今年春の選抜では優勝投手となった大阪桐蔭高校のエース・徳山壮磨投手。
強豪校のエースは当然ながら、プロからも注目される存在となっています。
そんな徳山投手は果たしてどのような選手で、なぜ注目される存在となっているのでしょうか?
徳山壮磨の経歴・生い立ち
徳山 壮磨(とくやま そうま)-大阪桐蔭高校 (2015 – )
生年月日 | 1999年6月6日(歳) |
出身地 | 兵庫県姫路市 |
身長 | 183cm |
体重 | 73kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 高岡小学校〜高丘中学校〜大阪桐蔭 |
備考 | MAX147km スライダー・フォーク・カーブ |
徳山壮磨投手は1999年6月6日生まれ、兵庫県姫路市の出身です。
野球を始めたのは小学3年の頃で、地元のソフトボールチームに所属したのがきっかけでした。
家族はご両親とお姉さん、徳山投手自身の4人家族。
お姉さんはバレーボールをやっており一緒になってプレーしたこともあるようで、それは今のピッチャーとしてのフォームに役立っているんだとか。
ちなみに、徳山投手は在日韓国人ではないかという話題が出ることがあります。
在日韓国人が徳山を名乗る方が多数いるらしいです。
そこら辺からでた噂のようですが根拠はどこにもなく、どこから出た噂なのかも不明です。
徳山壮磨投手自身そのような事実はまったくないようです。
中学時代
中学は地元・姫路市になる高丘中学校に進学。
中学の軟式野球部には所属せず、兵庫夢前クラブという地元のクラブチームに所属して野球を続けました。
中学時代も投手をしていましたが、けして目立つ選手ではなく、ほぼ無名。
注目されることもなかった中学時代でしたが、卒業後は強豪・大阪桐蔭高校へ進学します。
大阪桐蔭高校 進学後
大阪桐蔭1年生 ( 2015年 )
中学時代まではけして目立つ能力を見せなかった徳山投手。
しかし、1年の秋には控え投手としてベンチに入るようになり、ストレートも138キロを計時するようになりました。
大阪桐蔭2年生 ( 2016年 )
2年の春には背番号10を背負うようになり、2番手投手の座まで駆け上がりました。
春の選抜では、初戦・土佐高戦に救援登板しています。
選抜投手成績 ( 2016年 )
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
1 | 1.0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0.00 |
徐々にチームのエース格となり、2年の秋にはエースの座をつかます。
翌年の選抜出場切符をつかむ原動力となりました。
秋季大会投手成績 ( 2016年 )
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
7 | 49.1 | 15 | 43 | 30 | 14 | 2.74 |
大阪桐蔭3年生 ( 2017年 )
3年の春の選抜では、すべての試合で登板し、安定したピッチングを披露しエースとしてチームを優勝に導きました。
外角低めのコースへのコントロールが抜群で、一躍プロからも注目される存在に。
選抜投手成績 ( 2017年 )
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
5 | 39.0 | 7 | 23 | 32 | 15 | 1.62 |
夏の大阪府大会では5回戦で金光大阪高校を相手に完封勝利を収めるなど、甲子園出場にも貢献。
夏予選投手成績 ( 2017年 )
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
5 | 39.0 | 13 | 35 | 42 | 8 | 3.00 |
選抜優勝投手として風格も増し臨んだ夏の甲子園で智弁和歌山高校を相手に9回1失点で投手戦を制するピッチングを見せました。
夏甲子園投手成績 ( 2017年 )
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
2 | 16.0 | 1 | 14 | 12 | 1 | 0.56 |
甲子園計 8 | 56.0 | 8 | 38 | 44 | 16 | 1.29 |
そんな徳山投手は身長183cm、体重73キロと細身のすらっとした体格の右腕。
ストレートの最速は147キロですが、球速以上のスピードを感じさせる球威。
スライダーを含めて、抜群のコントロールを持つ実戦タイプのピッチャーです。
プロでも即戦力に近いタイプといえそうです。
今年のドラフトは?
現在3年生の徳山投手は、もしプロ志望届を提出すれば、当然、ドラフト候補として、獲得を狙う球団は多く現れるでしょう。
しかし、徳山投手は夏の甲子園で敗退後、プロへは進まず、大学へ進学するという道を選びました。
徳山壮磨(大阪桐蔭)、プロ志望届は出さず大学進学 2017年08月20日
史 上初となる2度目の甲子園春夏連覇を目指した優勝候補の大阪桐蔭が、九回2死走者なしから聖地の魔物にのみ込まれ、逆転サヨナラの1―2で敗戦、3回戦で 姿を消した。プロ注目右腕は登板せずに敗退。卒業後の大学進学を明かし、「後輩にはこの悔しさを忘れずに頑張ってもらいたい」
(8月19日 甲子園3回戦 仙台育英2―1大阪桐蔭)
大学でもっと自分自身の投球を磨き、プロで通用する自信を得て、プロに入りたいということなのでしょう。
少なくとも、今年のドラフトにかかる可能性は、本人の意志を考えるとゼロとなりました。
まとめ
プロから注目されている徳山投手は、プロへ進まず、大学へ進学することになりました。
実戦派の投手ですから大学で4年間で1つ上の舞台の経験を積むことで、さらに一回り大きな投手に成長する可能性は十分にあります。
すぐにプロ野球選手としての徳山投手を見ることができないのは残念ですが、4年後に果たしてどのような進化を遂げて、堂々とプロ入りを実現することができるのか・・・
大学進学後の動向からも目が離せませんね。