DeNAは今季2016年大きな躍進を遂げました。
来季からはエースを務めていた山口俊投手が抜けた穴をどのようにして補うかが今後の大きな課題として残りました。
その上で次期エースとして名前が挙がるのが、石田健大投手ではないかと思われます。
そこで今回はDeNAのエースとしての期待がかかる石田健大投手についてご紹介させていただきましょう!
石田健大投手の経歴・生い立ち
石田健大選手は広島県広島市南区出身で今年23歳期待の若手投手になります。
小学校の頃はソフトボール、中学に入ってから硬式野球を始めています。
石田 健大(いしだ けんた) -横浜DeNAベイスターズ (2015 – )
生年月日 | 1993年3月1日(23歳) |
出身地 | 広島県広島市南区 |
身長 | 180cm |
体重 | 85kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 左投左打 |
プロ入り | 法政大学〜2014年横浜DeNAドラフト2位 |
NPB通算:2年 | 登37 防3.04(11勝10敗)投224.2 振190 |
広島工業高校時代
高校は、地元広島工業へ入学。
広島工業高校に入学後は1年時からベンチ入りを果たします。
3年春に30年ぶり県V!
2回戦の庄原実高校戦でノーヒットノーランを達成記録する活躍を見せました!
中国大会も22年ぶり優勝を達成!
春季広島大会(2010年) 石田投手3年生時の試合結果
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
二回戦 | 庄原実 | ○ | 7-0 |
三回戦 | 市呉 | ○ | 3-1 |
準々決勝 | 府中 | ○ | 6-3 |
準決勝 | 呉商 | ○ | 8-1 |
決勝 | 尾道 | ○ | 2-0 |
春季中国大会(2010年) 石田投手3年生時の試合結果
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
一回戦 | 南陽工(山口) | ○ | 1-0 |
準決勝 | 岡山東商(岡山) | ○ | 4-2 |
決勝 | 高川学園(山口) | ○ | 5-3 |
中国地方No1左腕としてプロからも注目されたが故障の影響でプロ野球志望届を提出せず法政大学に進学しています。
法政大学時代
ここでも一年目からリーグ戦に登板する等、順調に来ていましたね。
2年の秋には3勝を挙げるといった活躍も見せ、3年の春には慶応大学との試合で15奪三振と完封勝利を記録。
日米大学野球選手権大会の代表にも選ばれています。
リーグ戦通算成績でも19勝(16敗)の記録。
リーグ戦 投手成績
年度 | 登板 | 勝敗 | 防御率 | 投球回 | 安打 | 三振 | 四死球 | 自責点 |
11春〜14秋 | 45 | 19勝16敗 | 2.85 | 259.0 | 241 | 218 | 65 | 82 |
全国大会 投手成績
年度 | 登板 | 防御率 | 投球回 | 安打 | 三振 | 四死球 | 自責点 |
2012年 | 2 | 0.00 | 3.0 | 0 | 7 | 2 | 0 |
国際大会 投手成績
年度 | 登板 | 防御率 | 投球回 | 安打 | 三振 | 四死球 | 自責点 |
2013年(日米) | 2 | 27.0 | 0.1 | 0 | 1 | 2 | 1 |
ドラフト会議
4年時は肩の故障が悪化して思うような成績が残せなかったものの(1勝6敗、防御率4.12)
2014年のドラフトで横浜DeNAベイスターズに2位での指名を受け入団しました!
2014年 ドラフト
1位 | 山崎 康晃 | 投手 | 亜細亜大学 |
2位 | 石田 健大 | 投手 | 法政大学 |
3位 | 倉本 寿彦 | 内野手 | 日本新薬 |
4位 | 福地 元春 | 投手 | 三菱日立パワーシステムズ横浜 |
5位 | 山下 幸輝 | 内野手 | 國學院大學 |
6位 | 百瀬 大騎 | 内野手 | 松本第一高 |
7位 | 飯塚 悟史 | 投手 | 日本文理高 |
▲ 2014年DeNA2位(契約金7500万円、年俸1200万円)
また石田健大投手は、現在は独身です。
まだ彼女情報についてはないようです。
若い選手なので結婚は、これからといったところではないでしょうか?
石田健大のプレースタイル・どんな投手?
石田健大選手の特徴は強気な投球が最大のウリ。
150キロを超えてくるストレートは威力も十分ですが、それだけでなく変化球もスライダー、チェンジアップ、カーブ、フォークと一通り投げられる器用さを併せ持っています。
年度別投手成績
2014年 (21歳) 横浜DeNA 契約金7500万円
年度 | 登板 | 防御率 | 勝敗 | 投球回 | 三振 | 被安打 | WHIP | 年俸 |
2015年(22) | 12 | 2.89 | 2勝6敗 | 71.2 | 58 | 67 | 1.30 | 1200万 |
2016年(23) | 25 | 3.12 | 9勝4敗 | 153.0 | 132 | 128 | 1.07 | 1800万 |
NPB通算:2年 | 37 | 3.04 | 11勝10敗 | 224.2 | 190 | 195 | 1.14 | – |
コントロールが左投手にしては安定感がある辺りもチームからすれば計算しやすい投手と言えるのではないでしょうか?
