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プロ注目の右腕・金久保優斗投手がエースを務める千葉・東海大市原望洋高校。
7年ぶり2回目の選抜出場を決めました。
春夏通じて3度目となる甲子園ですが、まだ勝利はありません。
果たして3度目の正直で甲子園初勝利なるか?
そして注目右腕の金久保投手はどのような活躍を見せるでしょうか。
2017年・東海大市原望洋(いちはらぼうよう)高校の実績は?
東海大市原望洋高校は過去に春・夏ともに1度ずつ甲子園の舞台に立っています。
最近では2014年の夏の高校野球に出場しましたが、2回戦で熊本・城北高校に終盤、逆転を許し、初戦敗退となりました。
選抜出場は2010年以来、7年ぶりとなりますが、当時は初戦で強豪・大阪桐蔭高校と対戦し、2対9の完敗。
▲ 2010年選抜・2-9で大阪桐蔭に敗戦。全国のレベルの高さも痛感させられた。
その為、今回の選抜出場で、甲子園初勝利を目指します。
全国大会の戦績 -東海大市原望洋高校(千葉)
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 1回 | 0勝1敗 | 0 | 0 | 0 |
夏の選手権 | 1回 | 0勝1敗 | 0 | 0 | 0 |
甲子園通算 | 2回 | 0勝2敗 | 0 | 0 | 0 |
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秋季千葉大会
そんな東海大市原望洋高校は、秋季千葉大会では1回戦から打線が爆発。
とりわけ試合中盤に集中打で大量得点に結びつける試合も多く、
2回戦の銚子商業高校、
3回戦の幕張総合高校、
準々決勝の千葉英和高校、
準決勝の専大松戸高校と、次々とコールドゲームで撃破しました。
決勝の中央学院高校との試合では金久保投手が2回に先制点を許すも、その後は安定感のある投球。
打線もすぐさま同点に追いつき、着実に得点を積み重ね、4対1で勝利し、千葉大会を制しました。
秋季千葉大会 ( 2016年成績:優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
地区二回戦 | 上総 | ○ | 21-0 |
地区決定戦 | 志学館 | ● | 1-4 |
地区二回戦 | 船橋啓明 | ○ | 13-4 |
地区決定戦 | 旭農 | ○ | 5-1 |
一回戦 | 敬愛学園 | ○ | 5-1 |
二回戦 | 銚子商 | ○ | 11-1 |
三回戦 | 幕張総合 | ○ | 10-0 |
準々決勝 | 千葉英和 | ○ | 8-1 |
準決勝 | 専大松戸 | ○ | 9-1 |
決勝 | 中央学院 | ○ | 4-1 |
秋季関東大会
秋季関東大会に進出しても、初戦から金久保投手の安定感と粘りのあるピッチングが光ります。
打線もしっかり援護し、勝利を積み重ねていきました。
準決勝の群馬・前橋育英高校との試合では3回に5点を奪うビッグイニングを作り、このリードを金久保投手が守りぬきました。
しかし、決勝戦では栃木・作新学院高校を相手に、金久保投手が中盤に3点を失うなど、コントロールにも苦しみ、終始苦しい展開で、そのまま1対5で敗戦し、準優勝となりました。
秋季関東大会 ( 2016年成績:準優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
一回戦 | 石橋(栃木) | ○ | 5-2 |
準々決勝 | 山梨学院(山梨) | ○ | 5-2 |
準決勝 | 前橋育英(群馬) | ○ | 5-3 |
決勝 | 作新学院(栃木) | ● | 1-5 |
東海大市原望洋の戦績 -7年ぶり2回目
チーム成績 | |||
---|---|---|---|
試合数 | 14 | 打 率 | .359 |
勝 利 | 12 | 本塁打 | 3 |
敗 戦 | 2 | 犠打飛 | 34 |
得 点 | 1試合平均 7.4 | 盗 塁 |
33 |
失 点 | 1試合平均 1.9 | 失 策 | 9 |
2017年選抜の注目選手は?
攻守の大黒柱 金久保優斗選手
東海大市原望洋高校の投打にわたる中心は何といっても関東No.1右腕・金久保選手。
身長180cmと体格にも恵まれ、最速147キロのストレートは、この選抜高校野球でも屈指の速球派です。
昨年の秋季千葉大会では1回戦の敬愛学園高校との試合から、関東大会で作新学院高校との対戦を終えるまでの10試合で全て先発。
7試合連続で完投するなど、先発投手としてスタミナも十分です。
金久保 優斗(かなくぼ ゆうと)3年 – 東海大市原望洋:180cm72kg 右投左打 MAX147km
登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
13 | 10 | 0 | 96.2 | 20 | 69 | 82 | 44 | 1.86 |
また打撃でもチームの4番に座ることもあり、秋季大会の準決勝では2安打3打点を挙げ、自らのピッチングを助ける働きを見せました。
打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
46 | 14 | .304 | 14 | 2 |
非常に高い野球センスとピッチャーとしての素質はプロからも注目されています。
金久保投手一色のチームという印象がありますが、通常は外野手であり、控え投手でもあるという重要な役割を担っているのが塚本翼選手です。
塚本 翼(つかもと つばさ)3年 – 東海大市原望洋:173cm75kg 右投左打
打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
38 | 14 | .368 | 14 | 0 |
打撃力も高く、強肩でもあり、東海大市原望洋高校の打線では注目すべき存在でしょう。
東海大市原望洋 主なスタメン(2016年秋季大会成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 宍倉 貫太 | 捕手 | 172/72 | 右投右打 | 3年 | 率.472(36打数17安打) | 0 | 5 |
2番 | 藤本 誠啓 | 遊撃手 | 170/70 | 右投右打 | 3年 | 率.372(43打数16安打) | 0 | 9 |
3番 | 荒川 太一 | 左翼手 | 180/78 | 右投左打 | 3年 | 率.353(51打数18安打) | 0 | 12 |
4番 | 金久保 優斗 | 投手 | 180/72 | 右投左打 | 3年 | 率.304(46打数14安打) | 2 | 14 |
5番 | 大野 太一 | 一塁手 | 170/70 | 右投右打 | 3年 | 率.378(45打数17安打) | 0 | 10 |
6番 | 塚本 翼 | 右翼手 | 173/75 | 右投左打 | 3年 | 率.368(38打数14安打) | 0 | 14 |
7番 | 樋口 圭輔 | 三塁手 | 178/75 | 右投右打 | 3年 | 率.511(47打数24安打) | 1 | 17 |
8番 | 塚越 大貴 | 中翼手 | 171/66 | 右投右打 | 3年 | 率.295(44打数13安打) | 0 | 15 |
9番 | 鯨井 祥敬 | 二塁手 | 171/68 | 右投右打 | 3年 | 率.306(36打数11安打) | 0 | 3 |
まとめ
東海大市原望洋高校は投打の中心にいる金久保投手がチームを引っ張っています。
だからこそ、金久保投手の出来がチームを大きく左右するといっても過言ではありません。
まずは、春夏通算3度目の甲子園で、悲願の初勝利を成し遂げたいところ。
それも金久保投手がどのようなピッチングを見せるかがポイントとなるでしょう。
春は投手力のあるチームが上位にくる傾向があります。
金久保投手というエースがいる東海大市原望洋高校は、意外な台風の目になる可能性もあります。
金久保投手が一冬越えて、どう成長しているかも注目です。
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