惜しくも春夏連覇を逃した大阪桐蔭高校。
しかし、プロから注目される選手が多い強豪校です。
根尾昴選手もその1人です。
では根尾昂選手とは果たしてどのような選手なのでしょうか。
なぜプロから注目される存在となっているのでしょうか?
根尾昴の経歴・生い立ち
根尾 昂(ねお あきら)-大阪桐蔭高校 (2016 – )
生年月日 | 2000年4月19日(歳) |
出身地 | 岐阜県飛騨市 |
身長 | 177cm |
体重 | 79kg |
ポジション | 内外野手兼投手 |
投打 | 右投左打 |
プロ入り | 河合小学校〜古川中学校〜大阪桐蔭 |
備考 | MAX148km 内外野手兼投手 遠投110m 50m6秒1 |
根尾昂選手は岐阜県飛騨市出身の選手で、野球を始めたのは小学2年のときでした。
ご両親は地元で診療所を営む医者です。
お兄さんが野球をしており、その影響を受けて自分自身も野球を始めました。
小学生時代には中日のジュニアチームに選抜され投手として、すでに128キロのストレートを投げ込んでいたとか。
ただ、驚くべきは野球だけではありません。
陸上では100mで全国5位。
スキーではジュニアオリンピックの岐阜大会で優勝し、全国大会に出場した経験もあります。
雪深い飛騨市出身でスキーが得意なのは理解できますが、全国大会に出場するほどとは…。
さらにソフトボール投げでは歴代1位となる88m92cmという大記録を樹立しました。
それだけ小学生の頃から運動能力が高かったのです。
根尾昂の中学時代
出身中学は地元の古川中学。
中学野球部には所属せず地元の飛騨高山ボーイズに所属していました。
中学時代には早くもストレートは何と146キロに到達していたとか。
その野球センスもあって、中学3年の時にはNOMOジャパンとしてアメリカ遠征に出たこともあり、全国から注目される存在となりました。
その一方で小学校時代から頭角を現していたスキーでは、全国中学スキー大会でスラロームで優勝するという実績を持っています。
さらに学業では成績も「オール5」を取るほど優秀。
野球に限らず、スキーでも学業でも最高の成績を収めるスーパー中学生だったのです。
大阪桐蔭高校 進学後
根尾昂選手は野球の名門・大阪桐蔭高校に進学しました。
日本屈指の強豪校である大阪桐蔭高校ですが、その中で1年の秋には、背番号18ながらもベンチ入りを果たします。
秋季大会では大阪偕星高校との試合で代打としてデビュー。
いきなり左中間スタンドに豪快な一発を叩き込みました。
秋季大会打者成績 ( 2016年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
8 | 20 | 5 | .250 | 3 | 2 | 1 |
同大会の準々決勝・北野高校戦で先発登板し、いきなり2安打完封勝利。
身長177cm、体重76キロという目立った体型ではないのですが運動神経が高いのは中学時代に実証済み。
高校に入って強豪校でこれだけの活躍ができるのですから、驚きです。
そんな根尾選手はいわゆる「二刀流」・・・
主なポジションは、内野ではショート、外野手、そして投手をこなすので「三刀流」との声もあります。
大阪桐蔭の“ミスターパーフェクト”根尾、三刀流で暴れる/センバツ 2017.3.16
内(三塁、遊撃)外野をこなせるだけでなく、投手としてMAX148キロも計測するユーティリティープレーヤー。両親が医師で中学時代は学業もオール5で生徒会長、スキーでも全中大会制覇というミスターパーフェクト高校生だ。この日は三塁の守備位置についたあとマウンドで投球練習も行った。「他の球場と違う。とても投げやすい」と感触を確かめた。西谷監督は「チームの状況と合わせて考えていこう」と起用法を決めかねている。2月に岩本久重捕手(3年)が左手を骨折し、今月10日に手術を受けたことでメンバー変更を余儀なくされた。候補は何人か挙げているもののまだ投手、野手のどちらを入れるかも迷っている段階。根尾は「どちらかと言うと内野」と語るも強いこだわりは持っておらず、二刀流でも三刀流でも与えられた役割をこなすつもりだ。
ピッチャーとしては最速148キロのストレートにスライダーやチェンジアップを操ります。
一方、遠投110mの強肩と50m6秒1の俊足も魅力。
秋季大会投手成績 ( 2016年 )
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
2 | 7.2 | 0 | 2 | 9 | 3 | 0.00 |
これらを活かしてショートや外野では、若干荒削りなところもありますが、広い守備範囲を誇ります。
甲子園には今年の春、夏と連続で出場しました。
春には投手としても2試合に登板。
決勝戦の履正社高校との試合でも登板し、1イニングをゼロに抑えています。
選抜投手成績 ( 2017年 )
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
2 | 3.0 | 0 | 1 | 2 | 3 | 0.00 |
夏はベスト16で敗退しましたが、2年生ながらチームの4番を任され、3打点を挙げました。
甲子園打撃成績 ( 2017年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
春・夏 8 | 31 | 8 | .258 | 7 | 0 | 1 |
投手としては出番が徐々に減っている印象がありますが、その一方で打撃に関してはチームの主軸となっています。
中学時代に比べて、ストレートの球速に目覚しい進化はなく、むしろ打撃や守備の面での評価が高まっているといえるでしょう。
高卒でプロ入りか
現在2年生の根尾昂選手。
ドラフト対象となるのは来年2018年となります。
そのため、まだ高卒でプロ入りするかどうかは分かりません。
現在は強豪・大阪桐蔭高校の4番を打っており、当然ながら今後もチームの主軸として期待される根尾選手。
現在では投手よりも、野手として注目される存在です。
3年生となりこれからどんな成長を遂げるのか・・・
成長次第では、高卒でプロ入りという線もあるでしょう。
ただその一方で、文武両道で学業も優秀な根尾選手。
ご両親が医者ということもあり、将来を考えて、大学に進学。
そこからプロ入りを模索するという可能性もあるのではないでしょうか。
今後の進路に関しては、3年生の高校野球生活でどうなっているか・・・
すべては、そこにかかっています。
まとめ
強豪・大阪桐蔭高校で2年生ながらすでに4番を務めている根尾昂選手。
最近は投手としての出番が徐々に減っている印象がありますが、その一方で野手としては成長ぶりを見せています。
ショートと外野を守れるというのも、大きな特徴といえるでしょう。
持ち味である運動能力の高さで、まだまだ成長する可能性を秘めています。
まだ2年生、しかもあの大阪桐蔭高校の4番となれば、3年生になったとき、どのような選手になるか注目されます。
コメント
根尾昴じゃなくて、
根尾昂じゃないでしょうか。
https://mainichi.jp/koshien/articles/20180128/ddm/035/050/102000c
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