出典:http://blog.livedoor.jp/
若手を積極的に起用している金本知憲新監督が率いる阪神。
今まで、2軍での生活が続いていた選手にも光が当てられ、
次から次へとプロ初出場を果たす選手が出ています。
彼らの中で一際輝きを放っているのが、
7年目のシーズンを迎えた原口文仁捕手です。
強打の捕手として期待されながらも、途中、育成契約になるなど、
そのプロ野球人生は紆余曲折がありました。
しかし、2016年、阪神2軍の掛布監督からの推薦もあり、
1軍に抜擢された原口捕手は
5月だけで打率.380、5本塁打、17打点で月間MVPを受賞したのです。
育成経験のある野手では初めての快挙となりました。
2015年5月「月間MVP」
受賞 | 選手 | 球団 | 本塁打 | 回数 |
セ 投手 | 石田健大 | DeNA | 4試合 4勝0敗 防御率0.33 | 初 |
セ 野手 | 原口文仁 | 阪神 | 24試合 打率.380 5本塁打 17打点 | 初 |
パ 投手 | サファテ | ソフトバンク | 16試合 0勝1敗12セーブ 防御率1.69 | 初 |
パ 野手 | レアード | 日本ハム | 23試合 打率.326 12本塁打 21打点 | 初 |
そんな原口選手は阪神でレギュラーを獲得できるのか…
原口選手の経歴、今後の将来像にも迫ってみましょう。
阪神原口文仁捕手プロフィール紹介
原口 文仁(はらぐち ふみひと)
生年月日 | 1992年3月3日(24歳) |
出身地 | 埼玉県大里郡寄居町 |
身長 | 182cm |
体重 | 86kg |
ポジション | 捕手 |
投打 | 右投右打 |
1992年3月3日、埼玉県寄居町出身の原口捕手が野球を始めたのは小学4年のとき。
一時は内野手をしていたようで、
本格的の捕手としてプレーするようになったのは帝京高2年のときでした。
その頃から強豪・帝京高の正捕手に抜擢され、
当時からパワフルな打撃と遠投105mという抜群の強肩が大きな魅力でした。
高校時代は東京都内にある帝京高まで片道2時間の通学でしたが、
それでも自宅に帰ればお父さんが作ったゲージで夜遅くまで練習していたようで、
これが今のパワフルな打撃にもつながっているのでしょう。
強肩強打の捕手としてプロからも注目され、
2009年のドラフト6位で阪神に入団しました。
その後の原口捕手の野球人生は支配下登録と育成契約の繰り返しでした。
腰の故障、死球による骨折…紆余曲折があり、
3年連続で育成契約という下積みの時代も長くありました。
しかし、それでも阪神が原口捕手を見限らなかったのは、
今日だけパワフルな打撃と捕手としての素質に魅力を感じていたからでしょう。
そして2016年、開幕後の4月27日、念願の支配下登録再復帰を果たすと、
1軍に初昇格を果たし、5月には月間MVPを獲得するなど、
まさにシンデレラストーリー。
私生活では彼女の噂…は特にありませんが、
選手としての能力がついに1軍で開花し、これからが注目される捕手となっています。
熾烈な阪神の正捕手争いの中、レギュラー獲得出来るか!?
阪神タイガース捕手
No. | 選手 | 年数 | 身長 | 体重 | 投打 | 年俸 |
12 | 坂本誠志郎(22) | 1 | 176 | 78 | 右右 | 1200万 |
39 | 小宮山慎二(30) | 13 | 178 | 86 | 右右 | 1200万 |
40 | 鶴岡一成(39) | 21 | 184 | 85 | 右右 | 4200万 |
44 | 梅野隆太郎(24) | 3 | 173 | 74 | 右右 | 1500万 |
45 | 清水誉(32) | 10 | 178 | 77 | 右右 | 1150万 |
52 | 小豆畑眞也(27) | 4 | 181 | 78 | 右右 | 700万 |
57 | 岡﨑太一(32) | 12 | 180 | 83 | 右右 | 850万 |
94 | 原口文仁(24) | 7 | 182 | 86 | 右右 | 400万 |
阪神の正捕手争いは熾烈なものとなっています。
プロ21年目の鶴岡一成選手を筆頭に、支配下登録されているのは8選手。
今季はプロ12年目の岡崎太一選手が打撃でもアピールし、
一時は正捕手に最も近い存在となりましたが、
今では打撃力と強肩で原口選手が正捕手に定着しています。
元々、大リーグでも活躍した城島健司選手に匹敵するくらいの
素質があると期待されていた原口選手。
今ではスタメンで5番打者を任されることもあるほど、
打撃力ではチームの中心的存在にもなっています。
ただ守備面では内野との連係がうまく取れずに、
平凡なフライを落球してしまうこともあるなど、課題も多いのが現状。
守備面のマイナスを打撃で補っているがゆえにスタメン起用が続いています。
守備、リード面がどこまで成長するか、
それがレギュラー獲得を実現できる1つのカギとなるでしょう。
長らく、阪神では自前の捕手を育て切れていないだけに
待望の生え抜き捕手誕生なるかが注目されます。