東北 (宮城) |
1
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ー |
7
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横浜 (神奈川) |
第8日 8月14日(日)二回戦 15:30〜
履正社 (大阪) |
5
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ー |
1
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横浜 (神奈川) |
今年の夏の甲子園は初戦から強豪同士の激突となりました!
甲子園の常連であり、優勝候補の一角である横浜と強豪として知られる東北、組み合わせとしては非常に面白い好カードとなっていますね!
そこで今回は、「横浜と東北、どちらが有利なのか?」をそれぞれのチームごとに見ていきたいと思います!
横浜の初戦東北!両校の甲子園での実績は?
まず、両校の甲子園での実績についてですが、横浜は春夏連覇を含み、5度の全国制覇の経験があるまさに名門中の名門です。
それだけに選手も自信を持って臨むことができると思いますね。
一方、東北についてですが、こちらも甲子園優勝経験こそありませんが、決勝まで勝ち進んだこともある実績は決して侮れません!
準決勝に3度進んでいる経験があるというのも実績としては十分でしょう。
ただ、実績で比較すると横浜が有利なのも確かだと思います。
横浜高校(神奈川県) 3年ぶり16度目
監督 | 平田徹 |
部員数 | 80名 |
所在地 | 神奈川県横浜市金沢区能見台通46-1 |
チーム打率 県予選 | .364 |
総得点 県予選 | 65 |
総失点 県予選 | 10 |
横浜高校 甲子園通算成績
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 15回 | 23勝12敗 | 3 | 1 | 0 |
夏の選手権 | 16回 | 33勝14敗 | 2 | 0 | 3 |
甲子園通算 | 31回 | 56勝26敗 | 5 | 1 | 3 |
横浜高校出場メンバー
背番号 | 選手 | 学年 | 身長・体重 | 打投 |
1 | 藤平 尚真 | 3年 | 185・83 | 右右 |
2 | 徳田 優大 | 3年 | 175・70 | 右右 |
3 | 申 晟守 | 3年 | 182・83 | 右右 |
4 | 戸堀 敦矢 | 3年 | 183・78 | 右右 |
5 主将 | 公家 響 | 3年 | 179・79 | 右右 |
6 | 遠藤 駆 | 3年 | 172・62 | 右右 |
7 | 村田 雄大 | 3年 | 185・85 | 左左 |
8 | 増田 珠 | 2年 | 180・79 | 右右 |
9 | 松井 雄太 | 3年 | 180・77 | 右左 |
10 | 石川 達也 | 3年 | 178・72 | 左右 |
11 | 臼井 健雄 | 3年 | 180・75 | 右右 |
12 | 福永 奨 | 2年 | 177・78 | 右右 |
13 | 万波 中正 | 1年 | 190・92 | 右右 |
14 | 斉藤 大輝 | 1年 | 177・70 | 右右 |
15 | 長南 有航 | 1年 | 183・77 | 右左 |
16 | 渡辺 翔 | 2年 | 170・68 | 右左 |
17 | 角田 康生 | 1年 | 174・75 | 右右 |
18 | 今川 知彦 | 3年 | 171・68 | 右右 |
東北高校 (宮城県)7年ぶり22度目
監督 | 我妻敏 |
部員数 | 101名 |
所在地 | 宮城県仙台市泉区館7-101-1 |
チーム打率 県予選 | .387 |
総得点 県予選 | 38 |
総失点 県予選 | 11 |
東北高校 甲子園通算成績
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 19回 | 14勝19敗 | 0 | 0 | 1 |
夏の選手権 | 22回 | 28勝21敗 | 0 | 1 | 1 |
甲子園通算 | 41回 | 42勝40敗 | 0 | 1 | 2 |
横浜高校の注目選手は?
横浜の注目選手は何と言っても高校生No.1右腕と呼ばれる藤平尚真投手でしょう!
