数 | 選手 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
143 | 松田 宣浩 | .259 | 27 | 85 | 6 |
143 | 中村 晃 | .287 | 7 | 50 | 6 |
141 | 内川 聖一 | .304 | 18 | 106 | 3 |
137 | 今宮 健太 | .245 | 10 | 56 | 8 |
122 | 長谷川 勇也 | .271 | 10 | 51 | 2 |
120 | 柳田 悠岐 | .306 | 18 | 73 | 23 |
ただシーズン終盤の故障者続出、中でも打線の軸を担っていた柳田選手の骨折による離脱は、チームに大きな影を落としてしまいました。
そんな柳田選手はすでに2軍で実戦復帰を果たしており、CSに間に合いそうな雰囲気が出てきました。
そうなってくると、当然打線のキーマンとなります。
柳田 悠岐(やなぎた ゆうき)-福岡ソフトバンクホークス (2011 – )
生年月日 | 1988年10月9日(27歳) |
出身地 | 広島県広島市安佐南区 |
身長 | 188cm |
体重 | 93kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投左打 |
今季成績 | 率.306(428-131) 18本 73打点 23盗 |
柳田選手が戻ってくることで打線に軸が出来、安定感を取り戻せば十分に下克上の可能性も帯びてくるでしょう。
先発投手陣は和田投手の15勝を筆頭に、武田投手、千賀投手ら若手とベテランがバランスよく安定した成績を残しています。
ソフトバンク 主力投手
役割 | 選手 | 防御率 | 勝 | 敗 | セーブ |
先発 | 和田 毅 | 3.04 | 15 | 5 | 0 |
先発 | 武田 翔太 | 2.95 | 14 | 8 | 0 |
先発 | 千賀 滉大 | 2.61 | 12 | 3 | 0 |
先発 | 東浜 巨 | 3.00 | 9 | 6 | 0 |
抑え | サファテ | 1.88 | 0 | 7 | 43 |
だからこそ守護神がしっかり試合を締めることができるかがカギとなるでしょう。
そうなると今季43セーブを挙げたものの、7敗を喫しているサファテ投手がキーマンとなるでしょう。
デニス・サファテ -福岡ソフトバンクホークス (2014 – )
生年月日 | 1981年4月9日(35歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 |
身長 | 193cm |
体重 | 102kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
今季成績 | 防1.88(0勝7敗43S)試64 投62.1 |
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1位 北海道日本ハムファイターズ 投打分析
北海道日本ハムファイターズ – 87勝53敗3分 –
得点 | 619(リーグ2位) |
失点 | 467(リーグ1位) |
本塁打 | 121(リーグ2位) |
盗塁 | 132(リーグ1位) |
打率 | .266(リーグ1位) |
防御率 | 3.06(リーグ1位) |
大逆転優勝を果たした日本ハムは、チーム打率.266、チーム防御率3.06。
打率、防御率ともに僅差ですがパリーグ1位。
優勝に輝いたチームとしてのこの数字は安定感を物語っています。
シーズン中盤以降、15連勝を決めるなどの猛チャージの要因ともなりました。
そんな北海道日本ハムの投打のキーマンはもちろん 「二刀流」大谷選手。
大谷翔平(おおたに しょうへい) -北海道日本ハムファイターズ (2013 – )
生年月日 | 1994年7月5日(22歳) |
出身地 | 岩手県奥州市 |
身長 | 193cm |
体重 | 102kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投左打 |
今季成績 | 防1.86(10勝4敗)試21 投140.0 率.322(323-104) 22本 67打点 7盗 |
投げては10勝、打っては打率3割・本塁打22本という、エースであり主砲でもある大谷投手を栗山監督が短期決戦の中でどのように起用していくかがカギを握りそうです。
また投手陣を見ると特にシーズン終盤は守護神が泣き所でしたが、今季21セーブのマーティン投手が復帰する可能性もあるようです。
クリス・マーティン -北海道日本ハムファイターズ (2016 – )
生年月日 | 1986年6月2日(30歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 |
身長 | 203cm |
体重 | 98kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
今季成績 | 防1.07(2勝0敗21S)試52 投50.2 |
マーティン選手が復活となればチーム投手陣のキーマンとなるのは間違いありません。
日本ハム 主力投手
役割 | 選手 | 防御率 | 勝 | 敗 | セーブ |
先発 | 有原 航平 | 2.94 | 11 | 9 | 0 |
先発 | 大谷 翔平 | 1.86 | 10 | 4 | 0 |
先発 | 増井 浩俊 | 2.44 | 10 | 3 | 10 |
先発 | 高梨 裕稔 | 2.38 | 10 | 2 | 0 |
抑え | マーティン | 1.07 | 2 | 0 | 21 |
打線では中軸の大谷選手、中田選手、レアード選手と破壊力抜群であるだけに上位打線を打つ陽選手や西川選手がキーマンとなるでしょう。
陽 岱鋼(よう だいかん)-北海道日本ハムファイターズ (2006 – )
生年月日 | 1987年1月17日(29歳) |
出身地 | 中華民国(台湾) |
身長 | 183cm |
体重 | 89kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投右打 |
今季成績 | 率.293(495-145) 14本 61打点 5盗 |
西川 遥輝(にしかわ はるき)-北海道日本ハムファイターズ (2011 – )
生年月日 | 1992年4月16日(24歳) |
出身地 | 和歌山県紀の川市 |
身長 | 179cm |
体重 | 76kg |
ポジション | 外野手、内野手 |
投打 | 右投左打 |
今季成績 | 率.314(493-155) 5本 43打点 41盗 |
日本ハム 主力打者
試合数 | 選手 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
143 | 田中 賢介 | .272 | 2 | 53 | 22 |
143 | レアード | .263 | 39 | 97 | 0 |
143 | 中島 卓也 | .243 | 0 | 28 | 23 |
141 | 中田 翔 | .250 | 25 | 110 | 2 |
138 | 西川 遥輝 | .314 | 5 | 43 | 41 |
130 | 陽 岱鋼 | .293 | 14 | 61 | 5 |
CSでもしっかり出塁し中軸にチャンスで回すことができればシーズン同様の破壊力をキープできるでしょう。
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パ・クライマックスシリーズの展望
パリーグのクライマックスシリーズもセリーグ同様10月8日からパリーグ2位福岡ソフトバンクとパリーグ3位千葉ロッテが福岡ヤフオクドームで対戦します。
優勝候補は何と言っても北海道日本ハムでしょう。
一時は最大11.5ゲーム差あったものの、それを見事に跳ね返して4年ぶりの優勝を決めたのですから。
戦力の安定感そして勢いは他の追随を許しません。
しかし千葉ロッテはかつて下克上を達成したこともあり福岡ソフトバンクは2連覇したという実績があります。
とりわけ福岡ソフトバンクはシーズン終盤の故障者が一軍に復帰してくるとなると強大な戦力を取り戻すことになりCSの台風の目になることは間違いありません。
北海道日本ハムが有利なのには変わりありませんがファーストステージを勝ち上がってきたチームも実力があるだけに目が離せません。
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