楽天・四番アマダー！今季活躍するか？年俸・成績は？

楽天・四番アマダー！今季活躍するか？年俸・成績は？昨年、東北楽天に入団した今季で2年目を迎えるアマダー選手。

今季は4番として期待される助っ人ですが、果たして2017年はその期待に応える活躍を見せることは出来るでしょうか？

アマダー選手の2年目を占ってみましょう。

アマダーの経歴・生い立ち

いかにも大きな当たりを飛ばしそうな巨体の持ち主であるジャフェット・アマダー選手。

それもそのはずで身長は193cm、体重は入団当初、何と135キロ。

今では140キロを越えているとも言われていますが、この体重、実は日本のプロ野球史上で最重量の記録を打ち立てました。

そんなアマダー選手は1987年1月19日生まれで、今年で歳になりました。

ジャフェット・アマダー　-東北楽天ゴールデンイーグルス (2016 – )

メキシコ出身の内野手で、入団当初の記者会見では、自分の成績よりもチームの勝利に貢献したいと語っています。

しかも相手の研究も欠かさないなど、真面目な性格であることをうかがわせました。

楽天新外国人アマダー入団会見
楽天が２９日、コボスタ宮城隣接のイーグルスドームで新外国人３人の入団会見を行った。ジャフェット・アマダー内野手（２９＝メキシカンリーグ）はＮＰＢ史上最重量となる１３５キロの右の大砲。「野球選手として成長できる環境を求めてここに来た。日本の野球はスピードがあってレベルが高い。頭を使う知的な野球だと感じる。まずは打点、そしてホームランでチームに貢献したい」と話す。
１６０キロを超える直球が武器のラダメス・リズ投手（３２＝パイレーツ）は「持ち味は直球。日本の野球に苦手意識はない。個人的には先発をやりたいが、中継ぎでも抑えでも、与えられた場所で精いっぱいやる」と力を込めた。先発候補のジェイク・ブリガム投手（２７＝ブレーブス）は「このチームには伝統がある。１１年の震災に見舞われた東北を背負って戦い、１３年には日本一になって勇気づけた。そんなチームに加わることができ、とても感動している」と話した。

そして私生活ではすでに結婚されており、2人のお子さんがいらっしゃいます。

上は男の子、下は女の子で、女の子は昨年生まれたばかりです。

アマダーはどんなプレーヤー？

メキシカンリーグ時代　 – ( 2007 – 2012 )

アマダー選手はメジャーリーグの経験は、ありません。

2013年から2014年にかけて、アストロズとマイナー契約を結んでいた時期がありましたが、野球人生の多くはメキシカンリーグで過ごしました。

2007年、メキシカンリーグのミナティトラン・オイラーズに入団。

いくつかの球団を渡り歩き、2015年にはレッドデビルズというチームで103試合に出場し、打率3割4分6厘、41本塁打、117打点というものすごい成績をマーク。

本塁打王、打点王に輝きました。

なんと126本のヒットの打ち、約3割に当たり41本がホームランなのですから、その破壊力は抜群です。

メキシカンリーグでの通算では、167本塁打、607打点を挙げており、出塁率と長打率を足した値であるOPSは何と9割8分8厘と、10割に迫る脅威の数字を残しています。

メキシカンリーグ年度別打撃成績　 – ( 2007 – 2012 )

アストロズ傘下時代　 – ( 2013 – 2014 )

メキシカンリーグ復帰　 – ( 2015 )

メキシコ代表　 – ( 2016-2017 )

WBC打撃成績 – (2017)

過去にはオリックスや福岡ソフトバンクでプレーした李大浩選手が、同じような巨体選手として知られていましたが、タイプとしても体型としても近いのかもしれません。

李 大浩（イ・デホ）-福岡ソフトバンクホークス (2014 – 2015)

広島東洋カープのエルドレッド選手も体型やパワーの面でも近いタイプのプレーヤーではないでしょうか。

ブラッド・エルドレッド -広島東洋カープ (2012 – )

アマダー選手自身、来日1年目の昨シーズンは試合中、左手首を故障し戦列を離れわずか39試合の出場にとどまりました。

しかし、復帰後の8月には3試合連続本塁打を放つなど、月間8ホーマーを記録しています。

NPB打撃成績　 – ( 2016 )

ただ、先ほどの左手首の故障もそうですが、その後も左腹斜筋の損傷など、度重なる故障もある苦しいシーズンとなりました。

2017年の活躍は期待出来るか？

昨年は満足できる結果を残せなかったものの、今季開幕以降4番を勤めている理由は、本来、真面目で研究熱心な性格であること。

そして昨年8月にその打棒が爆発したこと。

こういったことが加味されたのでしょう。

オープン戦打撃成績 – (2017)

今季、球団から主砲として期待されています。

しかし、ここまで4試合連続で無安打に終わる試合があるなど、なかなか結果は残せていません。

チャンスに強いところは見せているものの、自慢のパワーを存分に発揮しているというところまでは至ってなく、監督の我慢の起用が続いています。

昨年27本塁打を放ったウィーラー選手もいるだけに、もちろんアマダー選手が4番固定というわけではなく、低調が続くようなら、4番を外される可能性も十分にあるでしょう。

ゼローズ・ウィーラー -東北楽天ゴールデンイーグルス (2015 – )

ただ、4番で起用されているということは、長打力に期待されているということでもあるのです。

2017年・楽天開幕オーダー （2016年成績）

まとめ

楽天は昨年5位からの巻き返しを目指します。

そして開幕から、下馬評を覆すような好調ぶりです。

4番・アマダー選手はなかなか結果が出ていません。

昨年27本塁打のウィーラー選手とともに、大砲が2人いれば、打線はかなり厚みが出てきます。

研究熱心で真面目な性格であるために、打撃で柔軟に対応できるかがカギとなります。

2年目のシーズンで、昨年8月のような打棒爆発が安定して出てくるようになれば、楽天打線は怖いものになるでしょう。