中日は今年、チームの成績が低迷したこともあり立て直しが急務です。
2016年 セ・リーグ順位 – 試合数 143試合 –
チーム | 勝 | 負 | 引 | 勝率 | 勝差 | 得点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 広島 | 89 | 52 | 2 | .631 | – | 684 | 153 | 118 | .272 |
2位 | 巨人 | 71 | 69 | 3 | .507 | 17.5 | 519 | 128 | 62 | .251 |
3位 | DeNA | 69 | 71 | 3 | .493 | 2.0 | 572 | 140 | 67 | .249 |
4位 | 阪神 | 64 | 76 | 3 | .457 | 5.0 | 506 | 90 | 59 | .245 |
5位 | ヤクルト | 64 | 78 | 1 | .451 | 1.0 | 594 | 113 | 82 | .256 |
6位 | 中日 | 58 | 82 | 3 | .414 | 5.0 | 500 | 89 | 60 | .245 |
その中で新戦力として加入した選手には必然的に期待が集まります。
特にドラフト2位で獲得した京田陽太選手は即戦力野手の一人として期待されていますね!
そこで今回は中日ドラ2・京田陽太選手についてご紹介させていただきましょう!
京田陽太の経歴・生い立ち
京田 陽太(きょうだ ようた) -中日ドラゴンズ (2017 – )
生年月日 | 1994年4月20日(22歳) |
出身地 | 石川県能美市出身 |
身長 | 184cm |
体重 | 80kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投左打 |
プロ入り | 日本大〜2017年 中日ドラフト2位 |
備考 | 遠投100m 50m5秒9 |
青森山田高校時代
京田陽太選手は石川県の出身でスポーツの名門校として知られている青森山田高校に入学。
一年時から遊撃手のレギュラーに定着し、打撃・守備共に優れた好選手として注目を集めていました。
高校時代には現阪神、光星学院の北条史也選手とともに青森の大型遊撃手として注目され、ポジションが同じであったことから、常に比べられ続けていました。
北條選手も「(京田は)1年からレギュラーで、ライバルと思ってみていた。負けたくない」と語っています。
北條 史也(ほうじょう ふみや)-阪神タイガース (2013 – )
生年月日 | 1994年7月29日(22歳) |
出身地 | 大阪府堺市南区 |
身長 | 177cm |
体重 | 76kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 光星学院〜2012年 阪神ドラフト2位 |
第94回選手権青森大会(2012年)青森山田・京田選手3年生時
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
二回戦 | 南部工 | ○ | (6回コールド)11-0 |
三回戦 | 光星学院 | ● | 6-8 |
ライバル北条選手の光星学院戦では3年間で6連敗しましたが3試合で15打数7安打1打点の好成績を残しています。
来季2017年から「中日・京田」と「阪神・北条」のライバル関係は、プロ入り後も注目です!
日本大学時代
京田選手はプロ志望届を提出せず日本大学へ進学、1年春から2部リーグ戦に出場。
その後、3年時には4番を務め、ベストナインにも選ばれるなど活躍。
日本大学時代 打撃成績
年度 | 試合 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
13春~15春(2部) | 59 | .291 | 223/65 | 1 | 28 | 16 |
15秋~16秋(1部) | 39 | .285 | 158/45 | 0 | 22 | 21 |
日米野球選手権大会にも出場。
国際大会 打撃成績
年度 | 試合 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
16日米 | 5 | .182 | 11/2 | 0 | 3 | 0 |
2016年ドラフト会議
着実に実績を積み上げていき、2016年のドラフト2位で中日に入団しています。
▲ 左)父親の和英さん、(右)母親の太住子さん
ドラフト指名選手
1位 | 柳 裕也 | 投手 | 明治大学 |
2位 | 京田 陽太 | 内野手 | 日本大学 |
3位 | 石垣 雅海 | 内野手 | 酒田南高 |
4位 | 笠原 祥太郎 | 投手 | 新潟医療福祉大学 |
5位 | 藤嶋 健人 | 投手 | 東邦高 |
6位 | 丸山 泰資 | 投手 | 東海大学 |
▲ 契約金8500万円、年俸1200万円
京田陽太選手には、スター性がある!?
