長い歴史の中で史上最多7回の優勝を誇る愛知・中京大中京高校。
夏の甲子園の常連校・中京大中京高校が2年ぶりの甲子園の切符をつかみました。
実に28回目の出場となります。
そんな中京大中京高校が今大会の甲子園出場を決めるまでの経緯と、注目選手をピックアップしてみましょう。
夏の甲子園 結果 ( 2017年成績 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
一回戦 | 広陵(広島) | ● | 6-10 |
中京大中京高校の実績は?
全国大会の戦績 -中京大中京高(愛知県)2年ぶり28回目の出場
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 30回 | 55勝26敗 | 4 | 4 | 5 |
夏の選手権 | 28回 | 78勝21敗 | 7 | 0 | 6 |
甲子園通算 | 58回 | 133勝47敗 | 11 | 4 | 11 |
愛知予選の戦い ( 2017年 )
愛知県大会では3回戦からスタートを切った中京大中京高校。
初戦から着実に得点を刻む磐石の試合運びで7回コールド勝ちで好発進します。
4回戦、5回戦と順当に勝ち進み、準々決勝では強豪の愛工大名電高校との対戦となりました。
愛工大名電高戦 ( 準々決勝 )
まるで決勝戦のような組み合わせとなったこの試合は、中盤まで1−1と膠着した試合展開。
終盤7回に中京高の本塁打などで5点を奪い、一気に試合を決めています。
準々決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
● 愛工大名電 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
○ 中京大中京 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | x | 6 |
ライバル校を撃破した中京大中京高校は準決勝で豊橋中央高校と対戦。
序盤から打線が活発に機能し、5回コールドという圧倒的な強さで決勝に進出します。
栄徳高戦 ( 決勝 )
決勝戦では甲子園初出場を狙う栄徳高校。
4回には1イニングに3本の本塁打が飛び出す一発攻勢で先制。
その後も着実に得点を重ね、9−1で圧勝となりました。
準々決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ 中京大中京 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 2 | 0 | 2 | 9 |
● 栄徳 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
選手権大阪府大会 ( 2017年成績:優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
三回戦 | 豊田高専 | ○ | (7回コールド)8-0 |
四回戦 | 西尾東 | ○ | 7-2 |
五回戦 | 高蔵寺 | ○ | (6回コールド)10-0 |
準々決勝 | 愛工大名電 | ○ | 6-2 |
準決勝 | 豊橋中央 | ○ | (5回コールド)14-2 |
決勝 | 栄徳 | ○ | 9-1 |
投手は左右の2枚看板。
野手は一発のある打者が揃う強力打線を形成している中京大中京高校。
愛知県大会では平均9点を奪う破壊力のある攻撃だけでなく、奪われた点は、コールド試合もありましたが6試合でわずかに7点。
1試合平均で1点ちょっとと守りも非常に堅いのが特徴です。
投打にわたって、レベルが高く、春よりもスケールアップしているのが今大会の中京大中京高校の特徴となっています。
中京大中京高校の注目選手は?
中京大中京高校の投手陣は、右腕・香村篤史投手、左腕・磯村峻平投手の2枚看板がいます。
香村投手は長身から投げ下ろす最速140キロのストレートが自慢です。
香村篤史(こうむら あつし)3年 – 中京大中京:183cm83kg 右右 投手
しかしこのところ背番号10をつけている磯村投手が急成長。
愛知県大会の決勝戦、栄徳高校との試合では先発して6回を9奪三振というピッチング。
最速143キロのストレートで攻めていく投球スタイルはプロも注目し、ドラフト指名候補にも挙がってくるでしょう。
磯村峻平(いそむら しゅんぺい)3年 – 中京大中京:178cm80kg 左左 投手
打線の注目は4番の鵜飼航丞選手。
高校通算56本塁打の長打力は、名門高校の監督からも歴代トップの太鼓判。
しかし故障の影響もあり、愛知県大会では序盤から不振に陥っていました。
決勝戦では2安打放ち、徐々に復調の気配も。
甲子園の舞台でそのパンチ力が披露されるか注目されます。
鵜飼航丞(うかい こうすけ)3年 – 中京大中京:181cm83kg 左左 内野手
沢井廉選手、諸橋駿選手、谷村優太選手らは決勝戦で1イニングに立て続けに3本のホームランを放った選手たち。
4番の不調をカバーした彼らの甲子園での活躍ぶりも注目されます。
沢井廉(さわい れん)2年 – 中京大中京:178cm77kg 左左 外野手
諸橋駿(もろはし しゅん)3年 – 中京大中京:177cm78kg 右左 外野手
谷村優太(たにむら ゆうた)3年 – 中京大中京:170cm72kg 右左 内野手
まとめ
甲子園常連校である中京大中京高校は投打に非常にバランスが取れたチームです。
とりわけ左腕・磯村投手の急成長は、この甲子園の大会でも大きな力となることでしょう。
史上最多の7回の優勝を誇る中京大中京高校が、8回目の優勝を目指しどこまで躍進するか、目が離せません。
コメント
[…] 中京大中京高校野球部2017年夏の甲子園 […]
[…] 中京大中京高校野球部2017年夏の甲子園 […]