今年8月、巨人・長野選手が国内FA権を取得しました。
過去の実績から見ても、FA権を行使すれば、注目の的となることは間違いないのですが、その周辺は静けさを保っています。
まだCSが残っていると言うことも考えられますが、果たして長野選手はFA権を行使するのでしょうか。
巨人・長野久義はどんな選手なのか?
長野 久義(ちょうの ひさよし)-読売ジャイアンツ (2010 – )
生年月日 | 1984年12月6日(31歳) |
出身地 | 佐賀県三養基郡基山町 |
身長 | 180cm |
体重 | 85kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | Honda〜2009年 ドラフト1位 |
2度のドラフト指名拒否を経て、2009年のドラフト1位で念願の巨人の指名を受け、入団に至りました。
2010年、厳しい外野手争いを経て、開幕こそはスタメン出場ではなかったものの、試合を重ねるにつれて、徐々にスタメン機会が増えていきました。
巨人打線(2010年開幕オーダー)
1番 | 坂本 勇人 | ショート | 率.281(609-171) 31本 85打点 |
2番 | 松本 哲也 | センター | 率.287(317-91) 0本 22打点 |
3番 | 小笠原 道大 | サード | 率.308(510-157) 34本 90打点 |
4番 | ラミレス | レフト | 率.304(566-172) 49本 129打点 |
5番 | 亀井 義行 | ライト | 率.185(205-38) 5本 17打点 |
6番 | エドガー | セカンド | 率.263(289-76) 12本 44打点 |
7番 | 阿部 慎之助 | キャッチャー | 率.281(498-140) 44本 92打点 |
8番 | 高橋 由伸 | ファースト | 率.268(280-75) 13本 56 |
9番 | 内海 哲也 | ピッチャー | 27登板 11勝8敗 防4.38 |
当時はラミレス選手(現・横浜DeNA監督)や前年新人王を獲得した松本哲也選手ら、選手層の厚い巨人であったにもかかわらず、1年目から128試合に出場し、19本塁打、打率.288で新人王を獲得。
年度別打撃成績
2009年 (25歳) ドラフト1位 契約金1億円
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 年俸 |
---|---|---|---|---|---|---|
2010年(26) | 128 | .288 | 52 | 19 | 12 | 1500万 |
2011年(27) | 140 | .316 | 69 | 17 | 19 | 3500万 |
2012年(28) | 144 | .301 | 60 | 14 | 20 | 9500万 |
2013年(29) | 144 | .281 | 65 | 19 | 14 | 1億6000万 |
2014年(30) | 130 | .297 | 62 | 13 | 8 | 1億8000万 |
2015年(31) | 130 | .251 | 52 | 15 | 3 | 2億0000万 |
2016年(32) | 143 | .283 | 42 | 11 | 8 | 1億7500万 |
プロ通算:7年 | 959 | .289 | 402 | 108 | 84 |
右打者で、長打もあり、打率も残せ、しかも俊足であるという3拍子揃った選手で、いきなり1年目からその素質を存分に発揮しました。
2年目には早くも打率.316で首位打者のタイトルを獲得すると、3年目には自身初の全試合出場を果たし、シーズン173安打はセリーグの最多安打となりました。
押しも押される巨人の外野のレギュラーとなったのです。
シーズン最多安打
年度 | 選手 | 球団 | 安打 |
---|---|---|---|
2009年 | ラミレス | 読売ジャイアンツ | 186 |
2010年 | マートン | 阪神タイガース | 214 |
2011年 | マートン | 阪神タイガース | 180 |
2012年 | 坂本勇人 長野久義 |
読売ジャイアンツ 読売ジャイアンツ |
173 |
2013年 | マートン | 阪神タイガース | 178 |
2014年 | 山田 哲人 | 東京ヤクルトスワローズ | 193 |
2015年 | 川端 慎吾 | 東京ヤクルトスワローズ | 195 |
2016年 | 菊池 涼介 | 広島東洋カープ | 181 |
2014年、2015年とけして満足の出来る成績ではなかったものの、今シーズンは3年ぶりに全試合に出場し、打率.283、11本塁打のまずまずの成績を残しました。
7年連続2ケタ本塁打を放ち、巨人の上位打線の軸となっています。
