打ってよし、守ってよし、走ってよしと3拍子揃ったプレーでファンを魅了するリードオフマン陽岱鋼選手。
これまでの経歴やプライベートなどを調べてみました。
台湾のスーパースター陽岱鋼の経歴は?
陽 岱鋼(よう だいかん)-読売ジャイアンツ (2017 – )
生年月日 | 1987年1月17日(歳) |
出身地 | 中華民国(台湾)台東県台東市 |
身長 | 183cm |
体重 | 89kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 福岡第一高〜日本ハム2005年高校生ドラフト1巡目 |
NPB通算:10年 | 試993 率.273(3446打942安打)本81 点385 盗134 |
福岡第一高校時代 – (2003 – 2006 )
陽岱鋼選手は名前から推察できるように、台湾出身の選手です。
日本へは野球留学のために福岡第一高校に入学した際に来日しました。
今もなお国籍は台湾である陽岱鋼選手。
高校時代から守備力や走力、さらには高校通算39本塁打を放った打力と、3拍子揃った特徴がスカウトに注目されました。
主な高校生強打者の通算本塁打
名前 | 通算 | 経歴 |
丸 佳浩 | 49 | 千葉経大付-広島 |
内川 聖一 | 43 | 大分工-横浜-ソフトバンク |
中島 裕之 | 43 | 伊丹北-西武-アスレチックス-オリックス |
鈴木 誠也 | 43 | 二松学舎大付-広島 |
西岡 剛 | 42 | 大阪桐蔭-ロッテ-ツインズ-阪神 |
森 友哉 | 41(甲-1) | 大阪桐蔭-西武 |
陽 岱鋼 | 39 | 福岡第一-日ハム-巨人 |
第87回選手権福岡大会 (2005年)
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
一回戦 | 朝倉 | ○ | 9-1 |
二回戦 | 西日本短大付 | ● | 0-2 |
ドラフト会議 – (2005 )
2005年の高校生ドラフト会議では、1位指名で福岡ソフトバンクと北海道日本ハムの2球団が競合し、抽選の末に北海道日本ハムに入団。
高校生ドラフト指名選手 – ( 北海道日本ハムファイターズ )
1巡目 | 陽 仲壽 | 内野手 | 福岡第一高 |
2巡目 | 木下 達生 | 投手 | 東邦高 |
3巡目 | 今成 亮太 | 捕手 | 浦和学院高 |
台湾出身選手としてはドラフト1位指名は例がなく、一躍スーパースターの仲間入りを果たしました。
台湾代表 – (2006 – )
ワールドベースボールクラシック(WBC)などの国際大会ではチャイニーズタイペイの代表として2006から選出されています。
代表では日ハム同様に主軸を任されるなど、台湾野球界をリードするスター選手ですね。
代表歴
2006 | ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表 |
2013 | ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表 |
2013 | BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ |
2015 | WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表 |
年度別打撃成績
2005年 (18歳) 高校生ドラフト1巡目 契約金1億円
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 年俸 |
2007年(20) | 55 | .239(109打数26安打) | 10 | 0 | 3 | 1000万 |
2008年(21) | 44 | .144(111打数16安打) | 4 | 2 | 1 | 1250万 |
2009年(22) | 15 | .182(11打数2安打) | 0 | 0 | 0 | 1200万 |
2010年(23) | 109 | .245(253打数62安打) | 31 | 2 | 8 | 1100万 |
2011年(24) | 141 | .274(537打数147安打) | 36 | 6 | 19 | 2100万 |
2012年(25) | 144 | .287(534打数153安打) | 55 | 7 | 17 | 4600万 |
2013年(26) | 144 | .282(574打数162安打) | 67 | 18 | 47 | 9200万 |
2014年(27) | 125 | .293(471打数138安打) | 85 | 25 | 20 | 1億8000万 |
2015年(28) | 86 | .259(352打数91安打) | 36 | 7 | 14 | 1億8000万 |
2016年(29) | 130 | .293(495打数145安打) | 61 | 14 | 5 | 1億6000万 |
NPB通算:10年 | 993 | .273(3446打数942安打) | 385 | 81 | 134 | 3億0000万 |
タイトル:盗塁王:1回 (2013年)
陽岱鋼は結婚しているの?嫁、子どもいるの?
結論から言うと、陽岱鋼選手はすでに結婚されていました。
しかも2008年のクリスマスイブに、台湾出身で2歳年上の当時美人タレントである謝宛容(シェ・ワンロン)さんと台湾で入籍。
入籍の前年に台湾代表メンバーからの紹介がきっかけで知り合い、愛をはぐくんできたようです。ですので交際期間は、約1年のようです。
しかも、入籍の翌年には台湾での試合で公開プロポーズをし、ファンの目の前で結婚を発表しました。
そんな陽岱鋼選手ですが、もう結婚して8年が経ち、女の子のお子さんもいらっしゃいます。
今年5歳を迎え、一番かわいい時期で、きっとプライベートではお子さんにメロメロなのでしょうね。
日ハム時代のライバル中田翔との関係は?