恵まれた体格から繰り出す150kmを超えるストレートと一級品と言われるスライダーを
中心としたピッチングは相手を圧倒するに十分な威力を誇ります。
プロからの評価が高く、ドラフト1位候補としても注目を集めていますね。
打線ではU15日本代表で4番を務めたこともある2年生の増田珠選手や1年生ですが、横浜スタジアムのバックスクリーンに放り込んだ圧巻のパワーを持つ万波中正選手など、投手、野手共にレベルの高い選手が多いのが今年の横浜高校の特徴です。
増田 珠(ますだ しゅう)
出身校 | 横浜(神奈川県) |
出身地 | 長崎県長崎市 |
身長 | 178cm |
体重 | 79kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投右打 |
備考 | 左右に長打を飛ばす右の中距離打者 |
神奈川予選打者成績
試合数 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7試合 | 25 | 11 | 3 | 8 | 6 | 1 | .440 |
万波 中正(まんなみ ちゅうせい)
出身校 | 横浜(神奈川県) |
出身地 | 東京都練馬区 |
身長 | 190cm |
体重 | 92kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投右打 |
備考 | 遠投105m 50m6秒5 |
神奈川予選打者成績
試合数 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2試合 | 6 | 4 | 1 | 1 | 0 | 0 | .667 |
東北高校の注目選手は?
一方、東北高校の注目選手についてですが、投手では3年の渡辺法聖選手ですね!
投手は投げる際に準備動作となるテイクバックを行ってから放るのが一般的ですが、渡辺投手はこのテイクバックをなくした「テイクバックゼロ投法」という独特の投げ方をしています。
ストレートの速さはMAX139kmと決して早くはありませんが、テイクバックを無くしたことによってタイミングが取り辛く、打者から見ると非常に厄介な存在と言っていいでしょう!
プロでも一部の選手に見られることですが、如何にして相手のタイミングをずらすかは打者と対するときに重要な要素の一つであり、実践のためには高い技術を必要としますから、センスに優れた選手と言っていいのではないでしょうか?
渡辺 法聖(わたなべ ほうせい)
出身校 | 東北高(宮城県) |
出身地 | 宮城県 |
身長 | 179cm |
体重 | 82kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 左投左打 |
球速 | MAX139km |
また、打者では1年の杉沢龍選手と2年の植木利久選手の2人が注目選手ですね!
杉沢選手は打率こそ物足りない数字ですが、足が非常に早く、50mを6.2秒で駆けるとも言われています。
植木選手は4番を任されている選手で左右に強い打球を打てるタイプのバッターであり、豪快さとコンパクトさを併せ持つ器用さも光っていますね。
植木 利久(うえき としひさ)
出身校 | 東北高(宮城県) |
出身地 | 宮城県石巻市 |
身長 | 178cm |
体重 | 85kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投右打 |
球速 | 豪快かつコンパクトなスイングも出来る東北高校の4番打者 |
プロ注目右腕!横浜藤平投手の出来は?
この試合を大きく左右するのは間違いなく、藤平投手の出来にかかっています。
藤平投手は6月22日に慶応大2軍との練習試合で150kmを超えるストレートを披露する等、調子は上向きと言っていいですね!
また、この試合で完投していることから、体調の面でも心配は無いようです。
甲子園でも活躍を期待していいと思いますよ!
藤平 尚真(ふじひら しょうま)
出身校 | 横浜高(神奈川県) |
出身地 | 千葉県富津市 |
身長 | 185cm |
体重 | 83kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
球速 | MAX152km |
球種 | スライダー・フォーク・カーブ |
神奈川県予選投手成績
試合数 | 投球回数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 失点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6試合 | 22.2 | 11 | 30 | 8 | 6 | 2.38 |
第98回高校野球選手権 今大会の甲子園投手成績 防御率0.69
対戦校・回戦 | 投球回数 | 被安打 | 奪三振数 | 与四死球数 | 自責点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
○東北 | 1回戦 | 6.2 | 6 | 13 | 1 | 1 |
●履正社 | 2回戦 | 6.1 | 4 | 7 | 4 | 0 |
通算 | 2試合 | 13.0 | 10 | 20 | 5 | 1 |
まとめ
以上、「横浜対東北戦どちらが有利?」についてでした。
やってみないとわからない部分はあるのですが、藤平投手の調子が良さそうなのを踏まえると横浜が有利と見るのが妥当でしょうか。
全体的なバランスの良さや戦力的に見ても東北の方が苦しいように思えますね。
しかし、東北も渡辺投手の様にそれぞれの持ち味を生かしている選手が多いですから、上手くはまれば面白い展開になるかもしれません。
チームカラーが異なる両チームだけにその辺りも楽しめる要素の一つになってくるかと思いますよ!