楽天ドラ1 藤平尚真投手！本格派右腕2017年の活躍は？

今年のドラフトで高校BIG4の一角になるほど評価が高い横浜高校の藤平尚真投手。

超高校級の逸材を単独1位指名したのは東北楽天でした。

本格派右腕の藤平尚真投手ですが、果たしてプロの世界で1年目からどの程度活躍するでしょうか。

注目右腕の1年目、そしてその後を予想してみましょう。

藤平尚真投手の経歴・生い立ち

高校球界屈指の右腕で、高校BIG4と一角に評価されていた藤平尚真投手は、1998年9月21日生まれで、千葉県富津市出身です。

1人っ子で、ご両親と家族3人の環境で育ちました。

特にお母さんは、藤平投手が福岡ソフトバンク・松坂大輔投手が横浜高校で春夏連覇を果たした年に生まれたことで、きっと縁があるはずと直感を抱いたという逸話があります。

野球を始めたのは小学1年のときのこと。

中学進学後にはすでにストレートは140キロを超えすでに注目される存在となっていました。

その後、国内屈指の強豪・横浜高校に進学し、入学直後の1年春からベンチ入りを果たしました。

そして1年の秋には早くも横浜高校のエース番号を背負うことになったのです。

その後はなかなかトントン拍子とはいきませんでしたが、2年の夏には球速を148キロまで上げてきました。

甲子園出場は3年の夏の1度きりでしたが、その大舞台でも2試合に登板して13イニング1失点、ストレートも148キロを計時し、高校BIG4に相応しい投球を披露しました。

回戦・対戦校		投球回数	被安打	奪三振数	与四死球数	自責点
一回戦	東北（宮城県）	6.2	6	13	1	1
二回戦	履正社（大阪府）	6.1	4	7	4	0
	2試合	13.0	10	20	5	1

年度	登板	防御率	投球回	安打	三振	自責点
16（U-18アジア）	1	0.00	0.1	0	0	0

最速152キロのストレートと、スライダー、フォークを武器に三振を奪う投球スタイルがプロからも高い評価を受け、ドラフト1位で東北楽天が指名したのです。

▲ 背番号は「１９」契約金１億円、年俸１５００万円

楽天といえば、ドラフトでも抽選で抜群のくじ運を誇り、その年の注目選手を獲得しているという印象が強い球団です。

過去には安楽智大投手や森雄大投手、松井裕樹投手といった、その年の高校球界トップの選手を獲得しました。

とりわけ松井裕樹投手は2年目から守護神として、2年連続で30セーブ以上をマークしています。

楽天は高校生に関しては、その投手が高校球界トップクラスの投手であったとしても、選手に応じて、1軍ですぐに起用するか、じっくりと育てるかに、育成方法を分けている傾向があります。

松井裕樹投手は1年目からどんどん1軍で起用されましたが、安楽投手や森投手はじっくり育成するというタイプで、安楽投手は今季3勝をマークし、来季以降の活躍が期待されます。

しかし、梨田監督が就任してからは、今季のオコエ選手がまさに好例ですが、お気に入りの選手は1軍で積極的に起用する傾向にあります。