強打の横浜DeNA打線の主軸であるホセ・ロペス選手。
勝負強さと確実性とパワーを併せ持った助っ人で、昨年のチーム初のCS出場にも大きく貢献しました。
そんなロペス選手は今季、どのような活躍を見せるでしょうか?
性格も含めて予想してみましょう。
DeNAホセ・ロペスのプロフィール
ロペス選手は1983年11月24日生まれの歳で、ベネズエラ出身の選手です。
ホセ・ロペス -横浜DeNAベイスターズ (2015 – )
生年月日 | 1983年11月24日(歳) |
出身地 | ベネズエラ・アンソアテギ州バルセロナ |
身長 | 183cm |
体重 | 103kg |
ポジション | 内外野手 |
投打 | 右投右打 |
初出場 | MLB / 2004年7月31日 NPB / 2013年3月29日 |
NPB通算:4年 | 試518 率.276(1803打数498安打)本99 点280 盗3 |
経歴
ベネズエラといえば野球だけでなくサッカーも強い国。
ロペス選手の少年時代はサッカー選手になりたいと思っていたようです。
野球を始めたのは中学から、その当時もサッカーと野球を両立していたようです。
そんなロペス選手がメジャーの世界に足を踏み入れたのは2000年のこと。
当時、入団したのはイチロー選手も所属していたシアトル・マリナーズでした。
2004年には所属していたシアトル・マリナーズでメジャーデビューし、イチロー選手とともに試合に出場したこともありました。
2013年にNPBデビュー!
2014年迄巨人に在籍。
▲ 契約金1700万円、年俸8000万円で1年契約
巨人 新外国人が入団会見 ロペス「最低打率3割、15本塁打」
巨人の新外国人選手のホセ・ロペス内野手とマニー・アコスタ投手が29日、川崎市のジャイアンツ球場で入団記者会見を行った。大リーグ通算92本塁打のロペスは「優勝のために力を尽くす。最低打率3割、15本塁打を打ちたい」と言い、昨季メッツで45試合に登板したアコスタは「チームの連覇に貢献したい」と力強く語った。会見に同席した原辰徳監督はロペスを中軸の一塁手として、アコスタはセットアッパーや抑えとして起用する案を口にし「実績は申し分ない。環境に慣れて、今まで以上に力を出してくれれば」と期待した。
2015年からは横浜DeNAに移籍して現在に至っています。
ロペスがDeNA入り クビにした巨人の選手が恐れる理由
「なんでクビにしちゃったのかな。あんな優良助っ人はいないのに」巨人の某選手がこう言った。巨人を自由契約になったホセ・ロペス(31)が12日、DeNAに年俸1億5000万円の2年契約で入団することが決定。球団を通じて「ベイスターズのメンバーになれることを光栄に思います。大変うれしく、大変興奮しています」とコメントした助っ人に、「敵として厄介な相手になりそう」と巨人は早くも警戒心を強めているのだ。ロペスは今季、チームトップの22本塁打を記録したものの、打率は.243と低空飛行。安定感に欠ける打撃がクビの一因になったが、選手内の評価は高かった。特に堅実な一塁守備は投手陣から絶大な信頼を寄せられて、「ホセのあの守備なら、打率2割ちょっとでも十分」と言われた。
性格
そんなロペス選手は南米出身の選手らしく、非常に明るく、他の選手をからかってみたりすることもあるなど、ひょうきんな一面も持っています。
またすでに結婚をされており、ご家族をベネズエラに残し単身赴任生活をしているようです。
ホセ・ロペスはどんなプレーヤー
マリナーズ時代 – ( 2001 – 2010 )
ロペス選手が大リーグの世界に飛び込んだのは2000年のこと。
当時はシアトル・マリナーズに所属し、メジャー初昇格を果たしたのは2004年。
当時はイチロー選手ともプレーしました。
2006年には151試合に出場し、シーズン170安打、10本塁打を放ち、打率も2割8分2厘をマーク。
イチロー選手とともに、その年のオールスターゲームにも出場しました。
その後もメジャーに定着し、2008年にはシーズン191安打、2009年には25本塁打を放ちました。
マリナーズでは欠かすことの出来ない戦力となりました。
年度別マイナー打撃成績 – ( 2001 – 2005 )
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 三振 |
---|---|---|---|---|---|---|
2001年(18) | A-級:70 | .256(289打数74安打) | 20 | 2 | 13 | 44 |
2002年(19) | A+級:123 | .324(522打数169安打) | 60 | 8 | 31 | 45 |
2003年(20) | AA級:132 | .258(538打数139安打) | 69 | 13 | 18 | 56 |
2004年(21) | AAA級:74 | .295(275打数81安打) | 39 | 13 | 5 | 30 |
2005年(22) | AAA級:44 | .319(182打数58安打) | 31 | 5 | 2 | 25 |
年度別MLB打撃成績 – ( 2004 – 2010 )
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 三振 |
---|---|---|---|---|---|---|
2004年(21) | 57 | .232(207打数48安打) | 22 | 5 | 0 | 31 |
2005年(22) | 54 | .247(190打数47安打) | 25 | 2 | 4 | 25 |
2006年(23) | 151 | .282(603打数170安打) | 79 | 10 | 5 | 80 |
2007年(24) | 149 | .252(524打数132安打) | 62 | 11 | 2 | 64 |
2008年(25) | 159 | .297(644打数191安打) | 89 | 17 | 6 | 67 |
2009年(26) | 153 | .272(613打数167安打) | 96 | 25 | 3 | 69 |