京田陽太選手の評価が高い理由は走・攻・守の3拍子が揃っているバランスの良さが挙げられます。
中でも守備力に対する評価が高いのが特徴ですね!
プロだけでなくアマチュアでもそうでしょうが、起用する側からしてみれば、守備が上手いと監督も安心して起用できる部分があります。
実際、中日という球団は守備力で守り勝つ野球をここ数年、続けてきています。
京田選手はまさにチームカラーに合致している選手と言えるのではないでしょうか?
今のところ、中日首脳陣からの京田選手個人に対する評価は口にされていませんが、中日のスカウト曰く、
「スター要素がある」
「鍛えれば長打力も付く」
「いずれは3番が理想」
などの評価を得ています!
守備だけではなく、打撃について大きな期待が寄せられているのもポイントですね!
中日のレギュラーになれるか?
メディアでも紹介されていますが、ショートのポジションは堂上直倫選手が現在レギュラーを張っている状態です。
堂上 直倫(どのうえ なおみち) -中日ドラゴンズ (2007 – )
生年月日 | 1988年9月23日(28歳) |
出身地 | 愛知県春日井市 |
身長 | 184cm |
体重 | 82kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 愛工大名電高〜2006年 中日高校生ドラフト1巡目 |
2016年成績 | 試131 率.254(456打数116安打)本6 点46 盗1 |
ポジションが空いているわけではありません!
むしろ厳しい状態だとも言えるのかもしれませんが、堂上選手も守備の良さが光る同タイプ。
堂上選手の打撃面を見る限りではまだまだ不動のレギュラーとは言えない状態ですから京田選手にもチャンスは十分にあると見ていいと思います。
何より、堂上選手は遊撃手のみでなく、二塁手や三塁手としても起用できるだけに京田選手が遊撃手のレギュラーを獲得できれば、結果的に他のポジションも埋まるという考え方もできますね。
またチームとしての層の厚さにも繋がりますよね!
中日ドラゴンズ打線 (2016年度)
1番 | 大島 洋平 | センター | 試143 率.292(599打数175安打)本3 点27 盗26 |
2番 | 荒木 雅博 | セカンド | 試93 率.246(289打数71安打)本1 点16 盗13 |
3番 | 平田 良介 | ライト | 試118 率.248(416打数103安打)本14 点73 盗4 |
4番 | ビシエド | ファースト | 試119 率.274(416打数114安打)本22 点68 盗1 |
5番 | ナニータ | レフト | 試92 率.299(319打数91安打)本8 点35 盗0 |
6番 | 福田 永将 | サード | 試89 率.267(270打数72安打)本10 点37 盗0 |
7番 | 堂上 直倫 | ショート | 試131 率.254(456打数116安打)本6 点46 盗1 |
8番 | 杉山 翔大 | キャッチャー | 試104 率.260(269打数70安打)本3 点27 盗1 |
9番 | 大野 雄大 | ピッチャー | 登19 防3.54(7勝10敗)投129.2 振85 |
まとめ
以上、中日の京田陽太選手についてでした。
まだプロ入りしたといってもスタートラインに立っただけ。
レギュラー云々を語るのは難しい面もあるのですが、それでもチーム状況を踏まえるとすぐにでも即戦力になってほしいというのも事実でしょう!
得点力不足が主な課題として残る中日ドラゴンズ。
中日チーム打撃成績 – (2016)
打率 | 本塁打 | 得点 | 盗塁 |
---|---|---|---|
.245(セリーグ5位) | 89(セリーグ6位) | 500(セリーグ6位) | 60(セリーグ5位) |
チーム全体が大幅に打撃向上を求めるのは難しいのも確かな事ですが、まずは選手層の薄さをカバーすることが求められます。
その意味でも京田選手にかかる期待は大きいと思います!