当然ながら、右打者で足も武器の選手であり、それなりの打率を残しているという点では球団内の評価も高いようですが、私生活では様々なウワサも飛び交っています。
それゆえに、球団内の評価も微妙に下げているというウワサも…。
2015年9月4日フライデー
菅野、長野、片岡、宮國、藤井の合コン フライデー
8月24日夜、西麻布ビルの屋上でバーベキュースタイルの合コンが行われた。
参加した男性陣は菅野智之(25)、長野久義(30)、片岡治大(32)、宮國椋丞(23)、打撃投手藤井秀悟(38)ら。
女性はモデル風の美女たち。”前日までの広島カープ戦で2連敗。翌日から2位を争う大事なヤクルトスワローズ戦を控えたときに開かれました。”
しかし、プロ野球選手としては実績もあり、巨人のレギュラーであることは間違いありません。
FAの動向
長野選手はアマチュア時代から巨人入団を熱望していました。
そのため、日本大学時代の2006年のドラフト会議では北海道日本ハムが、Honda時代の2008年のドラフト会議では千葉ロッテが、それぞれ強行指名しました。
が!いずれも拒否。
晴れて2009年のドラフト1位で巨人に入団し、ようやく念願が叶ったのです。
2009年 ドラフト
1位 | 長野 久義 | 外野手 | Honda |
2位 | 鬼屋敷 正人 | 捕手 | 近畿大学工業高専 |
3位 | 土本 恭平 | 投手 | JR東海 |
4位 | 市川 友也 | 捕手 | 鷺宮製作所 |
5位 | 小野 淳平 | 投手 | 日本文理大学 |
それだけ巨人にこだわっただけに、「生涯巨人だろうし、FA権行使なんてありえないのでは?」と見る向きも多いのは確か。
しかし、FA権を取得した際の心境は、あくまでも目の前の試合に集中したいというものでした。
CSを控えている今も、その心境に変わりはないでしょう。
巨人からFA移籍した選手
年度 | 選手 | 移籍球団 | ポジション | 移籍時成績 | |
---|---|---|---|---|---|
1993 | 駒田 徳広 | 横浜 | 内野手 | 率.249 | 試122 安109 本7 点39 盗1 |
2002 | 松井 秀喜 | ヤンキース | 外野手 | 率.334 | 試140 安167 本50 点107 盗3 |
2006 | 小久保 裕紀 | ソフトバンク | 内野手 | 率.256 | 試88 安79 本19 点55 盗1 |
2008 | 上原 浩治 | オリオールズ | 投手 | 防3.81 | 登26 6勝5敗1S 投89.2 振72 |
2009 | 高橋 尚成 | メッツ | 投手 | 防2.94 | 登25 10勝6敗 投147.0 振126 |
2011 | 鶴岡 一成 | DeNA | 捕手 | 率.218 | 試34 安12 本0 点1 盗0 |
2011 | サブロー | ロッテ | 外野手 | 率.254 | 試67 安44 本3 点18 盗2 |
しかし、長野選手に関しては、私生活の面で球団の評価が低いとも言われています。
今季の巨人は何かと悪いニュースがうごめいた中で、コンプライアンスが守れない、「紳士」になれない選手は評価が下がってしまうようです。
国内の他球団に移籍する可能性は限りなく低いでしょうし、獲得する側にもリスクがあると考える球団もあるでしょう。
その一方で、将来的には海外への移籍などの可能性は捨てきることができないのが現状ともされています。
嫁・子どもはいるの?
長野選手は2014年の春に、12歳年上のテレビ朝日アナウンサーである下平さやかさんと結婚されました。
前年に故障し、手術に至った際には、大きな心の支えになったようで、そこから結婚へと進んだようです。
下平 さやか(しもひら さやか)
生年月日 | 1973年2月12日(43歳) |
出身地 | 東京都新宿区 |
血液型 | B型 |
最終学歴 | 早稲田大学法学部 |
職歴 | テレビ朝日アナウンサー |
実は、ドラフト指名された2009年の段階で、すでに一部雑誌で交際が発覚しており、5年にわたって、愛をはぐくみ、結婚に至りました。
下平さやかと長野久義の熱愛
下平さやかアナウンサーと巨人の長野久義が車内でキスしている姿を週刊誌で激写されました。熱愛しているという事が報じられました。結婚も近いと言われていましたが、破局してしまったと報じられています。
しかし、子どものうわさは聞こえてこず、それが「離婚するのではないか」という憶測にも繋がっているようで…。
まとめ
FA権を取得した長野選手ですが、他の選手に比べて、あまり大々的に取り上げられていません。
今季取得した選手の中では、とりわけ実績もあるはずなのに…。
その影には、かつて巨人入団にこだわり続けたこと、そして様々なウワサ、私生活面なども影響しているのでしょう。
しかし将来、海外FA権を取得したときにどう判断するかなど、その動向からは目が離せないのは確かです。