2010年(27) | 150 | .239(593打数142安打) | 58 | 10 | 3 | 66 |
ロッキーズ時代 – ( 2011 )
2010年は打撃の成績がふるわず、その年のオフにロッキーズに移籍しました。
このシーズンも成績不振からシーズン途中に解雇され、マーリンズとマイナー契約を結びました。
年度別MLB打撃成績 – ( 2011 )
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 三振 |
---|---|---|---|---|---|---|
2011年(28) | 82 | .216(231打数50安打) | 21 | 8 | 2 | 28 |
マーリンズ 〜 インディアンズ 〜 ホワイトソックス -( 2012 )
その後はインディアンス、ホワイトソックスと毎年のように移籍を繰り返しながら、2013年に巨人に入団することになりました。
年度別MLB打撃成績 – ( 2012 )
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 三振 |
---|---|---|---|---|---|---|
2012年(29) | 81 | .246(236打数58安打) | 28 | 4 | 0 | 471 |
MLB通算:9年 | 1036 | .262(3841打数1005安打) | 480 | 92 | 25 | 35 |
巨人時代 – ( 2013 – 2014 )
かつてはメジャーのオールスターにも出場した輝かしい実績を残していたロペス選手。
巨人移籍後、その実績に違わぬ打撃で、3割を超える打率をマークし、メインであるファーストの守備にも安定感があり、ゴールデングラブ賞も受賞しました。
しかし翌年はアンダーソン選手やセペダ選手の獲得により、熾烈な外国人枠競争の中でなかなか結果を残すことが出来ず・・・
また阿部慎之助選手の一塁転向もあって、その年のオフに解雇となりましたが、その実績を見込んだ横浜DeNAが獲得し、移籍することになったのです。
年度別打撃成績 – (2013 – 2014)
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 犠打 | 三振 | 年俸 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013年(30) | 121 | .303(429打数130安打) | 55 | 18 | 1 | 5 | 57 | 8000万 |
2014年(31) | 134 | .243(375打数91安打) | 57 | 22 | 1 | 3 | 66 | 1億7000万 |
横浜DeNAへ移籍 – ( 2015 – 2016 )
横浜DeNAに移籍したことで、伸び伸びプレーすることが出来るようになったのか打撃の調子を取り戻します。
2015年には25本塁打、2016年には何と34本塁打、95打点をマークし、チームの史上初のCS出場にも大きく貢献しました。
年度別打撃成績 – (2015 – 2016)
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 犠打 | 三振 | 年俸 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015年(32) | 140 | .291(516打数150安打) | 73 | 25 | 1 | 1 | 82 | 1億5000万 |
2016年(33) | 123 | .263(483打数127安打) | 95 | 34 | 0 | 0 | 75 | 1億5000万 |
NPB通算:4年 | 518 | .276(1803打数498安打) | 280 | 99 | 3 | 0 | 280 | 2億3000万 |
2017年の活躍は期待出来るか?
横浜DeNAに移籍して3年目を迎えたロペス選手は、今やチームの打線には欠かせない戦力となっています。
開幕から打線も好調で、3割を軽く超える打率と勝負強さを見せています。

ホセ・ロペス(横浜DeNAベイスターズ)
主砲の筒香選手がなかなか波に乗れない中で、ロペス選手の安定した打棒はより力強さを感じさせます。
横浜DeNA打線の中核を担い、ライバルを寄せ付けないほどです。
ロペス選手のアピールポイントはなんと言ってもシュアな打撃。
好調、不調の波もほとんどなく、シーズン通して安定した成績を残しています。
今季も安定感に磨きがかかり、チームの主軸として活躍を期待できるでしょう。
DeNA打線 (2016年度成績)
1番 | 桑原 将志 | センター | 試133 率.252(462打数131安打)本11 点49 盗19 |
2番 | 石川 雄洋 | セカンド | 試95 率.294(297打数62安打)本2 点14 盗6 |
3番 | 梶谷 隆幸 | ライト | 試107 率.274(396打数108安打)本18 点56 盗26 |
4番 | 筒香 嘉智 | レフト | 試133 率.322(469打数151安打)本44 点110 盗0 |
5番 | ロペス | ファースト | 試123 率.263(483打数127安打)本34 点95 盗0 |
6番 | 倉本 寿彦 | ショート | 試141 率.294(534打数157安打)本1 点38 盗2 |
7番 | 宮﨑 敏郎 | サード | 試101 率.291(302打数88安打)本11 点36 盗0 |
8番 | 戸柱 恭孝 | キャッチャー | 試124 率.265(367打数83安打)本2 点23 盗0 |
9番 | 石田 健大 | ピッチャー | 登25 防3.12(9勝4敗)投153.0 振132 |
まとめ
昨年、横浜DeNAは球団史上初のCS出場を果たし、CSのファイナルステージまでコマを進めました。
日本シリーズ出場という目標もはっきりと見えてきました。
そんなチームにあって、ロペス選手は絶対的に欠かせない戦力です。
筒香選手とのクリーンアップは、セリーグでも最強クラスといっていいでしょう。
安定した打撃でチームを優勝に導けるかが注目されます。