身長168cmと非常に小柄ではありますが、ショートの守備には定評がある仙台育英高校・西巻賢二選手。
U18日本代表侍ジャパンのメンバーにも選ばれるほどの素質を持った西巻選手とは果たしてどのような選手なのでしょうか。
これまでの経歴とともに、迫ってみます。
西巻賢二の経歴・生い立ち
西巻 賢二(にしまき けんじ)-仙台育英高校 (2015 – 2018)
生年月日 | 1999年4月22日(歳) |
出身地 | 福島県会津若松市 |
身長 | 168cm |
体重 | 68kg |
ポジション | 遊撃手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 小金井小学校〜秀光中学校〜仙台育英高校 |
備考 | 遠投115m 50m6秒1 |
西巻賢二選手は1999年4月22日生まれ、福島県会津若松市出身です。
ご両親とお兄さんの4人家族で育った西巻選手。
実はお兄さんもプロ野球を目指していたようですが、その夢を果たすことは出来ませんでした。
西巻選手自身もプロを目指し、ご両親に恩返しがしたいという強い思いを持っているそうです。
そんな西巻選手は地元・会津若松市の小金井小学校に通い、小学2年のときに「小金井ブレーブス」に加入したことが野球を始めるきっかけとなりました。
小学4年のときには軟式野球を始め、6年の時には楽天イーグルスJr.のメンバーにも選出されるほど、当時から素質の高い選手だったのでしょう。
西巻賢二の中学時代
小学校を卒業した西巻選手は仙台にある秀光中学校に進学します。
この中学校は私立なのですが、その後進学することになる仙台育英高校の付属中学校です。
そんな中学時代も学校の軟式野球部に所属し、軟式野球を続けました。
3年の夏にはキャプテンを務めるようになり、全国大会を制覇した経験もあります。
野球での実績をさらに積んだ3年間だったようです
仙台育英 進学後
エスカレーター式に宮城の強豪・仙台育英高校に進学した西巻選手。
強豪校であるにもかかわらず、入学直後の1年の春にはすでにベンチ入りを果たすほどでした。
仙台育英1年生 ( 2015年 )
1年夏には甲子園を経験。
自身も途中出場ながら全試合に出場し、ヒットを放つという貴重な経験もしました。
夏甲子園打者成績 ( 2015年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
6 | 5 | 2 | .400 | 0 | 0 | 0 |
1年秋にはショートでレギュラーを掴み取り、1番打者を任されるようになりました。
仙台育英2年生 ( 2016年 )
2年になると、打撃でも結果を残すようになり、秋にはチームの主将に就任しました。
秋季大会 打者成績 ( 2016年 )
打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
47 | 18 | .383 | 6 | 0 |
身長168cmと非常に小柄ながら、控え投手としても登板しています。
秋季大会 投手成績 ( 2016年 )
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
6 | 9.0 | 0 | 3 | 9 | 5 | 0.00 |
仙台育英3年生 ( 2017年 )
3年は春夏連続で甲子園に出場する原動力ともなりました。
夏宮城大会 打者成績 ( 2017年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
7 | 27 | 9 | .333 | 6 | 0 | 0 |
しかし、夏の甲子園では広陵高校との試合でショートゴロを右手に受けてしまい、ベンチに下がらなくてはならない悔しさも味わいました。
骨には異常はなく打撲程度で済んだのは不幸中の幸いでした。
西巻主将、負傷交代後もチーム鼓舞 2017年08月21日
仙台育英の西巻主将が無念の負傷交代。七回の守備で遊撃強襲の打球が右手親指の付け根近くに当たり、治療したが結局ベンチに退いた。「体で打球を止めようとしたが、間に合わず手に当たった。仲間に本当に申し訳ない気持ち」と自分を責めた。
最 後までグラウンドでプレーすることはかなわなかったが、九回守備のピンチの場面では伝令に走るなどチームを鼓舞した。準優勝を飾った2015年に1年生な がらベンチ入りし、今年は主将として2年ぶりに戻った甲子園。「終わってみればあっという間だったが、良い3年間だった」。笑顔で語る姿に、全力を尽くし た充実感がにじんだ。
春・夏甲子園 打者成績 ( 2017年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
1 | 3 | 1 | .333 | 0 | 0 | 0 |
4 | 15 | 4 | .267 | 1 | 0 | 1 |
通算 11 | 23 | 7 | .304 | 1 | 0 | 1 |
そんな西巻選手は身長168cm、体重68キロと非常に小柄な選手です。
50m6秒1の俊足を活かした守備範囲の広いショートの守備は彼の最大の魅力です。
その守備力は2年前に千葉ロッテにドラフト1位で入団した平沢大河選手を越えるという評価もあるほど。
責任感も強く、チームをまとめるリーダーシップもあり、プロからも注目される選手となっています。
高卒でプロ入りか
西巻選手はショートの守備力の高さは折り紙つき。
プロスカウトからも「守りは1軍ですぐに使える」という評価をしている球団もあるほど、守備に関しては評価が非常に高い選手です。
そして西巻選手本人も、「家族に恩返しがしたい」という気持ちが非常に強く、当然プロに進む道を選択することでしょう。
守備力のあるショートはどの球団も欲しいタイプ。
特に機動力という点では広島や、地元の楽天あたりも獲得を狙ってくるのではないでしょうか。
まとめ
俊足巧打、そしてショートの守備では「高校生に見えない」と評価する球団もあるほど注目されている西巻選手。
プロへいきたいという強い気持ちとハングリー精神もあります。
プロへ進めば、打撃がどこまで適応できるかによっては、意外と早い段階で1軍デビューする可能性もあるかもしれません。
どう成長していくか、これからの西巻選手から目が離せません。
コメント
[…] 関連記事:仙台育英・西巻賢二の経歴は? […]