性格も投球から強気であることが窺えるのですが、優しい一面も持っていますね。
石田選手は一軍で活躍するようになってから、ご両親が度々観戦に訪れていたそうです。
4度目にようやく勝利投手となることができたというエピソードがあり、
「早く勝たないと両親が大変だと思った」とご両親を気遣う場面もあったと言われていて、この話からも石田選手の優しさが伝わってくるのではないかと思います。
2016年今季の話ですが、侍ジャパンにも選出されたところからはまだ強化試合の段階とはいえ、着実に成長の跡が見られますね!
表彰・代表歴
月間MVP | 1回 (投手部門:2016年5月) |
日本代表 | 2013年日米大学野球選手権大会日本代表 侍ジャパン 野球オランダ代表 野球メキシコ代表 強化試合 |
2017年開幕候補!来季投手陣の柱になれるか?
前述の通り今季、勝ち頭だった山口投手が抜けたことで、来季開幕投手を誰が務めるのかは急務と言っていい問題でしょう。
山口 俊(やまぐち しゅん)-横浜DeNAベイスターズ (2006 -)
生年月日 | 1987年7月11日(29歳) |
出身地 | 大分県中津市 |
身長 | 187cm |
体重 | 97kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 柳ヶ浦高〜2005年 高校生ドラフト1巡目 |
プロ通算:11年 | 登367 防3.29(39勝44敗111セーブ24ホールド)投735.1 振699 |
何人かの候補の中から選ばれるのは間違いないことですが、その中でも今季ラミレス監督から「シーズンを通じて一番安定している投手」と言わしめた安定感は石田選手がエース候補最有力と言って間違いはないのではないでしょうか?
アレックス・ラミレス -監督歴:横浜DeNAベイスターズ (2016 -)
生年月日 | 1974年10月3日(42歳) |
出身地 | ベネズエラ |
身長 | 180cm |
体重 | 100kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投右打 |
NPB初出場 | 2001年3月30日 |
NPB通算:13年 | 試1744 率.301(6708打数2017安打)本380 点1272 盗20 |
他にも実績のある井納投手や今永投手などもライバルとなってくるかとは思いますが、去年の成績や今後の成長も含めると石田投手が開幕投手本命と見ていいですね!
井納 翔一(いのう しょういち)-横浜DeNAベイスターズ (2013 -)
生年月日 | 1986年5月1日(30歳) |
出身地 | 東京都江東区 |
身長 | 188cm |
体重 | 91kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | NTT東日本〜2012年 ドラフト3位 |
2016成績 | 登23 防3.50(7勝11敗)投151.2 振113 |
今永 昇太(いまなが しょうた)-横浜DeNAベイスターズ (2016 -)
生年月日 | 1993年9月1日(23歳) |
出身地 | 福岡県北九州市 |
身長 | 177cm |
体重 | 80kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 左投左打 |
プロ入り | 駒澤大学〜2015年 ドラフト1位 |
2016成績 | 登22 防2.93(8勝9敗)投135.1 振136 |
2016年 DeNA主力投手陣
役割 | 選手 | 防御率 | 勝 | 敗 | ホールド | セーブ |
先発 | 山口 俊 (FA移籍) | 2.86 | 11 | 5 | 0 | 0 |
先発 | 石田 健大 | 3.12 | 9 | 4 | 0 | 0 |
先発 | 今永 昇太 | 2.93 | 8 | 9 | 0 | 0 |
先発 | 井納 翔一 | 3.50 | 7 | 11 | 0 | 0 |
中継ぎ | 三上 朋也 | 2.61 | 2 | 4 | 32 | 2 |
中継ぎ | 須田 幸太 | 2.68 | 5 | 3 | 23 | 0 |
中継ぎ | 田中 健二朗 | 2.45 | 5 | 3 | 23 | 0 |
中継ぎ | ザガースキー | 4.96 | 3 | 1 | 3 | 0 |
抑え | 山﨑 康晃 | 3.59 | 2 | 5 | 5 | 33 |
まとめ
以上、DeNAの石田健大投手についてでした。
まだ、来年の事はわからないというのが実際のところではあるのですが、先々の事を踏まえて考えたときにはライバル候補の中で最も若い人がエースを張ってくれた方がチームも安定します。
それだけの力を石田投手は有していると思いますので、今年の安定感を持続できれば山口投手の抜けた穴も自ずと埋まるはずです!
来季だけでなく、DeNAがこれから先、上位陣の中で戦っていける戦力を維持していくためにも石田選手にかかる期待は大きくなってくると思いますよ!