何かと噂で広まっているのが陽岱鋼選手と同じ北海道日本ハムの4番を務める中田翔選手の
メラメラ火花が飛び散るライバル関係。
年俸に関しても、2人の間で球団側が気を使っているようです。
2015年3月28日
日ハム頭痛の種? 陽岱鋼vs中田翔「年俸2億円」バトル
学年が2つ違うとはいえ、ともにドラフト1位入団で、年俸は同じ2億円――。稲葉と金子が昨年限りで引退したいま、日ハムの野手の中心ともいうべき中田翔(25)と陽岱鋼(28)が強力なライバル関係にあるといわれる。「特に敵愾心を燃やしているのは年上の陽の方だと聞いています」と、あるOBがこう言った。「自分こそチームリーダーにふさわしい、中田ではチームを引っ張ることができないと思っているフシがある。球団は2人のバランスを取ろうと必死。2人をチームの最高給取りにしたオフの契約更改も意識して同額にしたうえ、2人と何度か下交渉してモメないようにしたらしい」
引用:http://www.nikkan-gendai.com/
中田翔選手は2014年には打点王に輝くなど、打率はけして高くはないものの、勝負強い打撃とパワーで、北海道日本ハムの4番として活躍を続けています。
一方で陽岱鋼選手は2012年から3年連続でゴールデングラブ賞を獲得し、2014年には盗塁王にも輝きました。
学年としては陽岱鋼選手の方が2つ上。
ともにタイトルを獲得するなど、チームの主力選手となっています。
今年のプレミア12の際、陽岱鋼選手がチームメートの侍ジャパン4番の中田翔選手に強い対抗心をむき出しにした事がありました。
過去WBCでも対戦した中田翔選手が「ダイカンさんをケチョンケチョンにします」とコメント。
それに対し、陽岱鋼選手は「負けない。つぶしにいく。こっちがケチョンケチョンにしてやる」とお返しのコメントをしたエピソードがあります。
お互い良いライバル関係ではありますが、彼らの成績が代表戦、日ハムの勝敗にも大きく影響するのは間違いありませんね。
陽岱鋼と中田翔の年俸バトル
年度 | 陽岱鋼 | 中田翔 |
2009年 | 1200万円 | 1200万円 |
2010年 | 1100万円 | 1200万円 |
2011年 | 2100万円 | 1800万円 |
2012年 | 4600万円 | 4500万円 |
2013年 | 9200万円 | 8500万円 |
2014年 | 1億8000万円 | 1億5000万円 |
2015年 | 1億8000万円 | 2億0000万円 |
2016年 | 1億6000万円 | 2億4000万円 |
2016年オフ国内FA権取得する陽岱鋼の移籍の可能性はあるのか?
さて、陽岱鋼選手は4月25日、国内FA権を取得しました。
強肩強打、しかも俊足を兼ね備えた選手だけに、もしFA宣言をするとなれば、今季のFA市場の大きな目玉になるのは間違いありません。
そもそも、陽岱鋼選手は、当初兄である陽耀勲投手が所属していた福岡ソフトバンクへの入団を希望していたと言います。
そのため、ドラフト会議では抽選で福岡ソフトバンクが交渉権獲得の「当たりクジ」を引いたかと思われましたが、勘違いのために、一転、交渉権は北海道日本ハムに決まったという過去があります。
ただ、戦力が充実している福岡ソフトバンクよりも、むしろFA市場の常連であり、今季低迷している巨人や阪神は間違いなく手を挙げてくるでしょう。
過去にも契約更改で納得がいかな表情も多かった陽岱鋼選手だけに、FA宣言する可能性は、このままいけば高いのかもしれません。
実力・スター性を兼ね備えた陽岱鋼選手の2016オフは注目です!
2017年・巨人入りした陽岱鋼は活躍できるのか
巨人・外野といえば、戦力があまりに厚くて、若手が割って入れないほどというイメージが強かったのですが、
2017年に限っては、長野久義選手の不調。
立岡宗一郎選手や石川慎吾選手、橋本到選手といった若手を積極的に起用しています。
その若手もなかなかレギュラーに定着するところまではいきません。
今シーズン、巨人がFAで獲得した陽岱鋼選手。
下半身の張りによって、1軍の試合に出場できない日々が続いています。
3軍でリハビリ中の陽「5月には1軍に行きたい」
下半身の張りで開幕に間に合わなかった陽岱鋼外野手(30)。期待された開幕スタメンは、相次ぐ故障で実現しなかった。現在の複雑な思い、そして1軍昇格時期の目標は…復帰を目指すFA戦士に迫った。やるせない気持ちを押し殺し、バットを振っていた。1軍は開幕3カードを終えたが、陽は3軍で懸命にリハビリを続けている。イスに座って下半身に負荷をか けないようトス打撃を行う毎日。複雑な思いを整理しながら、自分に言い聞かせるように話した。「今はけがに対して向き合っているところ。早く試合に出たい ですけど、やれることをしっかりやる時期だと思っています」アクシデントが2度、続いた。2月9日に発症した下半身の張りが回復し、開幕1軍へ加速してい た3月19日、今度は下半身の別の箇所に張りを覚えた。もどかしさを感じながら、1軍の試合を見ている。「開幕戦の阿部さんと(坂本)勇人の本塁打も見ま した。リハビリを頑張って、上に行って早くチームに貢献したい」当初見込まれた4月中の復帰は厳しい状況にある。早く力になりたい思いが募る一方、見切り 発車して故障が再発すれば、さらにチームに迷惑をかける。昇格時に完璧なプレーをするためには完治が最優先。現実を直視し、己との闘いに全力を注いでい る。「5月には1軍に行きたいと思っています。しっかり治して、戦力になれるようにしたい」
近々1軍昇格の話もチラホラ聞こえてきました。
下半身の故障だけに、走力や守備面で不安はありますが、復調してくれば、その力を存分に発揮してくれるのではないでしょうか。
ただ、セリーグでは初めてとなるシーズンであり、元々ハイアベレージを残すタイプでもないだけに、いきなり結果を残し、戦力となれるかは未知数ですね。