このオフに阪神は6年間にわたってチームの中心選手としてプレーし、
2014年には首位打者も獲得したマートン選手、
2年間、チームの守護神として通算80セーブ、
2年連続でセーブ王を獲得した呉昇桓投手が
チームを去りました。
チームの投打の軸を担った選手がいなくなる反面、
2014年には最多勝を飾った7年目のシーズンを迎えるメッセンジャー投手、
2014年に打点王に輝いた3年目のゴメス選手は今季も阪神でプレーします。
彼らに3人の新助っ人とペレス外野手を加えた助っ人6人体制となります。
果たして2016年注目の新助っ人は戦力となれるか、チェックしてみましょう。
マテオ投手(31歳)
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/
2016シーズン活躍度 B
メジャー通算成績 試合数 70 投球回数 71.2 防御率 4.65 勝 負 2勝4敗 奪三振 83
阪神は1月7日、前パドレスのマルコス・マテオ投手(31)=188センチ、107キロ、右投げ右打ち=との契約が成立したと発表した。米イリノイ州シカゴ市 内で昨年12月22日(現地時間)に既に契約締結していたが、この日(現地時間1月6日)にウエーバー手続きが完了したことで阪神との選手契約が成立し た。1年契約で年俸7500万円(金額は推定)。背番号は38に決まった。
マテオは球団を通じてコメントを発表。「タイガースの一員になれたことを誇りに思います。多くのドミニカ共和国出身選手が日本でプレーしているので、以 前から日本でのプレーに興味を持っていました。同郷のゴメス選手らとともにプレーできるので、大変楽しみにしています。(金本)監督から任される仕事を きっちりこなせるようにベストを尽くします。応援よろしくお願いします」と日本のファンへメッセージを送った。
マテオはメジャー通算70試合に登板して2勝4敗、防御率4・65。昨季はパドレスで1勝1敗、防御率4・00だった。阪神では抑え候補で、退団した呉昇桓に代わる活躍が期待される。
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/
守護神だった呉昇桓投手の抜けた穴を埋めるべく獲得された投手です。
MAX157キロのストレートはツーシームやフォーシームを利用して、
微妙に動かすことで、相手を打ち取ります。
大リーグ経験は少ないものの、3Aでは高い奪三振率を誇り、
コントロールも比較的安定しています。
スライダーも大きな武器の投手です。確かに期待はできる投手ですが、
呉昇桓投手の後釜という点では同じくらいの成績が
残せるかといえば未知数な部分も多く、期待度はBとなるでしょう。
ドリス投手(28歳)
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/
2016シーズン活躍度 C
メジャー通算成績 試合数 40 投球回数 44.1 防御率 5.48 勝 負 2勝4敗4セーブ4ホールド 奪三振 25
阪神は18日、ラファエル・ドリス投手(28=前タイガース傘下3Aトレド)との契約が合意したと発表した。背番号は「98」で外国人選手が同番号を背負うのは、球団史上初めてだ。
ドリスは球団を通じ、「有名な阪神タイガースでプレーできることに、とても興奮しています。素晴らしい監督、コーチ、スタッフの皆様から多くの事を学べると思っており、楽しみにしています。チームに貢献できるように頑張ります」とコメントした。
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/
マテオ投手とともに守護神候補として期待される投手で、
193センチの長身からMAX158キロの剛速球を投げ込みます。
2013年を最後に大リーグの経験はなく、昨季はタイガース3Aで過ごしました。
確かにスピードのあるストレートは魅力ですが、
意外と三振が奪えず、コントロールもアバウトな側面があります。
あ
くまでもドリス投手の保険的な要素が強いように感じます。
パワーで押しても、日本の打者には見極められそうなので、期待度はCとします。
ヘイグ内野手(31歳)
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/
2016シーズン活躍度 B
メジャー通算の打撃成績 試合数 43 打数/安打 84/19 打 率 .226 出塁率 .286 本塁打 0 打 点 7 盗 塁 1 三 振 19
■阪神・ヘイグ広角、実戦向き マートンの穴埋められるか
3度の最多安打に輝いたマートンに代わる主軸候補として加入した阪神の新外国人選手、マット・ヘイグが、キャンプ初の紅白戦で結果を残した。右左に打ち分けて2安打。シート打撃では快音がなかったが、改めて実戦向きであることを示した。
昨季の米3Aバファローで3割3分8厘の高打率をマーク。大砲タイプというよりも、マートンのような中距離砲のアベレージヒッターとして期待された。だが、第2クールの実戦打撃では芳しくない内容が続いた。本人は「結果を気にする時期ではない。日本の投手になれる時期」と、マイペースを貫いていたが「右肩が沈み込む典型的な外国人のタイミングの取り方。苦労するかも」と不安視する球団関係者も出始めていた。転換点は第2クール最終日。オマリー打撃コーチ補佐を打撃投手に初めての特打を行い、59スイングで19本を柵越えすると、シート打撃ではセンター方向 へライナー性の打球を飛ばしシュアな打撃の一端をみせた。11日の紅白戦では三回に1死二、三塁から右方向への流し打ちで2点適時打。続く六回の打席では 左前打を放った。「ホームラン打者ではないので、彼にはああいうもの(広角打法)を求めている」と片岡打撃コーチ。ヘイグも「タイミングは徐々に良くなっている。打席で の勘が戻ってきた」と手応えを口にする。マートンの抜けた大きな穴をヘイグが埋めてみせるか。実戦がはじまるここからの働きぶりが注目だ。(大宮健司)
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/
大リーグ経験は少ないながらも、マイナーでは通算打率が3割を越え、
パンチ力よりもむしろシュアな打撃が持ち味と言えます。
変化球が多い日本の野球では、このような技巧的で三振が少ないタイプの方が
活躍できる可能性は高い傾向にあります。
その点では昨季で退団したマートン選手とタイプとしては近く、
やはり穴を埋めるにはふさわしい選手と言えます。
サードを中心に守る選手であり、
シュアな打撃で早い段階で日本野球に適応できるかどうかが注目されます。
まとめ
助っ人は6人体制で臨む今季の阪神ですが、
ひとまず投手は先発のメッセンジャー投手と
守護神候補のドリス投手、野手は4番候補のゴメス選手と
新助っ人のヘイグ選手の4選手が中心となるでしょう。
新助っ人が日本で高い実績を残したマートン選手や
呉昇桓投手の穴を埋められるかが、チームの成績も左右しそうです。