青森山田高は、ライバル校・八戸学院光星高と並び青森県下強豪校の1校です。
強豪校は、県外から有力選手が集まってくるイメージが強いですが、青森山田高は、チームメンバーの大半が県内出身者。
県内出身者を中心として構成している青森山田高校野球部についてご紹介させていただきます。
夏の甲子園 結果 ( 2017年成績 )
回戦・対戦校 | |||
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二回戦 | 彦根東(滋賀) | ○ | 6-2 |
三回戦 | 東海大菅生(西東京) | ● | 1-9 |
青森山田高校の実績は?
全国大会の戦績 -青森山田高(青森県)8年ぶり11回目の出場
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 2回 | 0勝2敗 | 0 | 0 | 0 |
夏の選手権 | 11回 | 12勝11敗 | 0 | 0 | 0 |
甲子園通算 | 13回 | 12勝13敗 | 0 | 0 | 0 |
夏11回、春の選抜2回の甲子園出場。
強豪に恥じない実績を誇っているものの、ここ数年は夏の甲子園への出場が叶わず、8年ぶりの出場となります。
2004年から2010年までの6年連続夏の甲子園出場を果たしながらも2011年に部内で起きた暴行事件以降、甲子園からも遠ざかっていました。
近年は、地元中心に選手の育成に成功し地域密着型のチームへと生まれ変わりました。
その意味では名門復活というよりも新たなチームの新しい一歩と言っていいかもしれません。
特徴としては高い打力とチーム防御率が1点台を記録する投打ともに優れた総合力の高さがウリ。
チーム力では、かつての名門校時代と比較しても遜色ないレベルです。
それだけに今大会のダークホースとも呼べるのではないでしょうか?
青森予選の戦い ( 2017年 )
東奥義塾高戦 ( 準々決勝 )
準々決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ 青森山田 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 9 |
● 東奥義塾 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
八戸工大一高戦 ( 準決勝 )
準々決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
● 八戸工大一 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 3 |
○ 青森山田 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | X | 5 |
八戸学院光星高戦 ( 決勝 )
決勝は、連覇を狙う宿敵・八戸学院光星戦。
両校が決勝で顔を合わせるのは9年ぶり。
青森山田がリードする度に、光星に追いつかれる試合展開でしたが、投手陣の踏ん張りで勝利。
準々決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ 青森山田 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | 5 |
● 八戸学院光星 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 |
選手権青森大会 ( 2017年成績:優勝 )
回戦・対戦校 | |||
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二回戦 | 浪岡 | ○ | (5回コールド)11-0 |
三回戦 | 黒石商 | ○ | 5-1 |
準々決勝 | 東奥義塾 | ○ | 9-1 |
準決勝 | 八戸工大一 | ○ | 5-3 |
決勝 | 八戸学院光星 | ○ | 5-3 |
青森山田高校の注目選手は?
青森山田の注目選手は投手だと三上世視滝投手、野手では阿部健太選手です。
三上投手はコントロールとキレで勝負するタイプの投手。
決して際立ったボールを持っているわけではありませんが、安定感という面ではピカイチ。
先発、リリーフもできる器用さも併せ持ち状況に関わらず起用できる強みを持っているため、チームからすると非常に心強い存在です。
三上世視滝(みかみ せしる)3年 – 青森山田:170cm68kg 左左 投手
打線が強力なだけにエースである三上投手の出来が勝敗を左右するのではないでしょうか?
注目の打者・阿部選手は、青森山田高校打線の4番を張る選手。
夏の予選では打率4割越えに3本塁打を記録する中心選手に相応しい働きをしてくれました。
阿部健太(あべ けんた)3年 – 青森山田:175cm81kg 右左 外野手
東北No.1右腕の八戸工大一校の古屋敷匠真選手からも本塁打を放つプロ注目のバッターです。
青森山田2発で東北NO・1右腕古屋敷攻略/青森 2017年7月26日
青森山田が最速152キロ右腕の八戸工大一・古屋敷匠真投手(3年)を2本の本塁打で攻略し、8年ぶりの決勝進出を果たした。青森山田が八戸工大一を5-3で下し、甲子園出場を果たした09年以来、8年ぶりの決勝進出を決めた。3-2と1点差に詰め寄られた7回裏2死から、4番阿部健大(3年)が古屋敷からダメ押し2ランを放ち突き放した。5回には赤平竜太(2年)の3ランで先制し、東北NO・1右腕を2本塁打で攻略した。
まとめ
かつて傭兵軍団とも形容された時代とは異なる強さを持つ青森山田高校。
8年ぶりの出場とはいえ、その実力に疑う余地はありません。
甲子園大会本戦でも台風の目になる可能性は十分だと思います。
過去最高成績であるベスト8を超えるような活躍を見せてくれることを期待したいですね。