出典:http://blog.livedoor.jp/
上原 浩治(うえはら こうじ)
生年月日 | 1975年4月3日(41歳) |
出身地 | 大阪府寝屋川市 |
身長 | 188cm |
体重 | 89kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
今年、41歳を迎えた大リーグのボストン・レッドソックスに在籍している上原浩治投手。
1998年のドラフト1位、逆指名で読売ジャイアンツに入団し、
ルーキーイヤーからいきなり20勝をマーク。
同年に奪三振、最多勝、最優秀防御率の投手3冠王を達成し、新人王を獲得すると、
巨人のエースとして通算112勝を挙げました。
2009年からは大リーグのオリオールズ、レンジャース、レッドソックスでプレーし、
特に2013年にはレッドソックスの守護神として、
何と日本人では初めてとなるワールドシリーズの胴上げ投手にもなりました。
そんなベテラン・上原浩治投手の経歴を振り返り、
今後の活躍を占ってみましょう。
上原浩治のプロフィール、年度別成績、年俸推移
年度別投手成績
1998年 (23歳) 逆指名 契約金1億
年度 | 登板 | 防御率 | 勝敗 | 投球回 | 三振 | 年俸 |
1999年(24)巨人〜 | 25 | 2.09 | 20勝4敗 | 197.2 | 179 | 1300万→6600万 |
2000年(25) | 20 | 3.57 | 9勝7敗 | 131.0 | 126 | 7600万 |
2001年(26) | 24 | 4.02 | 10勝7敗 | 138.2 | 108 | 1億0600万 |
2002年(27) | 26 | 2.60 | 17勝5敗 | 204.0 | 182 | 2億1000万 |
2003年(28) | 27 | 3.37 | 16勝5敗 | 207.1 | 194 | 3億0000万 |
2004年(29) | 22 | 2.60 | 13勝5敗 | 163.0 | 153 | 3億5000万 |
2005年(30) | 27 | 3.31 | 9勝12敗 | 187.1 | 145 | 3億4000万 |
2006年(31) | 24 | 3.21 | 8勝9敗 | 168.1 | 151 | 3億1000万 |
2007年(32) | 55 | 1.74 | 4勝3敗32S4H | 62.0 | 66 | 4億0000万 |
2008年(33) | 26 | 3.81 | 6勝5敗1S5H | 89.2 | 72 | $5,000,000 |
2009年(34)BAL〜 | 12 | 4.05 | 2勝4敗 | 66.2 | 48 | $5,000,000 |
2010年(35) | 43 | 2.86 | 1勝2敗13S6H | 44.0 | 55 | $4,000,000 |
2011年(36)TEX〜 | 65 | 2.35 | 2勝3敗22H | 65.0 | 85 | $4,250,000 |
2012年(37) | 37 | 1.75 | 0勝0敗1S7H | 36.0 | 43 | $4,250,000 |
2013年(38)BOS〜 | 73 | 1.09 | 4勝1敗21S13H | 74.1 | 101 | $5,000,000 |
2014年(39) | 64 | 2.52 | 6勝5敗26S1H | 64.1 | 80 | $9,000,000 |
2015年(40) | 43 | 2.23 | 2勝4敗25S | 40.1 | 47 | $9,000,000 |
NPB:10年 | 276 | 3.01 | 112勝62敗33S9H | 1549.0 | 1376 | |
MLB:7年 | 337 | 2.42 | 17勝19敗86S49H | 390.2 | 459 |
*NPBタイトル
最多勝:2回 (1999年、2002年)
最優秀防御率:2回 (1999年、2004年)
最多奪三振:2回 (1999年、2003年)
最高勝率:3回 (1999年、2002年、2004年)
*MLBタイトル
リーグチャンピオンシップシリーズMVP:1回 (2013年)
上原浩治投手は1975年4月3日生まれで、大阪府寝屋川市出身です。
激戦区の大阪府では強豪校である東海大仰星高に進学し、
野球部に所属しますが、そのほとんどが控え投手で出番はなく、
特に注目されることもなく3年間を過ごしました。
体育の教師になることを夢見て大阪体育大を受けますが、
現役合格はならず浪人生活を余儀なくされました。
予備校に通いながら、アルバイトやトレーニングを行い、翌年には見事に合格。
大阪体育大が属する阪神大学リーグで4年間で通算36勝をマークし、
一躍ドラフトの目玉となったのです。
大阪体育大時代の投手成績
阪神大学リーグ優勝回数 | 通算5回(1年春、2年春秋、3年秋、4年春) |
投手勝敗 | 36勝4敗 |
タイトル | 最優秀投手賞4回、特別賞2回 |
※通算36勝と完封13はリーグ記録。
実は常に日の当たる場所にいたわけではなく、目立たず辛い時期を乗り越えてきた…
これが上原浩治投手の代名詞である「雑草魂」と呼ばれた所以なのです。
巨人に入団するやいなや、いきなり20勝を挙げて、投手のタイトルを総なめにしました。
巨人では10年間プレーし、通算112勝をマーク。
2007年には守護神に転向し、32セーブを挙げたこともありました。
大リーグに移籍した当初は先発が主な役割でしたが、
思った結果を残すことができないままでした。
しかし、中継ぎに転向してからは、徐々に大リーグでも結果を残すようになり、
2013年には4勝1敗21セーブ、防御率1.09という抜群の結果を残しました。
特に8月から9月にかけて、37人連続アウトという抜群の安定感を誇ったこともあり、
その年のワールドシリーズの胴上げ投手になったのも記憶に新しいエピソードでしょう。
40代現役メジャーリーガー鉄人上原の評価は?
そんな上原浩治投手ももう41歳。
大学時代にはMAX153キロだったストレートも、今では140キロ代前半。
しかし、微妙にボールを動かして、相手打者を抑える技巧的な投球で、
その投球には円熟味を増すとともに、輝きは衰えていません。
今季もレッドソックスの中継ぎとして、すでに20試合以上に登板し、
中継ぎとして活躍しています。
毎年、安定した投球を見せており、メジャーリーグでも評価は上々で、
40代に入っても、ますます光輝く投球を見せてくれるのではないでしょうか。