1月26日、オリックスの新助っ人3人が入団会見。
中でも注目は右腕のエリック・コーディエ投手。
メジャー在籍時から160キロ超の速球派で知られた右腕は「過去には103マイルを記録したことがある。昨年も100マイルを何度か投げたよ」と、08年巨人クルーン、15年日本ハム大谷の日本最速162キロを軽く超える165・7キロの驚きの球速を明かした。
果たして本当なのか!!???
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160128-00000013-nkgendai-base
本当だとすれば、「日本最速」に躍り出るが!?
昨季のオリックスは佐藤達也投手が13セーブ、平野佳寿投手が12セーブをマークしましたが、確固たる守護神の不在がチームの成績にも影響を及ぼしました。
そんな守護神不在の課題を解消するために、守護神候補となる新助っ人を獲得しました。大リーグのフロリダ・マーリンズではイチロー選手とも同僚だったエリック・コーディエ投手で、191センチの長身から、自身では最速166キロを投げ込むと語る剛速球投手です。
大リーグでの経験は通算で15試合と、けして豊富ではないものの、3Aでは2015年に9セーブをマークしています。投球イニング数を上回る奪三振数を記録するなど、三振を奪える速球が大きな魅力である投手で、MAX166キロの速球が本当ならば、日本最速記録を大きく上回ることになります。
今までの日本最速はクルーン(元巨人)や日本ハムの大谷
かつてのプロ野球では球速160キロは数多くの投手がこじ開けられなかった大きな壁でした。
しかし、2005年7月19日、当時横浜ベイスターズに在籍していたマーク・クルーン投手が甲子園球場での阪神戦で160キロの最速記録を打ちたてました。初めて日本のプロ野球で160キロを叩きだした瞬間でした。
現在の日本最速は2008年に同じくクルーン投手が記録した162キロとなっています。
そして、その記録に北海道日本ハム・大谷投手が2014年に並びました。岩手・花巻東高校時代に160キロを出して一躍話題になり、プロ野球では二刀流でも注目される大谷投手は、高校時代からさらに進化を見せています。
過去に“球速詐欺”
外国人選手は活躍出来るかどうか、ふたを開けてみるまで分からないと言われています。
前評判ではものすごい剛速球の持ち主と言われていても、実際は事前に聞いていた球速より下回っていた…球速詐欺とも揶揄されたりしますが、良く見受けられます。
2014年から2シーズン、東北楽天に在籍したライナー・クルーズ投手は、前評判では164キロの速球を投げるとされていましたが、日本では159キロが最速でした。
中には2006年から6年間、埼玉西武に在籍していたアレックス・グラマン投手はストレートは150キロを超えるとされながら、実際は140キロ台が精一杯…そんなケースもありました。
アメリカとはマウンドの傾斜やボールの質、スピードガンの性能など違いがあるため、前評判と球速が違うというのは珍しいことではないのです。
まとめ
166キロのストレートを投げるとされるコーディエ投手は果たしてどうでしょう。
オリックスの球団内部からも「出るわけない」と言われているようですが…。ただ、もし出せたら、日本最速記録を大きく上回ります。
そう考えると、夢がある話かもしれません。
いずれにせよ、ストレートが速いだけでは相手は抑えられないのは言うまでもありません。