走攻守3拍子揃ったショートとしてプロ注目の報徳学園・小園海斗選手。
2年生ながらU18日本代表侍ジャパンのメンバーにも選出されています。
U18W杯でも持ち味を発揮し、より注目度が高まっている小園選手にスポットを当ててみます。
小園海斗の経歴・生い立ち
小園 海斗(こぞの かいと)-報徳学園高校 (2016 – 2019)
生年月日 | 2000年6月7日(歳) |
出身地 | 兵庫県宝塚市 |
身長 | 178cm |
体重 | 73kg |
ポジション | 遊撃手 |
投打 | 右投左打 |
プロ入り | 逆瀬台小学校〜光ガ丘中学校〜報徳学園高校 |
備考 | 遠投110m 50m5秒8 |
小園海斗(こぞの かいと)選手は2000年6月7日生まれ、兵庫県宝塚市出身です。
父親がタレント・ヒロミとの噂
ご両親に関しては特に情報はありませんでしたが・・・
「小園海斗」で検索すると「ヒロミ」というワードが出てきます。
タレントのヒロミさんの本名が「小園浩己(こぞの ひろみ)」だったのです。
それで父親ではないかと噂が流れました。
さらに、ネットで「ヒロミの子供」と掲示板に書き込みがりヒロミさんの息子ではないかとウワサが立ったようですね。
実際、ヒロミさんの息子、次男の「小園隼輝」さんも高校球児で2016年成城学園・3年時に西東京大会出場しています。
小園海斗選手自身が野球を始めたきっかけは、阪神戦を甲子園球場で観戦したことだとか。
はやり阪神のお膝元、野球に憧れる環境があったのでしょう。
地元・宝塚の逆瀬台小学校に入学すると、宝塚リトルリーグに所属し、硬式野球を始めました。
宝塚リトルリーグというと、2年連続トリプルスリーというプロ野球史上初の記録を打ち立てた東京ヤクルトの山田哲人選手も在籍していたほどの名門です。
小学生の頃から名門で腕を磨いていたのですね。
小園海斗の中学時代
小学校卒業後は同じく地元・宝塚の光が丘中学校に進学。
大阪の名門ボーイズリーグである枚方ボーイズに所属しました。
枚方ボーイズというと、高校野球でも多くの選手が活躍し、プロへ進んだ選手も数知れず…というほどの超名門。
小園選手はそんな日本でも屈指の枚方ボーイズで、選手権に2度優勝、ジャイアンツカップにも優勝。
数々の輝かしい実績を積み上げるだけでなく、U15アジアチャレンジマッチの日本代表にも選ばれ、世界大会で優勝をつかみました。
プロから注目を集める選手は多いのですが、中学時代からこれほどの実績と経験のある選手はそうはいません。
報徳学園高 進学後
中学卒業後は兵庫県でも名門の報徳学園高校に入学します。
報徳学園1年生 ( 2016年 )
野球の名門ながら、小園選手は1年の春からいきなりベンチに入り。
やがて1番ショート、そしてチームのリードオフマンとして類まれな打撃センスを試合の中でも披露しました。
まだ高校1年生であるにもかかわらず、プロのスカウトから注目を浴びる存在となったのです。
秋季大会 打者成績 ( 2016年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
11 | 48 | 18 | .375 | 7 | 0 | 2 |
報徳学園2年生 ( 2017年 )
2年の春には選抜大会出場で、初めて甲子園の大舞台でプレーした小園選手。
その中でも18打数9安打1本塁打、打率5割と言う成績を残し、走攻守に躍動し、チームがベスト4に入る原動力ともなりました。
春・甲子園打者成績 ( 2017年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
4 | 18 | 9 | .500 | 5 | 1 | 1 |
夏・兵庫大会 打者成績 ( 2017年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
4 | 16 | 6 | .375 | 6 | 1 |
身長178cm体重73kgという体格。
50mは5秒8の俊足に、遠投110mの強肩。
ショートの深い位置の打球でもアウトにできるだけの高い守備力があります。
右投げ左打ちで広角に打ち分けることのできるバッティングセンスも、すでに十分にプロで活躍できる可能性を持っています。
2年生の小園選手ですが、U18日本代表侍ジャパンのメンバーに選ばれ、そこでも2番打者としてスタメン起用。
20打数10安打と圧倒的な打撃を見せました。
世界の舞台でも変わらぬ力を発揮できるのはすごいことです。
U18 打者成績 ( 2015年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
9 | 37 | 14 | .378 | 5 | 0 | 2 |
波に乗る報徳・小園、5戦で10安打「これからが勝負」 17/9/6
U-18W杯1次リーグB組(日本12-0南アフリカ=七回規定によりコールド)日本の2番小園は3安打をマークし、5戦でチーム最多の10安打とした。一回にバント安打を決め、三回は左前適時打を放った。波に乗っている2年生は「オランダ戦で無安打だったので、やってやろうと思っていた」とはにかんだ。1次リーグ第3戦のキューバ戦から2番を任され、すっかり定着した感がある。2次リーグへ向け「これからが勝負。調子を崩さないようにやっていく」と表情を引き締めた。
高卒でのプロ入りか
2017年は、2年生の小園選手。
ドラフト指名の可能性があるのは来年2018年です。
それに先駆けて、すでに来年のドラフト候補として、多くのプロ球団から注目されています。
甲子園だけでなく、日本代表としても安定した守備、走塁、打撃を見せています。
その素質はプロならば広島・田中広輔選手のような感じでしょうか。
本人がどのような進路を選ぶかは未定ですが、もし今年、ドラフト候補だったとしても1位候補に名を連ねる可能性もあるほどの逸材。
来年、プロ志望すれば上位指名の争奪戦になる可能性も十分にあるでしょう。
輝き放ったミレニアム世代 藤原・根尾・山田 17/4/5
報徳学園の遊撃手・小園は、三拍子そろった1番打者タイプだ。多治見との1回戦は本塁打を放ち、準決勝・履正社戦は4安打。中日・中田スカウト部長は「ある程度完成された選手。肩も強いし、今年でも(ドラフトの指名)対象になる」と高い評価を与えていた。
まとめ
2年生であるにも関わらず、大舞台でもその素質を思う存分発揮できる小園選手。
走攻守の3拍子が非常にレベルが高いのが特徴で、すでに来年のドラフト上位候補としてマークされています。
果たしてあと1年でどれだけ成長するのでしょうか?
2年生の現在ですら、プロから上位指名されても不思議ではないほどの素材。
あと1年経てばとんでもない選手に成長している可能性も十分にあり、その成長ぶりからは目が離せません。